第114弾





Jリーグ スーパーサッカー95


PartA
















 


サッカー知識皆無ながら、オリジナルチームを使って天下統一を目指すガードリーダー。


破竹の連勝を遂げた最凶チーム・ロングソード連合の戦いは新たな段階へと向かう。


それは所属メンバー全員が最高の能力を持つチームと難易度MAXで試合するというものだった。



ガードリーダー 「上等上等。たとえ相手が神々でも立ち向かう、それがロングソード連合よ!」
















ロングソード連合と対戦する敵チームは「赤の旅団」と呼ばれるオリジナルチーム。


ロングソード連合同様、寄せ集めのチームだが所属メンバーはいずれも各界を代表する著名人ばかり。


そのうえ能力値は全員が最強のオール5という反則的な強さを誇っている。
















残念ながら我がロングソード連合は他のJリーグ所属チームと比較しても、あきらかに総合力は低い。


今日まではゲーム難易度低さとガードリーダーの特攻サッカーでなんとか勝ってきたが・・・


さすがに今回のケタ外れにハイレベルな挑戦には、チームメイトから反発の声が続出した。










 「無茶です。それにやったとしても何の特にもならない無益な戦いです」



 「その通りです。今度の無意味な挑戦には賛同いたしかねます」



 「私も閣下の案には反対です。彼我戦力差は1対5、いやそれ以上ですよ!」















ガードリーダー 「・・・・・・。」




































ガードリーダー 「うろたえるな小僧ども!!」











よもや忘れたメンバーはいないだろうが、我々のスローガンは「たとえ正義が合いでも闘う」だ。


たしかに今回の相手は強大だ・・・・もしかすると負けるかもしれない。


しかし日本男児として「勝てない勝負はしない」というのは恥ずべきことではないか?


まずは当たって砕けろ、あれこれ言うのは全力を尽くして戦ったあとでよいのだ。





















結局彼ら慎重派の意見はガードリーダーの精神論に潰され、ついにキックオフ。


全身を赤のユニフォームで統一した「赤の旅団」が動き出す。


もう開戦は避けられない・・・・ようやくロングソード連合のメンバー全員が覚悟決めたのだった。



ガードリーダー 「みんな死に物狂いで戦ってこい。心配いらん、ゴールはこのオレが守る!」




















 


ガードリーダー 「ほえっ!?」

























 


開始1分と経たないまま、いきなり先制ゴールを被弾!w


まさに陸のパール・ハーバー・・・・とんでもない奇襲攻撃である(汗)


あまりに一瞬の出来ごとにゴールキーパー・ガードリーダーもなす術が無かった。




















ガードリーダー 「おのれ敵め、こちらが攻撃できないうちに仕掛けてくるとは汚い!構わん、撃て!撃て!」






















 


敵の先制攻撃で目の覚めたロングソード連合は十八番である「特攻サッカー」を展開。


ミズホ・クラゲがボールを前面に出しナカユウ、ビクトリーレオの両エースが果敢に相手を攻め立てる。

















 


さすがに敵の能力含め難易度最高というだけあってなかなかゴールを奪うことは出来ない。


しかしガードリーダー率いるディフェンダー部隊も敵・「赤の旅団」の波状攻撃を巧みに阻止。


特にブラックタイガーと地獄の番犬氏のドラクエV僧侶コンビの活躍は目を見張るものだったw


さて問題はどうやって敵のゴールを割るか、である。







ガードリーダー 「まだ敵の体制も整っていない。ならば奇襲だ。ビクトリーレオ、突っ込め!


















 


相手ゴールキーパー、若林の落としたこぼれ玉にサイバトロン・ビクトリーレオが突貫!


正攻法での得点が難しいと判断したガードリーダーの大胆な奇襲作戦だ。















 


作戦は見事成功、前半の半分を経過しないうちに試合は振り出しへ戻った。


ガードリーダーの采配は守りだけではない・・・攻めも兼ねているのだ。


















 


しかし恐るべきは最強の能力を誇る敵の赤い悪魔たち。


ガードリーダーはディフェンス部隊に必死の防戦を命じるが、さすがに敵の波状攻撃は強烈無比だった。



ガードリーダー 「ええいっ、ルールなど無用だ!遠慮はいらん、アキレス腱を破壊しろ!
















 


ロングソード連合は反則をも省みない特攻スライディングで対抗するが・・・・


怒涛の如き敵の連続シュートをすべて迎撃するのは不可能で次々とゴールを奪われていく。


やはり敵の攻撃力は圧倒的だった。
















 


ロングソード連合はチーム1の技能派、デミトリーが単独でゴールを奪ったが・・・











 


前半は「赤の旅団」の猛攻によって防衛戦は失敗。


結局、前半は2対4で終了するのだった・・・。













 


そして運命を賭けた後半戦がスタート。


当初の計画は前半で大量のリードを奪い、後半は防御重視もしくは和平交渉で逃げ切るものだった。


しかし直面する現実は2点ビハインド。こうなってはもう攻めるしか方法は残っていなかった。



ガードリーダー 「敵の11人も無傷ではないはず。裂帛の気合をもってすれば退けることも可能だ!」













 


ガードリーダーは数正、ナカユウ、天王寺舞、ビクトリーレオら攻撃陣に総攻撃を通達。


ロングソード挺身部隊は全門開放のシュート連続砲撃を敢行するが・・・


敵のSGGK・若林源三が前半の面目躍如と言わんばかりにロングソードの攻撃を完全防御(汗)











 


鉄壁防御を誇る敵の守護神に対し、ロングソードの隊長は完全にザル防御w


一点もやれない状況にも関わらず、敵の華麗なロングシュートによって次々と得点されていく・・・。













さらに後半15分、チームの前線指揮官であったミズホ・クラゲまさかのレッドカード退場!


これによってロングソード連合攻撃陣は機能的な攻撃手段を失った。


これで我が軍は完全に翼をもがれた鳥ならぬ、刃の折れた長剣になってしまった(泣)



















後半戦、特に顕著になったのは両軍選手のスタミナの違いだった。


ロングソード連合はほとんどのメンバーが一般のJリーグ選手に比べてスタミナ不足だった。


対して敵のチームは無論スタミナも最高値で、後半戦でも疲れをまるで知らなかった。













 


チームのキャプテン・ガードリーダーでさえ集中力の切れたプレイでイージーミスを連発。


もはやロングソードの兵にやる気のある者はいなかった。


残念ではあるが・・・この勝負、ここまでである。













  


唯一、群馬参謀ナカユウのみが最後の最後まで敵のゴールを狙ったが・・・


若林の鉄壁防御と圧倒的多数の敵ディフェンダーに袋叩きにされ、得点には至らず。



















ガードリーダー 「やはり相手が強すぎたか・・・。みんな、よくやってくれた」



ロングソード連合も総力をあげて戦ったが、やはり今回ばかりは相手が悪すぎたようだ。








グランドでの熱き戦いは静かに終幕を迎えた・・・。


















まさかの敗戦にHP後援者たちは声を失ったが、負けて成長するのが人間というもの。


結果としては残念だったが、大事なのは結果に至るまでの過程だ。


この経験を生かし、次の戦いの糧にせんと強く思うガードリーダーだった。






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こうしてガードリーダーの「史上最強への挑戦」は惜しくも失敗に終わった。


しかし力を出し尽くした男たちは誇り高くグランドを後にした。




















ガードリーダー 「まあオレたちもやるだけやったんだ。大健闘じゃん」



























ガードリーダー 「・・・!!」
































ナカユウ 「・・・2対10のどこが大健闘なんですか」