このプレイ日記はHP後援者・溝蠍(どぶさそり)さまからご投稿いただいたものです。












失ってしまった何かをもう一度…


奴は再びゲームボーイアドバイスのスイッチを入れる。


第2話 ファースト・コンタクト、ハローそしてグッバイ






















第---弾





宇宙大作戦 チョコベーダー


PartA
























ユナイティから超能力を与えられた溝蠍。過剰な力を得た者がすることはただひとつ。


自分にとって邪魔なモノをどかすだけである。


ということで溝蠍は隕石を見る為に邪魔な黒スーツをどかす事にした。



 「口で言っても解らない奴にはやはり暴力しか無いのだろうか?」



僅かな疑問を持ちつつも黒スーツに再び挑む。






 「懲りない奴だ。私に敵うわけ無いだろう」



 「さっきとは一味違うかもしれないぜ?」



 「さっきまでとは違う?私にはそうみえないがな」



 「残念、これが違うのさ。エンライト・ディスクの力を喰らえ!」







再び黒いスーツの男と戦うが、今回はきちんとダメージが通るではないか!







 「何だ??こいつ!強くなりやがった!?」


 「こいつは凄い!さっきまでとは全然違う!」


 「う、コイツ、普通じゃない!あの方と同じ能力を持っているのか?

くそ!このままではまずい。さらば!」




捨て台詞を吐くと、黒いスーツの男は山の奥に逃げていった…





こうして黒スーツを撃退した溝蠍だが、ここで今回の旅を共にするパートナーを紹介していなかった事に気づく。


いつまでも言わないのはアレなので紹介しよう。




今回の旅のパートナーは、「謎の黒スーツ」「墜落したUFO」の2体。


2体とも、通常のプレイで仲間にすることが出来ないレアなキャラクターである。


ユナイティに出会う前、溝蠍はある行動をしていた。










それは「召喚コード」の入力である。


「宇宙大作戦チョコベーダー」には召喚コードと呼ばれる7〜10文字の英数字の番号が存在する。


これを入力することによって新たな宇宙人に出会うためのカードや、レアアイテムを手に入れることができるのだ。


そこで溝蠍はユンボと共に学校に到着した時、4つの召喚コードを入力し、戦力強化を図ったのだった。


















入力した4つの召喚コードはそれぞれ「ウンモディスク」「ブラックベルト」「黒スーツカード」「UFOカード」


「ウンモディスク」「ブラックベルト」は装備品で、


「ウンモディスク」は初期装備の「F・ディスク」より少しばかり攻撃力が高く、熱属性を持っている。


「ブラックベルト」は初期装備のTシャツより大幅に防御力が高く、


「反撃バリア」が使用可能になるという優れ物だ。


「反撃バリア」とは、相手の攻撃を受けた際、コマンドの入力に成功することで、

相手の攻撃によるダメージを減らすばかりか、そのダメージをそっくりそのまま相手に返すという特殊能力だ。


これら2つの召喚コードを入力し、すぐさま装備する。







 「これでしばらくは戦闘が楽になるだろう」






残る2つのアイテム「黒スーツカード」「UFOカード」はもちろん「謎の黒スーツ」「墜落したUFO」


召喚するためのアイテムである。


このカードを使い、出現した宇宙人を倒せばその宇宙人が仲間になるシステムだが、


この時点でカードを使うのはまだ早すぎた。



 「装備品でパワーアップしたとはいえ、まだまだ俺は弱い。まだ強化が必要だ」




そこで溝蠍はユナイティと出会い超能力を身に付け、黒いスーツの男を倒すまでカードを使うのを待っていた。


そう、彼らを倒し従える事ができる力が身に付くまで…













溝蠍 「フフフ…この時をまっていたのだ」



不適な笑みを浮かべて「黒スーツカード」を使う溝蠍。


するとどこからか男の声が聞こえてくる。











 「誰だ!盗聴しているのは!排除してやる!」



突然溝蠍は謎の空間に飛する転送された。目の前には声の主がいた。













 「地球人と戦うのも久しぶりだな…」



謎の黒スーツは様々な属性の強化型の光線を放つ強敵だ。


簡単に倒せる相手ではない。


正面からぶつかればやられてしまう。


となれば背後から、つまり力には力ではなく技で攻めればよいのである。















溝蠍 「ぐっふっふ なぜ俺がこのブラックベルトを選んだと思う!!

俺には反撃バリアという切り札があったのだ!!」



要するに相手の高い攻撃力を利用する。


反撃バリアを使えば自分は死なない程度のダメージですみ、相手に大ダメージを与える事ができる。


溝蠍は勝利を確信していた。




 「ウワッハハハ!どこに逃げようとも反撃光弾(仮)がきさまを追い詰める!!

ここは異次元空間 どこへも逃げられんぞ!!」
















溝蠍 「ひゃあははどうだ悔しいか悔しいかあ!はははあ!!」














「ばわ!!」


・・・勝負は一瞬で着いた。


謎の黒スーツの光線銃から放たれた分身超熱光線は、反撃バリアを貫き、溝蠍を焼き払った。


反撃する間もなかった。


















溝蠍 「・・・・・・・・・」



謎の黒スーツに全く歯が立たなかった溝蠍は黒スーツを倒すためカラス狩りを始めた。


カラスを大量に狩ることによって経験を積み、高い威力の攻撃と打たれ強い肉体を手に入れる事ができる。


更に近所のごみ捨て場を荒らす不届き者も減るのでまさに一石二鳥である。





裏山の草むらにうず高く積み上げられたカラスの死骸を見て、溝蠍は再び黒スーツを呼び出す。







 「何だ、またお前か」



 「この時の来ることをどれほど待ったことか!!」



 「大した時間は経ってはいないはずだがな」




 「ほざくな!!今の俺は昔の俺ではないぞ〜〜!」




再び異次元空間で合間見える二人。


黒スーツは光線銃の引き金に指を掛け、再び分身超熱光線を放つ。



 「今度は何ターン持つかな?」



ちなみに、分身されてもこちらは1人なのでフェイントにならず、全く意味がない。


迫り来る熱の奔流に溝蠍は慌てずに反撃バリアを展開する。


今度はきちんとバリアはダメージを軽減し、黒スーツにダメージを与えることが出来た。



 「ほう、1ターンは持つようだな…」



なんとか黒スーツに打撃を与える事に成功した溝蠍。


大幅に削られた体力はカラスから奪った大量のチョコレートで回復し、再び攻撃に備える。


こちらの攻撃では雀の涙程度しかダメージは与えられない。


反撃バリアに頼るしかないのだ。



 「まだ大丈夫だ。チョコレートはまだ10個以上ある。まだ慌てるような時間じゃない」




こうして何度も黒スーツの攻撃を跳ね返している内に黒スーツの体力はみるみるうちに減っていき、

遂に黒スーツとの戦いに勝利をおさめることが出来た。



 「く、地球人に負けるとは。お前、只者ではないな。俺は強い奴が好きだ。

気に入った。これをやろう。」





謎の黒スーツは溝蠍に歩み寄り、自分の交信チャンネルの番号を教えた。


交信チャンネルとは、使えば宇宙人達をいつでも呼び出すことのできる便利なものである。


これでその宇宙人が仲間になったということになるのだ。


この場合は宇宙人ではないが。





 「ところで、黒いスーツの男と姿形がソックリだが、何か関係でもあるのか?」



 「同業者だ」



 「………」




これ以上突っ込んだらなんだか危なそうなのでこのへんにしておこう。


さて、次は「墜落したUFO」だ。


早速カードを使い召喚する。









コイツも謎の黒スーツと同じく高い攻撃力を持っており、倒すのは容易で無い。



 「ならばどう戦うのだ?」



 「お前とやった時と同じように戦えばいい」



 「待て、俺と奴とでは勝手が違う。その戦法だけでは不十分だ」




謎の黒スーツがアタッカーなら墜落したUFOは回復役である。


3種類の光線の他、体力を回復する「いやし」を持っている。


いくら自らの命を削ってダメージを与えても、その努力が一瞬で無駄になってしまう可能性もある。



 「だからお前は灼熱分身光線を使えばいい。これなら奴に通用する」



謎の黒スーツの通常攻撃は溝蠍のものより遥かに劣っていたが、


宇宙能力においては黒スーツの方が勝っていた。



 「なるほど。それでやってみよう」

















墜落したUFO 「ピピピ…自動迎撃システム作動。対象を排除します。」

















溝蠍 「お前なんか怖かねぇー!」



途中、謎の黒スーツが死にかけるというアクシデントに見舞われたもの、

何とか溝蠍と謎の黒スーツは墜落したUFOと交戦、見事打ち倒す事に成功した。




 「機械なんぞに負ける訳がない」



そして墜落したUFOの交信チャンネルを入手、ようやく今回の縛りプレイに必要な仲間が揃った。



 「黒スーツ、UFO。お前たちとはこれから長く付き合う事になる。よろしく頼むぞ。」



そんなこんなで道中を共にする仲間を迎えた溝蠍。
















 


途中、<オレンジ>ウンモ星人、大目玉の宇宙人を新たな仲間に引き入れ一行は賑やかになった。


特にウンモ星人は溝蠍を守ってやる、と張り切っていた。実に頼もしい。


だが、ウンモ星人は何かを探しているらしい。一行は手伝うことにした。


ウンモ星人と出会ったのは山の頂上付近の一本道で、どうやらその先にあるらしい。


頂上に出ると、そこには黒いスーツの男が数人と、謎の男がいた。


更には、よく見るとなんとUFOが地面に突き刺さっていた。

















??? 「この辺りにあるはずだ!探し出せ!」


黒スーツA 「この山、くまなく探しましたが、仰るようなものはどこにも…」


??? 「黙れ!このワシに歯向かうことは許さん!見つけ出した奴は日本のトップメンバーにしてやるぞ!」


黒スーツB「HAHA!よし!俺が見つけるぞ!」




なんだか「!」がやたら出てくる会話だな、と思いながら様子を見ていると、うっかり物音を立ててしまった。




黒スーツA 「ん!誰かいるぞ!」


 ??? 「さっさと始末しろ!!ちょうどいい、さっき捕まえたアメーバを使え!」


黒スーツB 「HAHA!!よし、アメーバついてこい!」




面倒なことになった。しかし今は降りかかった火の粉を払わなければいけない。












黒スーツ 「でしゃばならければ、死なずに済んだものを!」









 


黒スーツ 「アメーバ・タイプ!、おまえのチカラを見せろ!」


アメーバ・タイプ 「オラ、気がすすまねんども、いたすかね」







訛りが激しい宇宙人とのバトルだ。ウンモ星人は張り切っていたようだが、


残念ながらこれからずっと戦闘には出られない。許せ。


ふたりの黒スーツは瞬殺できたが、問題はアメーバの方だ。


奴はアメーバの体を生かさず近未来的な光線銃を操る。


2回攻撃の「マシンガン」、更に攻撃力を高める「アドレナリン」を使う最初のボス。


体力も高く、一筋縄ではいかない相手だ。


光線を避けつつ、ウンモディスクを当てていく。

謎の黒スーツは光線技、墜落したUFOは光線と、地道に体力を削っていく。


そして、ディスクを投げること数回、遂にディスクはアメーバを貫き、勝敗は決した。














アメーバ 「オラが悪かっただ!あいつらに無理矢理やらされただ」



強制されていたことは知っていたので許してやることにした。


ふと気付けば、謎の男の姿は無く、地面に突き刺さったUFOと、黒スーツが転がっているだけだった…


とりあえずUFOを見に行く。














 「UFOか…」



ウンモ 「UFOチガウ。ダシュツポッド。ウンモコレニノッテキタ」



 「隕石の正体はお前だったのか。何しに来た?」



ウンモ 「ウーン、ウンモオボエテナイ。サッキカラチョーシワルイ」



 「おいおい、忘れるなよ。しかしUFOなんて初めて見た。

ここまで来たかいがあったな。さて、帰るか」





ウンモ 「ホッドコワレテル、ウンモカエレナイ…」








PartBへ


TOPへ戻る