※このプレイ日記は奈良県のHP後援者、いっしーさんが製作したものです








第 弾





大航海時代U


PartA












いよいよ大海原に乗り出したカタリーナ艦隊。


カタリーナ提督はフェレロ家をやっつけると息巻くが、艦隊とは名ばかり。


指揮官はカタリーナとサヌードだけ、120人の水夫と一艘のガレオン船を擁するのみという陣容である。



こんな貧弱な戦力で、いったい2人はどんな戦略を立てるのか?


憎っくき仇はいつ討てるのか?


カタリーナの本当の物語が、いま始まる。













◯第2話キャスト



 カタリーナ・エランツォ 18歳 イスパニア人

      カタリーナ艦隊の提督。通称「赤毛の女海賊」

      今すぐにでも仇のフェレロ家を討伐すると怪気炎をあげるが、彼女はどんなプランを持っているのだろうか?



 
フランコ・サヌード 20歳 イスパニア人

      カタリーナ艦隊の副官。と言うより、カタリーナのストッパー役である。

      海賊になっても老け顔は相変わらず。海賊稼業にもストレスはつきもののようだ。



 カミーロ・サボナローラ 45歳 イタリア人

      イタリア商船隊の提督。旗揚げしたカタリーナの最初の相手。

      1522年7月14日にジェノバ港を出港し、ナポリ港へ向かっていた。













1522年5月17日。セビリア沖。


カタリーナはサヌードから今後の戦略についてたずねられる。


国を棄て、地位を捨て、天下のイスパニア海軍の船を乗っ取るという大それたことをしでかしたカタリーナは、


どんな緻密なプランを練り上げているのだろうか。











 

 出港はしたものの、これから先どうするんですか?




    
 もちろんフェレロ家のやつらに復讐をするのよ。




 いきなりフェレロ家とやり合っても力の差は明白です。まずは実力をたくわえることです。


     

 
じゃあ、一体どうすればいいの?




 商船隊と戦って経験を積み、装備を整えるのです。

     戦闘能力の低い商船隊なら、私たちでも十分に勝てるチャンスがあります。



     
たとえ商船隊の戦闘力が低いといっても、向こうは船団を組んでいるわ。

     そう簡単に勝てるとは思えないけど・・・・・・




 たとえ何隻もの船があろうと、敵の旗艦をつぶしさえすればこちらの勝ちです。

ですから敵の旗艦のみを集中して攻撃すれば良いのです。

さらに敵提督との一騎打ちで一気に勝負をつけるという手もありますが、提督の今の装備ではまだ不安がありますね。



 なるほど、敵から奪ったお金で装備を整えるのね。それならポルトガル船を片っ端から標的にしてやるわ。





 そうですね、我々は既にイスパニアを敵にまわしています。

あまり無差別に攻撃をして全ての国を敵にするより、ターゲットにする国を決めて攻撃した方が賢明でしょう。



  
 ・・・・・・・・・




 どうかしたんですか?




 
いえ、あなたって海賊になるために生まれてきたんじゃないの?

海軍にいた頃はそんなにイキイキとしてなかったわ。





 な・・・何を言ってるんですか!

     私は海軍にいた頃は海賊と何度も戦ってきたので、やつらの手口をよく知っているだけです。失礼な!!




 
フフフ、ごめんなさい。とにかくまずは商船隊を探しましょう。


















・・・なんと、カタリーナ提督はまさかのノープランだった・・・。


心意気は見上げたものだが、さすがにたった一隻で一国の宰相と戦おうというのは無謀でしかない。


サヌードの反対は当然である。


で、結局サヌードの進言に従ってどこかの国の商船隊を攻撃することにするカタリーナ。


なんとも鼻息荒く、すぐにも獲物を攻撃しかねない様子。

だが、その前に仲間の航海士を集め、船長候補などを確保しておきたいところである。


配下がサヌードだけという現状はなんとも心細い。














ちなみに、カタリーナとサヌードの能力値はこんな感じです。


カタリーナの能力値。最初から航海レベルが8、戦闘レベルが10もある。


特に戦闘系の数値が高く(勇気86、剣技92)、船長としても十分な能力(統率80、航海術79、知識65)を持つ。


女性であるためか魅力が95と高いのも素晴らしい。


直感が52とやや低いのが玉にキズだが、非常に優秀である。










次にサヌードの能力値。航海レベルは8、戦闘レベルは11とカタリーナとほとんど変わらない。


しかし・・・戦闘系はそこそこの能力(勇気79、剣技80)だが、航海術が55と低いのが痛い。


天下のイスパニア海軍で船長をしていたわりには大したことがないと、言わざるを得ない。


航海術の能力値が低いと、船長を務めた場合に船のスピードが遅くなり、艦隊の足を引っ張ってしまう。


サヌードには船長を任せず、艦隊の副長にまつり上げておくのがいいだろう。





とりあえず仲間集めのために北海周辺⇒地中海と回るカタリーナ艦隊。


約2ヶ月後、イタリアの首都ジェノバへ寄港した頃には6人の航海士を配下に加え、


指揮官だけならばいっぱしの艦隊なみの陣容を整えていた。















だが、この間ほとんど収入がなかったため、艦隊の軍資金は底を尽きかけていた。


そろそろ一稼ぎする頃合いである。


一稼ぎとは・・・もちろん、海賊らしく他の艦隊を襲うことである。


ここで、このゲームの世界に登場する国について簡単に説明しましょう。











登場国はイスパニア、ポルトガル、オスマン、オランダ、イギリス、イタリアの6ヶ国。


全部ヨーロッパの国なので、ゲームを進めてアジア・オセアニア方面へ行くと船影を見なくなるのが


このゲームの欠点と言えば欠点。


ま、容量を考えれば仕方がないことなので、そこを突っ込んではいけません。


ちなみに、各国の力関係は次のような感じ。




強い・・・イスパニア、ポルトガル、オスマン


普通・・・オランダ、イギリス


最弱・・・イタリア





カタリーナは現時点でイスパニアを完全に敵に回しており、いずれポルトガルともぶつかること運命にある。


だが、今の貧弱な戦力でこの2国の艦船を襲うのは大きなリスクをともなう。


できれば弱い国の商船隊を襲って稼ぎたいところ。


・・・と、ここまで書けばジェノバに寄港した意味がおわかりでしょう。


最弱国イタリアの商船隊を襲うためなのです。





ジェノバ沖で停泊して待つことしばし。


7月14日、ついにジェノバ港から1つの艦隊が洋上にすべり出た。


待ちに待ったイタリア商船隊のお出ましである。


獲物となったのはカミーロ・サボナローラ率いる6隻からなる艦隊。














 


船の数こそ多いが、所詮は弱体な商船の群れである。


後を追ったカタリーナのガレオン船リベリオン号は、その日のうちにナポリ沖でサボナローラ艦隊に追いつく。


逃げ切れないと悟ったサボナローラは応戦の構えを見せた。


ついにカタリーナに海賊としての初陣のときが訪れたのである。







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