みなさんこんにちは!ロングソード連合後援者、奈良県在住のいっしーです。
今回は持ち込み、と言うより押しかけ企画でプレイ日記を書いてみました。
駄文で読みづらいと思いますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
第 弾
大航海時代U
題材に選んだのはスーパーファミコンソフト『大航海時代U』。
1997年に光栄から発売された、リコエイションゲームという何だかよくわからないジャンルのゲームです。
大航海時代、多くの男たちがあるいは冒険のため、あるいは貴重な商品を求め、あるいは海賊として海に挑みました。
このゲームはそういう男たちのひとりとなり、それぞれの目的を果たすため海に乗り出していきます。
主人公は全部で6人。
それぞれに独自のシナリオが用意され、時にそれぞれのストーリーがクロスしながら進みます。
今回はその中から紅一点の女海賊カタリーナ・エランツォを選択。
海、と言えばやはり海賊でしょう!!
では、悲しき女海賊カタリーナの物語をひもとくとしましょう。
◯第1話キャスト
カタリーナ・エランツォ 18歳 イスパニア人
イスパニア海軍准将の兄ミカエルを慕って海軍に入り、中尉にまで登る。兄と婚約者の悲報を聞き、復讐のため海賊となった。
情熱的で、考えるよりも先に動くタイプ。結果として周囲を振り回すため、あまり上司にはしたくないタイプである。
フランコ・サヌード 20歳 イスパニア人
イスパニア海軍中尉。カタリーナの兄ミカエルの部下。
成り行きでカタリーナの海賊艦隊に参加し、その副官となる。
顔グラを見るに、20歳とはとても思えない老け顔。イスパニア海軍とは相当ストレスフルな職場環境に違いない。
ロベルトゥス・エゼキエル 44歳 イスパニア人
イスパニア海軍司令。カタリーナの上司。常に冷静沈着であり、海軍軍人としての能力も非常に高い。
初めてプレイしていた子どもの頃は「なんてわからず屋なオヤジだ!!」と憤慨したものだが、
オトナの感覚からすると彼こそ常識人と言えよう。
1522年5月17日。イスパニア首都、セビリア。
カタリーナはサヌードが探していると聞き、司令室におもむく。
どうやらエゼキエル司令から緊急の呼び出しらしい。
エランツォ中尉、出頭いたしました。
ああ、中尉。楽にしたまえ。
実は君の兄、ミカエルのことだが・・・彼の艦隊は1522年4月10日、サントドミンゴ沖で消息を絶った。
まさか、兄に限って・・・・・・海賊ごときに殺られる人ではありません。
しかも、兄の艦隊にはエルナンがいました。
確かにミカエルは有能な男だ。副官のエルナン、君の友人も勇敢だった。
だが、今朝報告があったのだ。新大陸に派遣していた調査隊からだ。
カリブ海で破船を見つけたそうだ。船は無人で船体はひどく損傷していた。おそらく舵もきかぬ状態だっただろう。
遭難の原因は不明だ。暴風雨に巻き込まれたのか、何らかの攻撃を受けたのか。
だが、現場でこの将官旗が発見された・・・・・・ミカエルの物だ。酷な言い方かも知れんが、彼らは生きてはいまい。
・・・・・・・・・・・・・・・
君は彼らに劣らず優秀だ。今は無理でも必ず立ち直れる。私はそう信じる。
カタリーナは司令室を辞去。送ってきたサヌードに誘われて酒場へ。
確か、カタリーナはれっきとした未成年のはずだが・・・
サヌード、わたしは兄が暴風雨で難破したとは思えないのよ。
そうだね、俺もそう思う。
でもイスパニアの艦隊が襲われるなんて。
敵はきっとカリブの海賊だ。海軍にいる限りいつか出会える。
これからどうするの?
俺達は海軍士官だ、航海の機会も多い。寄港の度に情報を収集していけばきっとわかるさ。
ん、カタリーナ、あの男達何か噂話をしているぞ!?
なあ、ジョバンニ。お前あの事件聞いたか?
ああ、カリブ海で王立艦隊が消えちまったって話だろ。
海賊「黒髭」がやったって噂だぜ。
いや、でかい声じゃ言えないけど、実はそうじゃないんだ。
こいつは知合いの船長から聞いた話だがな、どうやらポルトガルの奴等が一枚噛んでいるらしい。
奴が言うには、何でも、サントドミンゴの港で補給中に焼き討ちに遭ったんだと。
その時の敵艦のメインマストにはマルタ騎士団の赤い十字が染め抜いてあったらしい。
なんだって、そりゃあフェレロ公爵家の私設戦艦隊じゃないか。
ああ、どうもポルトガルの奴らは信用できないからな。
ねえ、あなた達、その話をもう一度聞かせてくれないかしら。
・・・・・・・・・あんた何者だい?
イスパニア海軍の者だ。今の話は本当だろうな?
本当かどうかなんて俺には分からないさ。
ただ、ここいらの船乗りの間では結構広まっている噂だぜ!?
ここまでを聞いたカタリーナは酒場を飛び出し、司令室へ向かう。
エゼキエル司令にフェレロ公爵家討伐を願い出るために。
だが、当然のことながら同盟国ポルトガルとの仲を引き裂くこの願いは聞き入れられるはずがなかった。
カタリーナはさっさと職務に戻るように、と一喝されてしまう。
それにしても・・・酒の席での噂話を根拠に仇を特定するのは軽率にも程がある・・・。
見た目だけは30過ぎのオヤジ、サヌードもまったく否定しないのだから困ったもんである。
ちなみに、酒場で噂話をしていた男達は職にあぶれた船乗り。
主人公のレベルにもよりますが、声をかければ仲間にすることができます。
さて、再び酒場に戻ってきたカタリーナとサヌード。
カタリーナ、これからどうするつもりだい?
海軍を辞めようと思うの。
何だって!?
海軍にいる限り、仇は討てないわ。
だが、フェレロ公爵家は強大だ。
民間人の力で一国の宰相を倒すことなどできはしないよ。
けっ、ほざきやがるぜ。
何だ、貴様は。
俺はただの酔っ払いさ。ただね、あんたらの言い分が気に入らねえんだよ。
努力もしねえで諦める。勝てないから尻尾を巻くそれが名誉あるイスパニア海軍士官かよ!?
ちっ、訳を知りもしないで。カタリーナ、店を出ようぜ。
店を出る2人。カタリーナは何か決心がついた様子。サヌードを港に誘う。
なお、この酔っぱらい、後々物語に大きく絡んできます。それとなく覚えておいてください。
さて、港にやって来た2人。
ここでカタリーナはサヌードが指揮する新大陸からの金輸送船をもらうと言い出す。
つまり、イスパニア海軍から船を奪う気なのだ。立派に反逆罪である。
サヌードは一応説得するが、案外あっさりと仲間入りを承知してしまう。
反逆罪の主犯はしばり首だが、共犯ならば懲役刑で済むから、と言って。
奪った船に新しい名前をつけるように言われたカタリーナは、「リベリオン」と名付ける。
意味するところは「反乱」。
さあ、いよいよ女海賊カタリーナの船出である。
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