今回は群馬参謀ナカユウ作のBGM、SaGa2「必殺の一撃」を流させていただきました





























第1弾 ウイングアームズ


「アヴァロン軍め、地獄の業火に焼かれやがれ!」













第15弾 ガチャポン戦士3


「全力射撃だ!鮫島幸雄をブチ殺せー!!」














第34弾 スーパーボンバーマン4


「さっさとあきらめてテメーが3500円自腹しろ!」


「うるせったい!お前が払え!!」













第42弾 零


「なにが零だ、てめェなんか怖くねえ!ヤロー、クリアしてやる!」














第57弾 グレイテストナイン96


「行って来いナカユウ!お前のあらん限りの力で勝利を取って来い!!」













第64弾 ドラゴンクエストU


「さあ邪教徒狩りの時間だ!野郎ども、思う存分暴れまくれ!」
















第90弾 マクドナルド物語


「オレはタダ働きが大嫌いだ。なのになぜ・・・潰れちまえって気にならないんだ」














第100弾 SaGa1


「俺達はモノじゃない!」


「隊長!うしろをとりました!近づいて仕留めまァす!!」















第107弾 ドラゴンクエストV


「ひるむな、泣くな、うろたえるな!天王寺、例のアレを発動させろ!」


「了解です、ガードリーダー隊長!光の弾を起動します!」
















第117弾 信長の野望嵐世記


「あんたとのアイサツはあとだ。まずはタヌキ退治だ!」


「オオッ!」





















 


1998年、福岡県福岡市南区で誕生したロングソード連合。


様々な出会いと別れを経て、ときは2010年。


軍団の創設者ガードリーダーは、今その原点に帰ろうとしている。




























第120弾





SaGa2


PartM
























ガードリーダー、ゼネゲル、橘京香、数正。


ロングソード連合の旗もとに戦う誇り高き長剣戦士たち。


これまでの冒険では幾度も全滅の憂き目を見てきた強者無きパーティーだったが、


その戦いもいよいよ最終局面である。











 


前回ロングソード連合はSaGa2最強の敵といわれるアポロンを苦戦の末、撃退。


圧倒的な能力を手にしたアポロンだが秘宝が不完全だったため、自爆して果てた。


戦果はアポロンの首とすべての秘宝という華々しいものであったが、代償は主人公の父親だった。
















大戦果の前には微々たる被害。本来はこんなセリフ↑でさらっと流したい父親の損失だが・・・


ロングソード連合に忠を尽くした戦士を見捨てるのは流石に忍びない。


よってガードリーダーたちはアポロンの如き自滅を覚悟で全秘宝を使ってみることにした。








 「どけ。俺がやる」


 「ガードリーダー隊長は下がってください。何かあったら危険です!」



 「あなどるなよ、京香。ムチャを平気でやるのがロングソード連合だ」















 


ついに解放された78個の秘宝。


まばゆい光が辺りを包み、ガードリーダーたち4人の前に現れたのは・・・・
















 


古に存在したといわれる美しき伝説の神、女神だった。












 「私の名は女神。古き神々の一人です」



 「おおお。まさか最強の神といわれる女神が秘宝を使うと蘇るとは」



 「この揺れは一体・・・。ここで何があったのです」



 「詳しい話はあとだ!とにかく死にかけの父親をなんとかしてくれ」
















 「はい。これで大丈夫。あなたのお父さんは助かるわ」



 「まいったぜ、さすが神様だw」













 


真の最強神たる女神サマだったが、アポロンの自爆により中央神殿のバランスは崩壊。


このままでは世界がバラバラになってしまうという。


暴走するシステムを止めるべく、女神はガードリーダーたちにシステムの修復を要請。









 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」



 「何!?早くしないと世界がバラバラになってしまうわよ」



 「78個の秘宝を使ったんだが・・・。効果は他にないのか!?



 「効果?言っている意味がよくわからないわ」



 「秘宝をすべて集めたものは神になれるって話だろ!」



 「神と呼ばれるのは私だけ。そんな話、ガセに決まってるじゃない



 「な・・なにィ!」



 「秘宝を集めたら願いがかなう・・・フフッ。ド●ゴンボールの見すぎね、あなた」



 て、てめェ!





















いくら相手が神様とはいえ・・・もはや我慢の限界である。


ガードリーダーは小銃をゆっくりと女神に向ける。


野望を潰されたうえ、今までの苦労を愚弄されるならば断固戦争あるのみだ。


世界の命運など知ったことではない。









 ものども、総攻撃だ!神の名をかたるこのキャバ嬢をブチ殺せ!



 「お、お待ちを!攻撃してはなりませぬ!」



 「ならん!誰がなんと言おうと奴の心臓をこの手でえぐり出してやる!



 「お怒りはよくわかります!ですが、女神の能力を見てください
















 


 うおっ!?こ・・・この能力は・・・!」



 全能力が最強。それにマサムネとフレアも自由自在に使えるようです」



 「この女の強さはアポロン以上か。しかし!だったらどうだと言うのだ!」



 「ここは無益な争いをするより、女神と結託して世界を救うべきです」



 「ぐううう。あくまでもこの俺に煮え湯を飲めと言うのか・・・!」



 「飲んでください、あえて!」















 


ガードリーダーの神になる夢はやぶれた。


しかしエンディングへの道が閉ざされたわけではない。


ガードリーダーにはまだできること、まだやるべきことがあるのだ。














 


ガードリーダーは女神と手を組んで中央神殿から非常階段に突入。


こうなったらこの世界がバラバラにならぬよう、最後まで戦い抜くのみだ。


愛を知らない哀しいモンスターたちは最後まで必死に抵抗してきたが・・・


圧倒的破壊力を誇る女神の攻撃とエスパー組の「フレアの書」でなんとか撃破。












 


しかし敵の攻撃も激しく、最深部に到達するころには「フレアの書」も弾切れ。


すでにロングソード連合はアポロン戦で武器弾薬のほとんどを使い果たしていた。


慎重論をとるならば一度撤退すべきだが・・・・




















我がロングソード連合に後退の二文字は無い。


神になる野望が潰えたうえ、エンディングを前に逃げ出すのは九州男児の恥である。


ガードリーダーの取るべき道はたった一つ。


弾尽きるまで戦い、弾尽きれば魂で突撃するのみだ。













 


そしてガードリーダーはついにSaGa2最終ボス防衛システムと遭遇。


このシステムの暴走を止めない限り、世界に明日は無い。


敵防衛システムは2体。ガードリーダー隊は左、女神は右を攻撃する作戦だ。
















ようやくここまできたわけだが、前述どおり「フレアの書」はすでにない。


有効な攻撃手段を持たない橘京香には「いやしのつえ」を持たせて回復役に。


ガードリーダーとゼネゲルは当然斬り込み要員。


かくなるうえは総力戦。全員攻撃で一気に殲滅するのみだ。


そして「フレアの書」を持たない情報参謀・数正も後方支援から一気に最前線へ投入。







 「正面から攻撃して進行方向左の防衛システムを黙らせる」



 「・・・・」



 「できるか?フレアの書無しで」


















 


数正 「ありったけのミサイルとバルカン砲でなんとか」



ガードリーダー 「よし」




















暴走する防衛システムと福岡県の無敵艦隊・ロングソード連合が激突。


Save The World 、世界を救え。


いよいよ最終決戦のスタートである!












 


全身をハリネズミのように武装した防衛システムはオールウェポンで砲撃開始。


さすがは最終ボスだけあって無数の砲台による攻撃は強烈無比というに相応しい。


まるで「地球防衛軍」に登場するマザーシップの如き弾幕である(汗)












 


ガードリーダー 「たしかに弾幕は激しい。だが・・・それだけだな!


強力な十字砲火を浴びたものの、その攻撃はアポロンに比べれば涼風のようなもの。


ガードリーダー達の攻撃力は決して高くないが、防衛システムの砲台を次々と破壊。


どうやら防衛システムの装甲は見た目ほど厚くないようだw














 


それに対してゼネゲルは軽装甲ながら防衛システムの砲弾を跳ね返す活躍ぶり★


とはいえ、ラスボスがこの程度の火力とははっきり言って拍子抜けもいいとこであるw


所詮は無人防衛機。実戦をくぐり抜けた本物の兵隊には及ぶはずも無い。


この勝負、もはや先は見えた。





 「砲台はすべて潰したぞ。これで防衛システムは・・・・」



 「ガ、ガードリーダー隊長!」



 「なにか?」

















 


ガードリーダー 「うおおお!!?」

















 


その閃光を放ったのはスターバスター。防衛システムの最終兵器である。


その攻撃はアポロンの放つフレアに勝るとも劣らぬ恐るべき破壊力。


まさかこんな切り札を持っていたとは・・・最後にして最大の誤算である(汗)















  


スターバスターの直撃を受けた橘京香、ゼネゲルは見るも無残に戦死。


防衛システムの最後にして最大の砲撃に、両名は悲鳴を上げる間無く絶命。


だが犬死ではない。


ガードリーダーの盾となり終戦(エンディング)を目前にして散った命、決して無駄にしない。













 


我が軍の兵力は半減。斬り込みしようにもロングソード攻撃は通じない。


されどここがエンディングへの最後の正念場である。


防衛システムも限界は近い。




残ったのはロングソード連合隊長と情報参謀の二人だけだが・・・勝機はある。

















ガードリーダーと数正。


アルバイト先で出会った両名は毎週夜勤で仕事のみならず寝食ををともにした仲。


今でこそ福岡と埼玉に分かれた二人だが、戦友の絆がきれることは無い。













 
 

ガードリーダー 「全弾発射!機械が相手だと思うな、鮫島幸雄が相手だと思え!



弾尽き水枯れ。ロングソード連合の戦略物資は底を尽きようとしていた。


それでもガードリーダーと数正は執拗に攻撃続行。


二人の並々ならぬ気迫を見た防衛システムは、それに答えるかのように全力で反撃。

















「守りの闘将」ガードリーダーとSaGa世界を守ってきた防衛戦機のパワーバトル。


死闘の果てに防衛システムはついに崩壊。


最後の最後で尊い仲間を失ったが、SaGa2秘宝伝説クリア完了である★

















パート14に及んだSaGa2攻略戦。とてもつもなく長い戦いであった。


プレイ日記史上最大の長編はようやくここに終わりを告げたのである。















 


ガードリーダーたち4人の長剣戦士によって世界は救われた。


ロングソード連合はこの世に生を受けしすべてのものを守ったのである。


神になる野望こそを成しえなかったが、ガードリーダーは胸を張って帰郷。


守り抜いたものだけが味わえる大団円だった。














発売されてからすでに20年。


当時はもちろんのこと、今もなお愛され続ける永遠の名作・SaGa2。


ロングソード連合と至高のRPGの戦いは静かに幕を閉じた。





















 


しかし・・・しかしである。


世界の覇者となる夢は消えたが、ガードリーダーの戦いはまだまだこれからだ。



一丁の小銃と後援者の熱い声援がガードリーダーを次の戦場へと導く。


大地に長剣の旗が翻る限り、ロングソード連合は永遠に不滅である。








ロングソード連合隊長の次の野望は・・・HPの100万ヒット達成だw








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プロローグ























1998年


福岡市立N中学校 2年2組教室



















「今度俺たち三人でチームを作らないか?」






「チーム?そういや前も言ってたな」






「横暴な同級生に対抗するための共同戦線ってヤツか。ウチは構わんけど」






「俺もいいぜ。この三人でなら面白いしな。で、名前はどうすんだ?」






ロングソード連合ってのはどうよ?」






「ヘ!?ロングソード!?」






「ちょ、ちょっと待って。なんでロングソードなんw」






「最近ハマってるSaGa2に出てくるんよ。そういう名前の武器がw」






「SaGa2って・・・これまた随分古いゲームやね」






「安いけどそこそこ強い長剣!ゲーム中で一番好きな武器なんだ」






「がははは!あのロングソードか、おもしれえ!OK、わかったぜ!」






「こっちも了解したよ。となると指揮官は・・・当然キミに決まりだね」







「そうか。じゃあ今日から俺のことは、ロングソード連合隊長と呼んでくれ」











FIN