セガサターンソフト WingArms




PartE









切り札である大型爆撃機・富嶽を失ったアヴァロン軍は各地で総崩れとなった。

戦争の終結、そして恒久平和の実現のため各国は最終攻勢をかける。

目標はもちろん…アヴァロン軍本拠地である。









アヴァロン軍本拠地へ殺到する連合軍艦隊


 「艦長、まもなくアヴァロン軍の本拠地に到達します」


 「うむ。ごくろう。アヴァロン軍の抵抗は?」


 「いえ、今のところありません」


 「フ、奴らにもう兵など残っておらんよ。なにしろアヴァロンだからな!












「クリスマス前までには戦争がおわる」…アメリカ軍も第二次世界大戦時、油断していた。

そしてその油断が恐ろしいカウンターによって打ちのめされることは周知の通り。

アヴァロン軍は連合軍艦隊の総攻撃に対し、最後の反撃を開始。

砲台が静かに動き、そして…









ついに発砲!アヴァロン軍の先制攻撃!












突如の砲撃に混乱する連合軍艦隊



 「か、艦長!敵からの砲撃です!


 「な、なにっ!?反撃だ、反撃しろ!!」









「う、うわぁぁぁ!!!!」











アヴァロン軍はまだ死んではいなかった。

本拠地にたてこもったアヴァロン軍は残された最後の戦艦単身反撃開始。

連合軍艦隊はこの奇襲で三分と経たずに全滅。








悠然と航行するアヴァロン軍戦艦


緒戦から手痛い損害を受けてきた連合軍。

戦局の絶対的不利によって、もはや支離滅裂のアヴァロン軍。

長きにわたる死闘で両陣営とも疲れきっていたが…ともに敗北は許されなかった。

















そのころエンタープライズでは…





 「ぐうう…ま、まさか我が艦隊が全滅するとは…




 「アヴァロン軍の力、やはり侮ってはなりませぬな」


 「かくなるうえは…このエンタープライズが直接乗り込んでくれるわ!



 「おやめなさい!戦闘艦でもない空母一隻でなにができます!?」


 「ラーカイラムでアクシズを押すんだよ!


 「無茶いわないで!」




 「フン…だいぶ取り乱しておるようだの、艦長」



 「ぬうっ、キミは…」


 「ガードリーダー将軍…!」


 「リジュ、Me262の出撃準備はできておるな?」


 「はい、万全でありますが…」


 「まさか一機で乗り込むつもりか?無茶だ!」


 「無茶を平気でやるのがロングソード連合よ」


 「なんという男だ…」


 「お見事にございます、将軍」


 「仕事を引き受けたからには最後までやる、それがワシの主義だ










ガードリーダーは愛機Me262とともに空母エンタープライズから発進。

いざ、最終決戦の地へ。











一方、アヴァロン軍残存兵力も連合軍の降伏勧告をかたくなに拒絶。

徹底抗戦を主張し、最後まで戦うかまえだった。



信念と信念のぶつかり合い。

今、まさに…正真正銘、最後の決戦が幕を開ける。






















ステージ6 最終決戦



























アヴァロン軍が立てこもっている最終拠点に無事到着したMe262。

これまでアヴァロンの侵攻を支えてきたこの本拠地も、今日ここで瓦礫に変わるのだ。







  

周囲を偵察していると急にロケットの嵐が。

アヴァロン軍の最終防衛線に張られた重厚な防御陣地軍だった。


まさにかの有名なジークフリード線を連想させたが、所詮はただの対空陣地。

これまでつちかったテクニックをもってすれば突破は決して難しくはない。








ガードリーダーのMe262、本領発揮


序盤こそ性能の偏りに苦労したものの、ここまでくるとMe262の操縦は完璧にマスター。

高速力を生かした見事なまでの一撃離脱で敵の要塞を難なく撃破した。





 「なにかにつけ、Me262をゼロ戦と比べるやつが多いがそれは間違いじゃ」


 「間違い?」


 「確かにゼロ戦は軽量の格闘戦闘機で、Me262はあくまで重戦闘機」


 「そう、設計思想からして違うのじゃ」


 「なるほど、一撃離脱こそがMe262の真価が発揮できる戦術なのですな」












燃えさかる敵要塞を背に、Me262は進む



 「さて、おしゃべりはここまでのようじゃな」


 「なんだと?ま、まさか・・・」


 「将軍、レーダーに反応・・・敵の戦艦です!










眼下にとうとう敵戦艦を発見



 「ようし、今こそ敵の本丸をつぶすんだ!」


 「しずめぇー!!」









ガードリーダー 「な、なにっ!!!」




 「しょ、将軍!敵戦艦の対空砲火です!!



 「な、なんという強烈な弾幕だ!!富嶽とは比べものにならん!」











最終ボス 大和型戦艦


46センチ砲を持つ言わずと知れた世界最強の戦艦。同型艦に武蔵、信濃(空母に改造)。

アヴァロン軍は終戦直後、日本軍から設計書を奪い極秘裏のうちに建造していたのだ。

ウイングアームズ最終ボスにして最強の敵










さすがは世界最大の戦艦。圧倒的なその大きさは、まさにくろがねの城

さすがのMe262でもこれではうかつに突っ込めない…万事休すか。



 「まさか大和型を建造していたとは…あと一歩と言うところで…!」


 ばかもん!あきらめるのはまだ早い!!」










下手に距離をあけてしまうと敵の弾幕の餌食になる…

戦艦のふところに飛び込む超接近戦こそ一番安全な攻撃方法なのだ。










ガードリーダー 「どっしゃあああ!!!」


Me262の絶大なる30ミリ機関砲が大和の対空砲火を次々と破壊。




 「おおっ!あの大和の厚い装甲から火災が!


 「大和が最強の戦艦なら、Me262は第二次世界大戦最強の戦闘機よ!










しかし大和も意地の反撃。一撃離脱で逃げるMe262を得意の弾幕で攻撃。








…というか、大和っていえば…世界最大の46センチ砲が真っ先に浮かぶのですが…



このウイングアームズ版では正直まったく脅威になっておりません(汗)


一応攻撃はしてくるのですが、全然当たりません。

せめて対空用の三式弾でも装備しておけばマシだったろうに(笑)




まさに見掛け倒しの46センチ砲。



万里の長城マジノ要塞に並ぶ無用の長物ベスト3であるw








史実ではほとんど脅威にならなかったはずの20ミリ対空機銃のほうがよほど怖いw









やはり頑張る対空機銃手たちが乗っているのだろう…












しかしMe262の度重なる機銃掃射で大和の対空陣地は壊滅状態。

大和の勇敢な対空機銃手たちは紅蓮の炎の中で息絶えていった。



 「アヴァロン軍の捕虜はいらん、徹底的に破壊せよ!


 「残酷な艦長さんだ。だがアンタは正しいよ」












大和特攻


もはや覚悟を決めたアヴァロン軍の最後の戦艦大和は特攻をかけてきた。

戦闘機対戦艦、前代未聞の一騎打ち最後の名場面である。



 「距離100…75…50!将軍、突っ込んできます!」









ガードリーダー 「地獄の業火で焼かれやがれ!!」











渾身の弾丸を浴びた巨大戦艦大和は…



 「パリは…いや、大和は燃えているか?
















巨大戦艦ついに轟沈

(ここの大和轟沈のムービーシーンはかなり見ごたえありましたw)



 「夢にまで見た光景だ…あの大和が沈んでいく・・・・」






ここに反乱軍アヴァロン軍は全滅した。

連合軍の完全なる勝利の瞬間である。





















そして始まりの地、空母エンタープライズへ…


 「それにしても…長い戦いだったわい…」














ガードリーダーのMe262、無事帰還



しかし…

英雄の帰還にかかわらず、この状況は一体どういうことでしょうか・・・





 「誰も出迎えも無しかいっ!!」







出迎えてくれたのは艦長の信じがたいの一言だった。














正直いって君の腕ではここまでかと思うことが何度もあった・・・」




 「そ、それが命の恩人に向かっていう言葉か!!」


 「ご冷静になってください、ガードリーダー将軍!殿中でござる!



 「次回は技量をあげた戦いぶりを期待している」



 「・・・ここを破壊する















終章



 「将軍…アヴァロン軍は全滅。連合軍も半壊です・・・」


 「まったく…とんでもないことに巻きまれたわい」


 「は・・・。たしかに連合軍は援護ゼロの最低集団でしたな…」


 「ウイングアームズが500円以下でしか売られていない理由がわかったわい」




















ガードリーダーの戦いは終わった。

次はキミの番だ。






安心するな、アヴァロン軍はまだ再起をあきらめてはいない。

戦いは終わったわけじゃないのだ。



さあ、戦闘機を選んで大空へ舞い上がろう。

幸運を祈る!


でもMe262だけは選ぶな、死ぬぞw







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