第392弾
アドバンスド大戦略 鋼鉄の旋風
さて本日はちょっとセガサターン版アドバンスド大戦略の昔話です。
アドバンスド大戦略の攻略本は中学時代の末期に中古で購入。ゲームを買う前から持ってましたw
このコンプリートファイルは全ぺージがほとんど白黒であるものの、ゲームに登場する全兵器を解説。
攻略本と言うよりも軍事書籍に近いもので、当時はヒマさえあれば読んでましたw
それまでプラモの箱でしか見たことのなかったヤークトパンターを詳しく知ったのはこの本がきっかけで、
私を軍事好きへと加速させたのは間違いなくこの攻略本の影響ですw
最初本を読んだときの印象は「やっぱドイツすげえな!戦車とかすごいカッコイイばい」と思う一方で、
貧弱な外見・性能の日本戦車には溜息が出るばかりでした・・・。
今でこそ『日本軍の兵器は優秀だった』とか『圧倒的な物量に果敢に立ち向かった』などと、
盲目的に日本軍兵器を高評価する書籍も出ておりますが、当時はまだそういう風潮は無し。
ただただ無残に破壊される日本戦車の写真はアドバンスド大戦略の攻略本にも掲載。
「日本にまともな戦車はないのかよ!」と中学時代のガードリーダーはヤキモキしてましたが・・・
攻略本を読んで日本にも大口径の砲を装備した戦車があったことが判明!
その名は四式自走砲ホロ。
大戦末期に登場した車両でその備砲は155mmという当時の日本戦車でも最大級のものだった。
大戦末期に強力な試作兵器が登場するのはよくあることですが、四式自走砲は実際に戦闘に参加。
震電や烈風と決定的に違うのはそこでした。
(攻略本では沖縄で戦闘となってますが、近年ではフィリピンでの戦績のほうが有名と思います)
155mm砲を装備した日本の切り札。少年時代のガードリーダーが夢を膨らませるのは当然ですw
攻略本にはイラストがついてなかったので、本を読んだときは和製ナースホルンを想像しました。
ガードリーダー 「47mm砲が主力の日本軍で150mm砲装備とはたいしたもんだぜ」
そして高校時代、ついに初対面のときが来ました。
場所は日本本土決戦MAP。四式自走砲も有終の美を飾るべく誇り高く参陣しておりました。
んが・・・・
ガードリーダー 「なんじゃこりゃ。た、大砲が・・・ちっせえッ!!」
今でこそ大好きな四式自走砲ですが・・・
ナースホルンとかけ離れた外観に、当時は「ダッセー!!」と咆哮(汗)
それもそのはず。
四式自走砲の車体は97式中戦車のものなので、そもそも大口径長砲身が積めるハズもなし。
しかも搭載している榴弾砲も大正時代初期に使われていた余剰の旧式砲でした(汗)
つまるところ超兵器でもないんでもない四式自走砲。
「一応使うだけ使ってみるか」と前進させるも、敵航空機の空襲で初陣は悲惨の一言。
他の日本車両同様、防御力は紙です(汗)
このままやめてもよかったのですが、せっかくの出番なので試しに一度使ってみることにしました。
装備した150mm砲は短砲身の旧式野砲なれどその射程はやけに長いですw
搭載弾薬はわずか3発。97式中戦車改造の即席自走砲にたいした攻撃力を期待していませんでしたが・・・
四式自走砲の砲撃はシャーマン戦車を見事粉砕!!
まさかの攻撃力。大正時代の旧式砲がアメリカの主力戦車を撃滅するとは夢にも思いませんでしたw
しかも150mm野砲は近接攻撃も可能なので、索敵モードで使えば待ち伏せ用兵器として有効です。
間接攻撃が可能な分、一式中戦車や97式中戦車改よりも断然使い勝手が良いです★
物事を見た目だけで判断するのは早計といいますが、四式自走砲はまさにそれでしたw
短砲身とはいえ、近距離から150mm砲弾をブチ込めばシャーマン撃破も確かに可能でしょう。
そう考えると間接攻撃力と近接攻撃力は逆の方が正しい気がしますが・・・野暮なことは言いませんw
トリアーエズ、この四式自走砲の初陣は私の少年時代に大きな衝撃を与えました。
「急造兵器の実力、侮るべからず」と。
そして月日は流れ2011年。
不名誉なことに四式自走砲は「世界の最悪兵器大全」の表紙になっておりました(汗)
四式自走砲についてもヒドイ記述がされてますが・・・ハッキリ言ってこの本は信用しておりません。
たしかに兵器としては急造品です。
しかしフィリピン戦では山下将軍直轄の第十四方面軍仮編自走砲中隊として戦車以上に活躍してます★
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