「ガードリーダー将軍、失礼いたしまする」



 「おうリジュか、お前もこっちへきて飲むがいい」



 「そんなことより、まだこの大戦略98で戦うおつもりだと伺いましたが」



 「そのとおりじゃ!このままではブルガリア国民に顔向けできんからな」



 「しかし相手はソ連軍。まともにやっても勝負は見えており申す



 「問題はそこなのじゃ。奴らの強力な戦車を何とかして撃破せねばならん」



 「たしかにブルガリアで生産できる旧式砲ではT34型戦車は撃ちぬけまぬ」



 「いったいどうしたものかのう・・・」



 「将軍、いかがでございましょう?パワーアップキットで強化してみては?」



 「おおお、その手があったわ!さすがはリジュ。カミソリの如き切れる男じゃのう」





















第49弾





アドバンスド大戦略98


PartA























・・・というわけで前回ではブルガリアで完敗を喫してしまったので今回はその報復戦。


最大の課題はブルガリアの戦力の無さソ連軍の超強い戦車部隊だ。


さすがに初期状態のブルガリアではどうしようもないので、ちょっと初期データをいじることにした。


すなわちパワーアップキットを使って、自軍に強力な初期配置ユニットを加えるということだ。


たしかに卑怯な手段だが、いくさは勝たなきゃ意味がないのだ。














「守りのガードリーダー」の異名をとるガードリーダーは自陣営に壮大な要塞を建造。


初期配置兵器だけでなくMAPエディットで地形まで防衛しやすいように大改造したのだw



 「我ながら見事な要塞じゃ。まさに千年は持ちこたえる要塞じゃわい」



 「ではこの軍師リジュが新たに配置した兵器を解説させていただきまする」











 

 「本営を防衛するために75ミリよりも強力な150ミリ野砲を配備しました」



 「うむ。前面にはわざわざ山を作ったのでそこを盾に存分に砲撃できるぞい」








 

 「そして二段構えの陣としてトーチカと小型戦車ヘッツァーを最前線に置きまする」



 「ヘッツァーはワシが大好きな戦車じゃ。小娘のようにかわいいからのう」











 

 「最後にして最大の目玉はこちらドイツ製28センチ列車砲K5でございまする」



 「すばらしいぞ、リジュ。まさにナチスドイツの技術は世界イチィィ!じゃな」


















ガードリーダーの作った要塞はあの風雲ドラえもん城並みに難攻不落だった。








人口の山を盾にした150ミリ野砲4ユニット、計40門。


駆逐戦車ヘッツァー30両、そして多数のトーチカに28センチ列車砲。


主にドイツから仕入れたこれらの強力兵器があればソ連軍の侵攻が血の海に終わるのは間違いない。










・・・・はずだったが・・・

















一進一退の攻防が続いたものの、ソ連の物量の前にブルガリア軍が総崩れw



 「リ、リジュ!これはいったいどういうことじゃ!」



 初期配置兵器が強くとも一度やられると二度と復活しませんので・・・」
















データ改造してまで望んだ二戦目だったが・・ものの見事にガードリーダーの完敗だった。


150ミリ野砲とはいえ75ミリ同様、旧式タイプ(1919年製)ではT34型戦車には通じず。


ガードリーダーの親衛隊であるヘッツァー部隊も迫り来るソ連戦車の大軍によって壊滅。


強力な間接攻撃が出来る大型列車砲も接近されれば格好の的となり、あっけなく炎上。












 「おのれソ連軍め・・もうガマンできんわ!!



 「ですがタイガー戦車を置いたとしてもブルガリアでは補給が効きませぬぞ」



 「かくなるうえは・・・徹底的にブルガリアを強化するのみじゃ!
















恥は承知の上である。


ガードリーダーはMAPエディタを使い人工の海を作成。・・・一体何をやろうというのか?















そして壊滅したヘッツァー部隊に変えてドイツの駆逐戦車ヤークトパンターを大量配備。


第二次世界大戦最良の駆逐戦車と言われたその性能はもはや反則であるw













さきほど作った海にガードリーダーが配置したのは、なんとドイツの戦艦H級だった(汗)



 「こ、これは史実では完成しなかった幻の巨大戦艦ではございませぬか!?」



 「ゲーム開始と同時にH級三隻をもって敵本拠地に艦砲射撃してくれるわ!」
















圧倒的戦力と常軌を逸したMAP改造を終え、ソ連軍との第三ラウンド開始。


ここまでくるともはや負けるほうがおかしい・・・









 


ゲーム開始早々、ガードリーダーの巨大戦艦H級三隻が敵の本営を砲撃。


その圧倒的攻撃力によって準備中のソ連軍部隊は為す術も無く壊滅。


戦いはすでに開始する前からケリがついていたが、さらにガードリーダーはとどめの一撃を実施。













そのとどめの一撃とは・・・100機のB29による無差別爆だった。


パワーアップキットの機能を使えばドイツだけでなく、アメリカなどすべての国の兵器が使い放題なのだw




・・とはいえ、ガードリーダーは枢軸国びいきでアメリカ軍は正直かなり犬猿する存在。


そんなアメリカの航空機を借りてまで勝つのはさすがに心苦しい。
















・・・というわけでこれはあくまでペルー空軍の援助と考えてほしいw















ガードリーダー、ブルガリアでソ連に圧勝!!




 「はっはっは!見よ、イワンどもがついに降参しよったわ!」



 「・・・まあここまでくると戦略ゲームの面影はまったくありませんが」



 「細かいことは気にするな!花見をするよりよほど楽しかったわい!










反則なまでに武装強化することによってソ連軍を撃破したブルガリア軍とガードリーダー。



たしかに戦争は勝たねば意味が無いのだが・・・
















もしハマーン様にこんな姿を見られたら・・・



「恥を知れ!俗物ッ!」と言われるのは間違いないw











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散々弱小扱いしたブルガリア軍ですが、今はこんな感じですw


普通に強そうですね(汗)






http://www.geocities.jp/utr1980/というページ様を参考にさせていただきました