このプレイ日記は2005/5/10に雑記で公開されたものの改訂版です











ファミコンウォーズ
といえば任天堂が世に放ったシュミレーションゲームの大御所だ。


ゲーム自体はプレーした事がなくても、


「ファミコンウォーズが出〜たぞお〜♪」


・・・のCMは誰もが聞いた事があるだろう。CMとしては大成功したゲームである。







YouTube - ファミコンウォーズCM












このゲームはミリタリー臭さプンプンのタカ派的ゲームに見えるが、ゲームバランスは抜群


すでにマニアうけしていた大戦略シリーズに比べ、シンプルで初心者も安心して遊ぶ事ができた。


と同時に戦略性も兼ね備えており、上級者ほど高度な戦術を展開できるのである。














第20弾





スーパーファミコンウォーズ




















続編・スーパーファミコンウォーズも原作を引き継ぎ、ゲームバランスは抜群であった。


私もこれまで何度もプレイしたが、確かに面白いゲームであることは断言できる。


しかし惜しむらくは「守りのガードリーダー」と言われた優れた防御戦術と天賦の才能。



どうも負けることがなく、飽きがきてしまった。








そこで今回、4人用マップを使いCPU相手に三対一でプレイしてみた。












ガードリーダー 「三対一だって?上等じゃねえか」









選択キャラは最弱っぽいヘットラー総統。色は赤ユニットのレッドスター軍だ。


もちろん色と思想は無関係である事はいうまでもない。












 

ついに開戦である!舞台はマップ5のアラクレジマだ。


左上が我が軍、下はグリーン軍、右はブルー軍、そして最強のイエロー軍は右下からスタート。


マップに障害物がないので敵の三軍はすぐさま怒涛のごとく攻めてくるだろう。


マップ中央の交差点をどれだけ迅速に制圧できるかがカギとなる。


勝負は時間との戦い・・・スピードである。











敵との衝突は予想通り中央交差点で、3ターン目くらいからいよいよ戦闘開始。


装甲車と軽戦車が敵歩兵を蹂躙、交差点は完全占領。


敵も大量の歩兵部隊を送り込むが、戦車砲のエジキとなった。





戦局は予想以上に好転しており敵は死体の山を築くばかりである。


10ターン目にはマップ中央上の駅を巡りブルー軍と戦闘に入るも我がほう有利。


南方では我が中戦車からなる機甲師団がグリーン軍を蹂躙、19ターン目にはグリーン軍降伏。


警戒すべきイエロー軍はなにやら都市占領に夢中のようでなかなか攻めてこない。


守り中心の戦術かと思いきや・・・実はこの間にイエロー軍は着々と反撃体制を整えていた。


















22ターン目、遂に敵が動き始めた。手始めはマップ中央北の駅周辺で始まった。


これまで歩兵ばかりのブルー軍がいきなり重戦車や列車砲を戦線に投入。


軽装甲の守備隊は後退を余儀なくされ、中央上は敵軍の手に落ちた。


しかし私にとってこれはさしたるショックではなかった。









ガードリーダー 「要は中央の戦いに勝てばいいのだ」



幸いなことに北部守備隊は半数以上が無事救出できた。


この生き残り部隊と本土の戦略予備兵力を敵主力のいるマップ中央へ派遣。


あとはマップ中央での決戦あるのみだ!














ガードリーダー 「交差点は・・・燃えているか?」



25ターン目、雪崩のような敵軍が中央交差点に突入してきた。


驚くべきことは敵軍の自走砲ユニット(間接砲撃可能)の多さだ。


中戦車中心の我が機甲師団はロケット弾による間接砲撃と敵の物量作戦の前に無残に敗北。


イエロー軍は勢いに乗り我が首都圏にまで押し寄せてきた。


いつの間にこれほどの大部隊を編成していたのだ・・・・なんてこった、まいったぜ。















ガードリーダー 「お、おのれ・・・」



28ターン目、中央交差点守備隊全滅。


30ターン目、ブルー軍の列車砲が初めて我が軍の首都を砲撃せり。


33ターン目、マップ左下・旧グリーン軍本土でイエロー軍が我が南方守備隊に大規模攻勢。


36ターン目、南方守備隊壊滅。




ガードリーダーに届くのは各地の訃報ばかり(汗)




















そして37ターン目の情勢。


敵の数はもはや我の数倍で、まともな手段では敵の重砲ラインを突破する事すらできまい。


ここにいたり私は状況打開と戦線の安定化を図るため、総攻撃を決意。


実はまだ本土防衛用として温存しておいた機甲師団が健在だったのである!















我が軍の重戦車


切り札と目されし我が軍の重戦車だ。反攻作戦のため稼動戦力7ユニットをすべて投入。


こいつが集団で突っ込めば凄まじい攻撃力だ。戦いはまだこれからだよ!











40ターン目、敵の先鋒の中戦車および歩兵が首都に接近。


41ターン目、我が軍最後の予備戦力部隊(26ユニット)編成終了。


42ターン目、総攻撃開始。












ガードリーダー 「これまでの屈辱を晴らしてやる!」


42ターンから数ターンの間、すさまじい死闘が展開された。


重戦車・中戦車を中心とする事実上最後の機甲師団が敵部隊に突貫!


敵の護衛部隊を瞬時に壊滅せしめ、続いて自走砲を強襲した。


敵はこの総攻撃によって多数の戦車・自走砲・歩兵を失い、首都を目指した部隊はここに崩壊。


誇り高きガードリーダー軍は賭けに勝ったのである。















・・・・と喜んだのもつかの間だった。


敵の熾烈な砲撃で我が機甲師団は80%以上が失われていたのである。


またこの総攻撃は敵に大打撃を与えたとはいえ、戦局を変えるには至らなかった。


敵の予備部隊がすぐに押し寄せてきたのだ。













首都防衛隊の死闘、再開



首都攻防戦は再開された。


首都を守るはずの重戦車隊はもういない・・・そして戦車を作るため資金は底をついていた。














もはや戦局は明らか。



素直に降伏して無駄な犠牲者を出さぬべきか?






否!断じて否である!













「あきらめたときに死ぬのが戦争だ!」







たとえここで力尽きようとも、最後の最後まで戦い抜いてやる。


首都には一歩も入れさせん。


残存する戦車は都市にトーチカとして固定し、首都にはありったけのロケット砲を配備。













数十倍の敵軍に弾が尽きるまで砲撃を開始した。


熾烈な最終防衛戦は49ターンから58ターンまで激しく続いた。


ガードリーダーの砲撃は凄まじく、この間の敵の被害ユニットはブルー・イエローあわせ40以上だった。











 


59ターン目・・・・いよいよ最期のときが迫りつつあった。



敵は画面からあふれんほどの大部隊、対して我が軍はもはや資金も弾も底を尽いた。



62ターン目、最後のロケット砲が壊滅。





ガードリーダー 「みんな、よく戦ってくれた。諸君の忠節、私は生涯忘れぬ」

















敵に首都を占領されるならばいっそのことと思い・・・



セレクトボタンでメニューを開き・・






















62ターンにわたる死闘はガードリーダーの無条件降伏をいう形で幕を閉じた。





やはり三対一では・・・・・守りのガードリーダーもこれが限界。


最後は手を上げて降伏というより、根を上げました。












ちなみに戦闘中失ったユニット数は以下のとおり。凄まじい戦いだった。








レッド軍・・・118ユニット



ブルー軍・・・129ユニット



グリーン軍・・・28ユニット



イエロー軍・・・110ユニット







この地獄のアラクレジマにあったのは・・・死のみでした。


この雪辱を誰かが晴らしてくれることを待っております(涙)












TOPへ戻る