「ガードリーダー将軍、失礼いたしまする」
「おうリジュか、お前もこっちへきて飲むがいい」
「そんなことより急使が来ておりまする」
「急使じゃと?鮫島幸雄の侵略か、それともMLがブログの更新でもしたのか?」
「いえ、今回は将軍に日本陸軍から部隊の指揮要請が来ておりまする」
「なにッ、部隊の指揮要請じゃと?ふむう・・・嫌な予感がするのう」
第87弾
アドバンスド大戦略 作戦ファイル
・・・というわけで今回セガサターン版アドバンスド大戦略でやってみたのはこのMAP。
シナリオ名通り、両軍が山を越え森を越えて戦うミニMAPである。
今回ガードリーダーに与えられた任務は日本軍で敵国(ドイツ軍)を殲滅することである。
なおこのMAPには空港が存在しないので純粋に陸上部隊だけで敵を攻略しなければならない。
「リジュ!今回の指揮要請だが・・・ワシはせんぞ!」
「ガードリーダー将軍、何かご不満な点でもございましたか?」
「不満だらけに決まっておろう!自軍は貧弱な日本軍、そして相手はドイツ軍ぞ!」
「たしかに精強で知られるドイツ軍の力は侮れないと思いますが・・・」
「あなどれないどころの話ではないぞ!下の画像を見てみろ!」
「見ろ!アサルトライフルにパンツァーファウスト・・・奴らの優秀な装備の数々を!」
「・・・プラモデルの箱絵ですな、これは」
「それに比べてどうじゃ!このサムライたちの見るも無残な装備は!!」
「そこまでおっしゃらなくても・・・」
「とにかく!最初から勝ち目の無い戦いの指揮をとるなどまっぴらごめんじゃ!」
「将軍、そのご心配には及びません」
「なんじゃと?」
「このセガサターン版アドバンスド大戦略では日本軍歩兵は最強でございます」
「ご覧下され。こ列強の中で最強といわれる日本軍近衛兵の優秀な能力を」
「むむっ!貧乏国家の歩兵なのに機関銃を装備しておるではないか!?」
「はっきり申し上げましてこの近衛兵ならばドイツの武装親衛隊にも勝てまする」
「な、なんと!」
「いかがでございましょう将軍。歩兵戦がメインならばこのMAP・・・」
「ふはははっ!すぐに前線に向かうぞ。そちも供をせい、リジュ」
「御意!」
ゲームスタート。目標は山を越え森を越えてドイツ軍を撃破することである。
思い返してみればドイツ軍には、プレイ日記第11弾においてベルギーで挑んで酷い目にあった(泣)
今度こそ負けないために、ゲーム中最強といわれる日本軍近衛兵を大量生産。
すると早くも前線にドイツ軍の2号戦車が登場。
「むっ!敵の戦車がやってきたぞ」
「ご案じめされるな。偵察用の2号戦車などさしたる障害にはなりませぬ」
20ミリ機関砲を持つ2号戦車ルクスだがゲーム中の能力では近衛兵のほうが上である。
激しい銃撃戦を展開しながらも敵戦車の妨害を苦にせず近衛兵部隊は前進を続ける。
山を越え森を越えとはよく言ったものである。
不整地が入り組んだこのMAPでは戦車の集中運用は難しく、どうしても歩兵が主役となる。
となれば歩兵の強い日本軍が圧倒的有利なのは明白だった。
だがドイツ軍もいつまでやられているだけではなかった。
進撃を続けるガードリーダーの歩兵部隊に対抗し、優秀で知られる4号戦車を投入したのである。
歩兵に対して高い攻撃力75ミリ砲の威力はやっかいで、近衛兵部隊もこれには大苦戦。
「近衛兵が最強とはいえ・・・やはり4号戦車が相手では分が悪いわ」
「ならば将軍、我々も戦車を持ってこれに対抗しましょう。一式戦車がございます」
「じゃが一式の主砲は47ミリ、4号戦車は75ミリじゃ。まず勝ち目はあるまい」
「いえ、ドイツの4号戦車ですがあれは歩兵支援用のD型でございます」
「歩兵支援用・・・?」
「わかりやすく言えばあのD型の主砲は短砲身ですので対戦車用ではないのです」
「な、なるほど砲身が短ければ歩兵には有効でも戦車には通じぬわ!」
「口径が劣っていようとも対戦車攻撃力ならば一式戦車のほうが上でござる」
日本軍が一式戦車が生産可能なのに対し、なぜかドイツの4号戦車はD型しかなかったw
対戦車攻撃力に優れたF2型や後期生産型のH型、J型であれば一式戦車に負けることも無いのに(汗)
こうして対戦車攻撃力の無い4号戦車D型は一式戦車によって次々と破壊されていった。
もはやドイツに戦車なし。一式戦車を大量生産して近衛兵の進撃をバックアップさせる。
戦車による機動戦には不向きな地形だがこのシナリオ最強戦車を遊ばせておく手は無い。
一式戦車の投入が予想以上に効果をあげ、早くも敵司令部に攻撃開始。
パンツァーファウストを持つドイツ歩兵には一式戦車も無事ではすまないので、敵兵は近衛兵に任せる。
それにしてもこのゲームにおける近衛兵の強さははっきり言って異常である(汗)
たった一部隊でドイツ歩兵を次々と倒していく光景は、痛快というより・・・摩訶不思議だw
最後は敵司令部に豪雨の中運んできた105ミリ野砲をぶち込んでゲームセット。
歩兵と戦車の火力で押し切ったという一番日本陸軍らしくない勝ち方だったw
「27ターンか。結構時間もかかったがキッチリドイツ軍を蹴散らしたぞい」
「ガードリーダー将軍、お見事な采配でございました」
「うむ。たまには陸軍が弱い国家も使ってみるもんじゃな」
「ならば将軍、今度はイタリアでも使ってみますか?」
「・・・いや、ヘタリアは遠慮しておく」
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