ファミコンソフト ダウンタウン熱血行進曲

七瀬遙の遥かなる挑戦






PartB












なんとかクロスカントリーで勝ち越ししたななせだったが、しょうがいべやで大敗。

暗闇ゾーンでは全員に抜かれてしまうなど、哀れを通り越してもはや醜態…。








このままではななせの命運は尽きてしまう。

決死の覚悟で挑む第三種目は、たまわりゲームである。









体力は68。連続出場のため、ななせの弱体化はいよいよ深刻化してきた。

しかしそれでもななせを下げるわけにはいかない。








運命のたまわりゲーム開始。

ここで負ければ後がない。花園のしみずと組んで頭上の玉をブチ破れ!






「あがらせるものか!!」


上によじ登れば下から攻撃される可能性が高いので、玉壊しはしみずに一任。

ななせは下を固め、こばやし・くまだ組を完全に遮断した。






見事勝利。こちらは少ない体力しかないので、ゴリ押しでは勝てない。

戦いは頭だよ、兄貴!






 

続く試合でもななせしみずの華麗なるコンビプレーが炸裂。

ななせが支え、しみずが決める…。

見事な連係プレーで両者とも、ザコキャラという汚名を存分に返上したのだ。


たまわりゲームは花園高校のしみずの予想外の奮戦によって完勝。














そして、熱血高校リードで迎えた最終種目は…かちぬきかくとう




ガードリーダー 「ここは…いやここだけは9回にしないと…いけんよな」


本来かちぬきかくとうの試合回数は4回。

しかしガードリーダーが小学生の頃はかちぬきかくとうだけは9回にしていた。

それだけ、この種目は面白かったのだ。

楽しかったのだ。












ガードリーダー 「このまま4回にすれば逃げ切るのもたやすいが…」


勝つためにあえて4回でスタートするか?

それともあえて子供の頃、友達と遊んだときと同じことをするか?



ガードリーダー 「ふはは!無粋!どうせこの一戦で燃え尽きる身!」


ななせの躍動感溢れるプレイに望みを賭け、ガードリーダーは決断した。







鬼門の9回戦が今、始まる…













相次ぐ激戦によってななせの体力はもはや最低の16

しかも出てくる対戦相手がこれとは…。これまた絶望的状況である。






持久戦など論外。

こうなれば一番下まで誘い込んで突き落とすしかない。

しかし残された体力はわずかに16…。これはあまりにも厳しい。







結局緒戦では奮戦したものの、花園のキャプテン・りきにパワー負け。

逆に突き落とされる結果に(泣)






 

その後もやはり体力が少ないため踏ん張りきれず、せいぜい3位がいいところ。





過酷な連続出場のため、たいりょく回復など到底無理。

最低たいりょく、16で戦い抜くしかないのだ。








凡人ななせにも必殺のダブルチョップなる技があったが…


敵に接近する必要があるのでうかつに使えない(泣)

一撃でもはずせば敵のカウンターを食らうのは明白。

瀕死のななせにはあまりにも危険な技なため、もはや使うことは不可能なのだw









 

今までザコとばかり思っていた連合のにしむら

その体力255こんなにうらやましいと思ったことはなかった(汗)


そしてたまわりゲームのヒーロー、しみずななせの前に立ちふさがった。




もはやBクラスの選手にも歯が立たない状況…。

ガードリーダーの奮戦むなしく、ななせは怒涛の連敗街道…。








熱血高校応援スタンドの声援は悲鳴に変わっていた…











そんな劣勢な情勢の中、ようやく待望のものが登場。





それは・・・HPを回復させるドリンクである。





神光臨




これさえ飲めばななせの傷ついた身体は一気に回復するはず。

これさえ飲めば…大佐だろうが総帥だろうが…!










「俺のドリンク…返せ!!」


この貴重なドリンクをなんとりゅういちがパクっていった!?

あれは…あれだけは渡せない!






明日が…明日が…


ほかの敵との戦闘に巻き込まれたななせを尻目に、りゅういち豪快な一気飲み。







 「お、おい…?ちょっと待ってくれ…」


















まさに気分は原勝(はらまさる)状態w

















↑ドリンクを飲み干し満足気のりゅういち


ありあまる体力をもっているにもかかわらず、コソドロ如き振る舞い…

もう許せん。



これまでりゅういちのような強敵との対決は避け続けていたななせだったが…





ついに堪忍袋の緒が切れた。












ななせ 「このでしゃばりが!もうガマンできんわ!」




これまで封印してきた必殺のダブルチョップが炸裂!



ビシャッ!という心地よい効果音がりゅういちの身体を引き裂いた!!

これは決まったか…!?






りゅういち 「…今のは痛かった…」













「痛かったぞーっ!!!」


逆上したりゅういちの怒りの必殺技、ばくまりゅうじんきゃく!!



画面外まで飛ばされたななせが即死したのは言うまでもない…。
















こうして最終種目、そして運動会はななせの歴史的大敗という形で幕を閉じた.









ガードリーダー 「いや、まだわからん。表彰式がある!」
















すべての競技が終わって個人表彰式がはじまった。

たしかにこの戦いは負けるかもしれん。

しかしななせが表彰されれば…せめて一矢報いることができるはずだ。






審査員の方々…全試合出場の快挙を評価してくれよ。





ガードリーダー 「なにつ!!!」


なんということ…。



足が速いだけで逃げまくっていたもちづきが敢闘賞を取り、

ドリンクをコソドロのように横取りしたりゅういちが最優秀選手賞だと!!?






いくら冷峰学園主催の大会だからって…ここまでエコヒイキするとは・・・。

ホントにもう…






まいったぜ!(泣)


























って…あれっ!?


















ななせは?







































ななせはどうしたアァァッ!!!



























あまりにも残酷な表彰結果…

まじで叫びたい。




ガードリーダー 「ななせはどうしたんだよ!(怒)」












そして結局、優勝旗は主催者側である冷峰学園の手に…(涙)






やはりくにおひとりならいざ知らず、ななせひとりでは無茶だったか。

しかし、本当にななせはよくやってくれた。






ガードリーダー 「ななせ、俺が上手にできなくて…すまん」














ななせよ…ムチャやらせてごめんな。

今はゆっくり休んでくれ。






























「敗因はこの私!ななせは最高のプレイをした!!」



田岡監督のごとく、いさぎよく敗戦を認めるロングソード連合隊長ガードリーダー。

この敗戦の経験が次へ繋がることに期待したい。














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