第２３弾





夜光虫GB


















　


『夜光虫』（やこうちゅう）は1995年6月16日にスーパーファミコン用ソフトとしてアテナから発売されたノベルゲーム。


1999年10月22日に『夜光虫GB』というタイトルでゲームボーイカラー専用ソフトとして移植されている。





ロングソード連合ではゲームボーイ版をプレイしてみることにした。


んが、本来この手のゲームはあんまりガードリーダーが得意するところではなかった。









　


傑作ノベルゲーム「学校であった怖い話」でガードリーダーが築いたものはゲームオーバーの山。


複数の選択肢で運命が決まるこのタイプのゲームでは、ガードリーダーの守り戦術も応用しようがなかったのだ。


さらにガードリーダーはホラー系にめっぽう弱いのだ。


（ちなみにロングソード連合のとつおは、このジャンルのゲームに無類の強さを持っているｗ）













ガードリーダー　「なにが夜光虫だ、てめえなんて怖くねえ！ヤロー、クリアしてやる！」


しかし苦手といえどもすごすごと逃げ出すわけにはいかない。


たとえ苦手なノベルゲームが相手でも闘うのがロングソード連合である。















ゲームスタート。主人公ガードリーダーは、貨物船「ダイアナ」の船長である。。


ガードリーダーに課せられた使命（？）は、半年の航海を無事に完了させることであった。



ガードリーダー　「貨物船かよ。せめて大鷹級空母にでもしてくれれば感情移入できるのに・・・」











　


しかし主人公ガードリーダー艦長には美人の婚約者がいるといううらやましい事実も。


婚約者のお土産にルビーの指輪をもってかえると誓うキザ男、ガードリーダー艦長。











別れを惜しむガードリーダー艦長とその婚約者・友香。


こうしてガードリーダー艦長のサウンドノベルという名の航海が始まった。













出航した貨物船だったが、艦長のガードリーダーは舵取りを部下どもに任せて自室へ撤収。


トップの艦長たるもの軽々に前線に出るものではない。


指揮官として大事なのは、兵を怯えさせないことなのだから。




ガードリーダー　「バーカ、指揮官が真っ先にノ−マルスーツを着れるかよｗ」

















そして初日最後の選択肢が登場。


もちろんガードリーダー艦長の選択は、「ベットで横になる」である。


こういうときはなにもしないのが一番・・・・「果報は寝て待て」というわけだ。






　「艦長、選択肢を簡単に選んでますが・・・もう少し慎重にやったほうが・・・」



　「ふ、たとえ地雷を踏んでも大事にはなるまい。なにしろ・・・ゲームボーイだからな」












　


翌日、ガードリーダー艦長は一人で貨物船内を点検作業。


そんな中、どうにもエンジンルームにいるはずのない人の気配が・・・・・・








ガードリーダーが恐る恐る懐中電灯を向けてみると・・・













なんとそこには若い女性がうずくまっていた！









　


年齢にして１８くらいと見えるインド人っぽい女性・・・・


そしてその謎の女性は片言の日本語で、見逃してほしいと命乞いを始めた。


つまりこの女性は日本から故郷へ帰ろうとしている密航者だったのだ。












助ける義理はあっても助ける義務はない。


規律を重んじるガードリーダーはこの懇願をかたくなに拒否した。（当然だ！）














するとガードリーダーに拒否された密航者の女性は、懐から大量の宝石を献上。


故郷まで見逃してくれれば御礼としてこれらの宝石すべてガードリーダーに渡すという・・・。














ガードリーダーは仮にもロングソード連合隊長という人の上に立つ男。


信念をもった誇り高き魂をもつ男は、決してワイロなどに流されはしない。


密航という犯罪を犯したものと交渉の余地などない。





ガードリーダー　「ダメだ！そんなワイロには応じられない」



密航者を連行しようとしたそのとき・・・・・ガードリーダーの目にあるものが飛び込んできた。





それは・・・















密航者のつけているペンダントで、ピジョン・ブラッドと呼ばれる最高の宝石だった。












ピジョン・ブラッド・・・・・


兵器とヴァルケンしか詳しくないガードリーダーですら聞いたことのある最高の一品。


それが今ここに・・・！












　


思わず興奮してしまったガードリーダーの様子に気づいた密航者の女性。


これは家宝だから駄目だと、ピジョン・ブラッド以外のもの差し出す。


もちろん取り上げるつもりはなく近くで見たいだけだと、今度はガードリーダーが密航者に頼む。














このペンダントはよほど密航者にとってそうとう大切なものだったのだろう。


渋りながらもようやくガードリーダーに渡してくれた。まずはじっくりと拝見である。


見れば見るほど素晴らしいルビーである・・・。



















・・・・・・・。










・・・・・・・・。










・・・・・・・。




















ガードリーダー　「気が変わったァー！！」

























ガードリーダー　「もーらった！」
























なんとガードリーダーは同情すべき密航者から強引に宝石を取り上げ口に放り込んだ。


お前のものは俺のもの・・・そして、俺のものは俺のもの。


欲しいものはなにがなんでも手に入れるのがジャイアニズムである。



















ガードリーダー　「悪いけど・・・、ピジョン・ブラッドはあきらめてくれ・・・」





















ガードリーダー　「ごめんな！」























ガードリーダー　「ううっ、ガハッ！！ペンダントがノドのところに、つ、つまった・・・」























「た・・・たわけが・・・！」





















　



「日本人、ミンな嫌い・・・ミンな、ミンな私をダます！」



「別ニ、無理ニ吐き出シテもらわナクくテモコうすレば・・・」
























ガードリーダー　「し・・・死んじゃった・・・」



ガードリーダー艦長の最後は・・・・宝石を喉に詰まらせ、さらに断罪。





ガードリーダー　「そ、そんなバカな・・・こんなところで・・・」

























ゲームオーバー・・・・・ガードリーダーは取るべき選択肢を間違った。



この夜光虫というゲーム、ひとつ打つ手を間違えれば・・・命取りになる（汗）
















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悪夢は終わらない。


ガードリーダーが覗いた船上の悲劇はほんの一端に過ぎなかった。


夜光虫ＧＢの真の恐怖は・・・皆様自身の目で是非ご確認いただきたい。