第100弾





魔界搭士SaGa


PartG





















「暁のレベンディッカー」ことガードリーダーが目指すのは、遥か天空にあるという伝説の楽園。


これまで必殺のロングソードを武器に、数々の困難を乗り越えてきたガードリーダーだったが・・・
















 


塔に君臨する悪の親玉アシュラを誅殺し、完全勝利目前のところで冒険はふりだしに(汗)


















せっかく苦労して最上階まで行ったのに、また最初からやり直すのは苦痛そのもの。


だがシルクハットの男によれば、「扉の向こうに楽園への新の道がある」という。



ガードリーダー 「やれやれだぜ。だがここまで来たんだ。もう一度のぼってみるしかねえな」













 


こうなったら楽園をこの目に見るまで、トコトン戦うのみである。


たしかにやり直すのはしんどいが、すでに一番の強敵であったアシュラはもういないのだ。


それに我がパーティーの戦力はゲーム開始時から最高の状態にあると言ってよかった。












 


福岡県No.1のレベンディック信奉者ガードリーダーは弱小ながら秘剣・まさむねを装備。


HPや防御力は高くないものの、大胆な戦闘指揮でチームを引っ張る頼れるリーダーになった。









 


我がチームの主力であり、あらゆる武器を使いこなす軍団最強のアタッカー、沙夜香。


ガードリーダーに援兵として派遣されたこの盟友MLの武装親衛隊は、誰よりも美しかった。











 


「福岡県福岡市のコウノトリ」、「闘う最後のギリシャ神話」、「この世の全てを知る男」・・・・


付けられた異名は実に多いがこの男、鮫島幸雄の実力はもはや説明不要であろう。











 


鳳凰すざくを倒すため、遥かサイド3から義勇兵としてやって来た最後の四人目・アクトザク。


近接戦闘は得意ではないが、パーティー唯一のエスパーとして軍団の兵站を支えていた。





















 


プレイ日記史上初となる4人パーティーで戦うロングソード連合は怒涛の快進撃。


道中、再び蘇った四天王がガードリーダーたちの行く手を阻むが、これを一蹴。


ガードリーダー 「鮫島、沙夜香、アクトザク、俺たちは強い!一気に最上階まで駆け上がるぞ!!」















 


もはや偉大なるレベンディックの加護に魅入られた四人を阻む魔物はすべて無に化した。


四天王を再び地獄へ突き落としたガードリーダーはいよいよ最上階へ。


ガードリーダー 「雲がこんなに美しいものだとは思わなかったぜ。お待ちかねの最上階だな」

















この先こそ伝説の楽園なのか・・・・








ガードリーダー、鮫島幸雄、沙夜香、アクトザク。


誰一人として口を開くことなく、四人はただひたすら雲を越え空を駆ける。































最上階。


そこは・・・この世の全てを包む込むような絶対的な「無」だけが永遠に広がっていた。


本当にここが伝説の楽園なのか?


















とにかく周囲を偵察しようとしたそのとき、純白の閃光が四人を包み込む。


一体何がッ!?
























目の前に現れたのは・・・・


これまでガードリーダーに幾度もアドバイスをくれたシルクハットの男だった。


























かみ: やっときましたね。おめでとう!このゲームを勝ち抜いたのは君たちがはじめてです。



ガードリーダー: ゲーム?



かみ: そうです。私が作った壮大なストーリーのゲームです!



アクトザク: どういうことだ?



かみ: 私は平和な世界にあきあきしていました。そこでアシュラをよびだしたのです。



沙夜香: なに考えてんだ!




かみ: アシュラは世界を乱し、おもしろくしてくれました。 


だがそれもつかのまのこと。彼にも退屈してきました。




鮫島幸雄: そこで・・・「ゲーム」‥か?




かみ: そう!そのとおり!私は悪魔を打ち倒すヒーローが欲しかったのです!



















ガードリーダー: なにもかもあんたが書いた筋書きだったわけだ・・・




かみ: なかなか理解が早い。多くのモノたちがヒーローになれずにきえていきました。


死ぬべき運命を背負ったちっぽけな存在が必死に生き抜いていく姿は私さえも感動させるものがありました。


私はこの感動を与えてくれた君たちにお礼がしたい!どんな望みでもかなえてあげましょう!!




アクトザク: おまえのためにここまできたんじゃねえ!



鮫島幸雄: よくもオレたちを・・・みんなをおもちゃにしてくれたな!

















かみ: それがどうかしましたか?すべては私がつくったモノなのです。



ガードリーダー: オレたちはモノじゃない!



かみ: ・・・・・・・。























かみ: 神にケンカを売るとは‥‥。どこまでも楽しいひとたちだ!





















  かみ: これも生きもののサガか‥・





















 かみ: よろしい。死ぬまえに神のちから、とくと目に焼きつけておけ!






























魔界塔士SaGaのラスボスは、すべての創造主であるだった。



















 


相手はこの世の全てをつかさどる神様だが、ガードリーダーとその仲間たちの闘志は揺るぎはしない。


我らロングソード連合の信念はただひとつ、「たとえ正義が相手でも闘う」のみだ。


隊長ガードリーダーの号令のもと、誇り高き長剣志士たちが総攻撃を開始!



ガードリーダー 「神だかなんだか知らねえが相手はたった一人だ。このタコをフクロにしろっ!!

















  


アクトザク 「隊長!うしろをとりました!近づいて仕留めまァす!!


最上階までの道のりで「フレアの書」をすべて使い切ったアクトザクも「サンダーアクス」で果敢に突貫。


史上最強の4人でフルボッコにしてしまえば相手が神であろうとも勝利はこっちのもんである★













 


だが数的優位という自信はほころびを生み、うぬぼれはミスを招くのが世の常。


ラスボス・神には今まで無敵を誇ったガードリーダーのロングソード攻撃は全く通用しなかった。


どうやら神には通常の打撃武器ではほとんどダメージを与えられないようである(汗)













ガードリーダーの動揺を見て取った神はこれまでの沈黙を破り、烈火の如き反撃を開始。


絶大な威力を誇る「フレア」に加え、強力な「神の右手」がロングソード連合を容赦無く痛めつける。


回復担当はアクトザクだが、彼1人では対処不可能な圧倒的攻撃力だった。



ガードリーダー 「た、たかが一人のヤサ男に・・・。こ、これが神の力かッ!」














 


数ターンに及ぶ熾烈な攻防戦が繰り返されたが、火力の差は埋めようが無かった。


神の放つ裁きのいかずちの前に次々と倒れていく戦士たち。


ガードリーダーや鮫島幸雄が討ち死にする中、軍団最強の沙夜香は最後まで敢闘するが・・・・


弾尽き水枯れ、結局ロングソード連合は神の鉄槌によって無残に全滅。

















強力な攻撃力と防御力に加え、HP全回復の「ふっかつ」まで持つ神はやはり最強の敵だった。


まるでガードリーダーたちを飽きた玩具のように見下ろす冷酷なる天上人・神。


散っていた多くの者たちに報いるためにも、この勝負はこのまま負けるわけにはいかない。


こうなったからには手段を選ばす、神に死刑判決を与えねばならない。



















ガードリーダー 「ジワジワと痛めつけてやろうかと思ったが、遊びはもうこれまでだ!!



























正攻法では神を倒せないと判断したガードリーダーはついにあの武器の投入を決意。


それは誰もが知っているエクスカリバー、核爆弾をも越えるSaGa1最強の武器である。















 


その伝説武器の名はチェーンソー・・・・読んで字のごとく電動ノコギリだ。


伝説の武器といっても別に魔力帯びているわけでもない全くの市販品の伐採道具であるw


だがガードリーダーが振りかざしたチェーンソーは神の脳天にクリーンヒットし・・・・





















神はバラバラになった。


















すべての創造主であり最強を誇る神は、たった一撃のチェンソーで瞬殺可能だったのだ。




























最終決戦というにはあっけない結末だったが、この傍若無人な神にはふさわしい死に様であろう。


人々をもて遊んだ慈悲無き神に向かってガードリーダーが告げたのは、この一言だけだった。
























「貴様のツラは二度と見たくない」


























行く手を阻む最後の敵はバラバラにして葬った。


もうここには敵はいない。


ガードリーダー、鮫島幸雄、沙夜香、アクトザクの四人はしばしその場に立ち尽くす。




ガードリーダー 「あまりにも長い戦いだったが、ようやく・・・ようやく終わったか」



















ロングソード連合、楽園の完全占領完了!



最上階を目指し散っていた者、四天王に殺された者、払った犠牲は決して少なくない。


だが誰もが目指した伝説の地はついにガードリーダーのモノになったのである。


ドラクエUでハーゴンを討伐したときも感無量だったが、今回もまた気分は格別である。















 


こうして記念すべきプレイ日記の100回目は見事作戦成功のうちに幕を閉じた。






ロングソード連合結成から11年、HP開設から6年。


時代の流れはあまりに早すぎたが、念願の100弾突破というHPの目標は無事達成された。




















   


これからもガードリーダーも逆らう愚か者は次々と現れるだろうが、もう何も恐れることは無い。


たとえ正義が相手だろうと神々が相手だろうと、砕け散るまで闘うのみである。




この信念を失わない限り、我が人生のすべてであるロングソード連合は永遠に不滅だ。









TOPへ戻る






































































 



アクトザク: やっちまったぜ・・・。



沙夜香: ・・・・・・。



鮫島幸雄: これからどうする?



ガードリーダー: この向こうにも別の世界があるのかな?






















ガードリーダー: ・・・・・・。



アクトザク: 行ってみるか?



鮫島幸雄: 俺はどっちでもいいぜ。



沙夜香: でもこの世界も結構いいとこになったんじゃない?



アクトザク: 言えてる。悪いヤツは全部やっつけたからな!























ガードリーダー: いこう!



鮫島幸雄: どこへだ?



ガードリーダー: ・・・・俺たちの世界へ!


























THE END