第108弾





ドラゴンクエストV


PartG
















 


ありたっけの武器弾薬を装備し、強力な仲間たちを引き連れて最終決戦に挑むガードリーダー。


戦力としては決して万全とはいえない混成旅団のロングソード連合だが、隊員はいずれもツワモノぞろい。


「たとえ正義が相手でも闘う」というその信念があれば、魔王ゾーマなどに負けるはずは無かった。














最後の戦いに賭けるロングソード連合の攻撃は凄まじく、ゾーマの親衛隊を圧倒!


勇猛なモンスターで知られるキングヒドラ、バラモスゾンビの二体を瞬く間に撃殺した。


しかしゾーマにもまだ手駒は残っていた。













ガードリーダーの行く手を阻むべく、あのバラモスと兄弟というバラモスブロスが登場。


バラモスに兄弟がいたとは驚きだが・・・、のこのこ現れてくれたのはむしろ好都合だった。




思わぬ強敵の登場に焦る仲間たちに隊長ガードリーダーの指示が飛ぶ。
















ガードリーダー 「お前らは手を出すな!こいつは俺が殺る!


















ガードリーダーはバラモスに対し不甲斐無い戦いをしたことをずっと恥じていた・・・。


ガードリーダーはバラモスブロス戦では仲間には一切手を出させず、たったひとりでこの強敵と交戦。


その結果は・・・・















面目躍如。言うまでも無くロングソード連合隊長ガードリーダーの圧勝だった。



ガードリーダー 「バラモスの兄弟よ、苦しみながら死んでいけ。地獄でリマが待っている」




















3匹の親衛隊をすべて排除したその先には・・・魔王ゾーマが悠然と待ち構えていた。


このゾーマこそこの世の全てを闇と絶望で覆いつくそうと企む全ての悪の元凶である。

















ゾーマ 「滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。さあ我が腕の中で息絶えるがよい!」



ゲーム史上に残る屈指の大演説を行い、ガードリーダーたちに対して精神的に優位に立とうとするゾーマ。


やはりバラモスとは魔王とてのスケールがまるで違う当代一の傑物である。

















されど我々ロングソード連合も10年以上にわたって発展し続けてきた立派な武装集団だ。


確かにゾーマの戦力は我が方に比べて圧倒的に優位になる。


されどレベンディックをはじめとする誇り高き志士たちに習い、突撃を敢行するのはもはや使命ではなく義務だ。


明日のロングソードの血となり肉となるべく、ガードリーダーはゾーマに対し無謀ともいえる正面攻撃を開始。



ガードリーダー 「もう寝込みを襲うってのは御免だ。全機突撃用意。腹をくくって斬り込もうじゃないか」





一番大切なのは「勝ったどうか」ではなく、「どう戦ったか」だ。


たしかに勝利するのは大事なことだ。


だが男は・・・ロングソード連合隊長は・・・、太った鯉になってならないのだ。



















さあ戦いだ。


ロングソード連合はガードリーダーの号令の下、ラリホーによる睡眠攻撃は行わず正面から攻撃を開始。


支援型の僧侶まで斬り込むという大胆不敵な采配で、ゾーマを一瞬とはいえ動揺させることに成功。


だが闇の衣という異常に高い防御力を身につけたゾーマに対し、この総攻撃は全く効果なしだった。




















ブラックタイガー 「この程度じゃ・・・ATフィールドは破れないんだ・・・」























ガードリーダーも守りの専門家だが、ゾーマの守りの堅さははっきり言って反則のレベル。


現在の戦力では「闇ゾーマ」と呼ばれるこの強力防御状態のゾーマに勝つのは不可能だ。


ならば答えはひとつ、その防御力を奪うまでだ。



















 


ガードリーダー 「ひるむな、泣くな、うろたえるな!天王寺、例のアレを発動させろ!」


天王寺舞 「了解、ガードリーダー隊長!光の玉を起動させますッ!!」
















 


ロングソード連合にもゾーマ殺しの切り札はあった。そう・・・これこそ有名な「光の玉」である。



ガードリーダー 「貴様の鉄壁防御に付き合うヒマは無い。悪いがお前のガラスの靴を砕かせてもらう!」















「光の玉」が発せられたまばゆい光はゾーマを包み込み、その闇の衣を完全に無力化。


見事作戦成功だが、これからがいよいよ本番である。


突如として戦闘テーマ曲は変わり、鉄壁の防御力を失ったゾーマも総攻撃を開始!














強烈な通常攻撃、マヒャド、「凍える吹雪」という三段攻撃を攻撃を誇る最強魔王ゾーマ。


その圧倒的な攻撃力はまさしくラスボスと呼ぶに相応しい。


ガードリーダーはブラックタイガー、地獄の番犬氏の両名に回復を任せ正面から肉弾戦を展開。



ガードリーダー 「退くな!ここで退けば地獄!支えきれば味方の勝ちぞ!!」













「光の玉」の発動によってゾーマの防御力は大きく下がったが、それでも打撃戦で倒すのは至難の技。


それに比べゾーマの強烈な一撃に耐えられるのはガードリーダーと天王寺舞だけだった。


僧侶の防御力の無さを熟知しているゾーマは回復寮兵のブラックタイガー、地獄の番犬氏に集中砲火。










 


ゾーマの集中砲火にさらされた石川県の誇り高き抜刀戦士・地獄の番犬氏は無残に討ち死。


前後して「鮫島幸雄の右腕」と目されしブラックタイガーも絶対零度の吹雪をモロに受けあえなく凍死。











 


さらに突撃戦で威力を発揮したガードリーダーの片腕・天王寺舞が、まさかの戦線離脱。


これぞ悪夢のトリプルプレー。


仲間をすべて失ったガードリーダーは孤立無援・・・、護衛戦力を失った戦艦大和になってしまった。


世紀の大勝負は大魔王ゾーマに軍配が上がったのである。














ガードリーダー 「まだだ!まだ勝負はついていないぞ!俺がここにいる限りはな!」



あきらめたときに死ぬ、それが戦争だ。


なんとガードリーダーは撤収せず、独力でゾーマに突貫を強行!


絶対的に不利な状況であろうとも決して退かない、それがロングソード連合の道なのである。





ガードリーダー 「俺はロングソード連合隊長だ。心中してでもゾーマは沈めてみせる!
















いかに強大な支配力を持っていようも、ゾーマのような邪神に屈服するのは末代まで残る恥辱。


ガードリーダーがこの世で神と認めるものは、レベンディクだけである。


ガードリーダーはHPとMPの回復を行いつつ、最強魔法ギガデイン最後の反撃を開始。
















ガードリーダー意地のギガデイン5連発を浴びたゾーマはついに轟沈。


ゾーマは最後の最後までガードリーダーと真っ向から撃ち合い、絶命した。


多くの犠牲のもと、ロングソード連合のアレフガルド奪還作戦は、今ここに終結したのである・・・。

















ガードリーダーよ・・・・よくぞわしを倒した。


だが光ある限り闇もまたある。


わしには見えるのだ。再び何者かが闇から現れよう・・・。


だがその時はお前は年老いて生きてはいまい。


ふははははははははははっ !!! ぐふっ!


















この世を絶望で覆い尽くそうとした大魔王ゾーマは壮絶な断末魔を上げ消滅した。


そしてゾーマ城は炎と共に崩壊していくのだった。



ガードリーダー 「・・・くそったれめ。だったら俺だって、何度でも現れてやるぜ」

















ゾーマの死と共に闇に閉ざされたアレフガルドの世界に太陽の光が舞い降りた。


これでようやく恐怖と闇に怯えた人々に平和と希望がやってきた。


だが同時にガードリーダーがやってきた「ギアガの大穴」も閉ざされ、アリアハンへの帰還も不可能に。





しかしオルテガの意志を完遂させた今、もうそんなことはどうでもいい。


とてつもなく長かったガードリーダーの戦いはようやく終わったのだ。


何よりも貴重だった仲間をすべて失って・・・。
























ガードリーダー 「ブッラクタイガー、地獄の番犬氏、そして天王寺舞・・・・」






















ガードリーダー 「さらばだ・・・諸君とともに戦えたことを誇りに思う」




SFC版、ドラゴンクストV攻略戦記は見事クリア成功をもって完結


されど孤高の戦士、ロングソード連合隊長に安息の日々は無い。






ガードリーダーの戦いはプレイ日記という戦場で果てしなく続くのみ・・・。






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