※このプレイ日記は奈良県のHP後援者、いっしーさんが製作したものです
第 弾
大航海時代U
PartC
ついにカタリーナ討伐令が布告された・・・。
近々エゼキエル司令率いるイスパニア艦隊との戦闘が避けられないと予想したカタリーナは、
それまでにできうる限りの準備を整えておこうとする。
だが、イスパニア海軍の包囲の網の目は徐々に狭まろうとしていた。
最初の難関はすぐそこまで迫っている・・・。
◯第4話キャスト
カタリーナ・エランツォ 18歳 イスパニア人
カタリーナ艦隊の提督。通称「赤毛の女海賊」
イタリア商船隊撃破によって多少名を上げ、イスパニア国王カルロス1世の勅命で討伐を受ける身となった。
フランコ・サヌード 20歳 イスパニア人
カタリーナ艦隊の副官。いちおうカタリーナ艦隊のナンバー2。
カタリーナに忠誠を誓い、イスパニア海軍帰順の道を自ら閉ざした。
その軍人気質は海軍でこそ活きそうなものだが・・・。
ルイス・スコット 20歳 海賊
チュニスを根城とする海賊。
1522年7月18日、チュニス沖にてカタリーナ艦隊と戦い、一騎打ちの末に海の藻屑と消える。
ペドロ・ナバルロ 41歳 イスパニア人
イスパニア戦艦隊の提督。エゼキエル司令の指揮のもと、カタリーナ討伐作戦に参加する。
歳相応の風貌ではあるが、額がかなり後退気味。
やはり、イスパニア海軍は老けこみやすいところのようだ。
エルナン・ベリオ 29歳 イスパニア人
イスパニア戦艦隊の提督。エゼキエル司令の指揮のもと、カタリーナ討伐作戦に参加する。
見た目では40代の脂の乗った指揮官と思いきや、意外にも29歳と若い。
老ける前に海軍を抜けたカタリーナの決断は正解なのか?
ロベルトゥス・エゼキエル 44歳 イスパニア人
イスパニア海軍司令。カタリーナの元上司。
部下のカタリーナとサヌードが反逆したため、その討伐隊の陣頭指揮をとることになる。
部下の尻ぬぐいをさせられる、中間管理職の悲哀が目に映るようである。
1522年7月18日、チュニス沖。
ナポリのギルドで海賊退治の依頼を受けたカタリーナは、海賊ルイス・スコットを発見し、攻撃を開始する。
海賊ルイス・スコットだな。七つの海を騒がせた貴様の悪行もこれまでだ。
何をほざいてやがる。くたばるのは貴様のほうだぜ!
口撃の応酬こそ甲乙つけ難かったが、いざ戦闘となるとカタリーナの敵ではなかった。
ナポリで買った刺突剣エペに貫かれ、勝負はついた。
さすがに海賊ともなると、捨て台詞もちょっぴり堂々としている。
スコットが率いていたのはガレオン2隻、キャラック3隻、ナオ1隻の計6隻。
輸送船に適したキャラックを2隻残し、残りはいつもどおり売り飛ばす。
ナポリのギルドで報酬をもらったあと、なぜか積荷の中にあったワイン(おそらく略奪品だろう)を売却するため、
高く買ってくれるというブリストル港を目指した。
だが・・・バルセロナ沖にてついにその時はやって来た。
前方にガレオン5隻とキャラック2隻からなる強力な艦隊が立ちはだかったのである。
紛れも無くイスパニア正規軍、エゼキエル司令直率のイスパニア無敵艦隊の先鋒隊であった。
どうやらエゼキエル司令が自らおでましの様ですね。
壮観ね、イスパニアの無敵艦隊が総出だわ。
つまり、この戦いは前哨戦ってわけですね。
7月23日、カタリーナとイスパニア戦艦隊との初めての交戦は、提督同士の一騎打ちによってあっけなく終了した。
今回もカタリーナは苦戦の末に何とか敵提督ペドロ・ナバルロを倒し、その艦隊を降伏させた。
勝利に酔いしれるカタリーナ艦隊であったが・・・
提督、別の艦影が近付いて来ます。
あ、あれは・・・エゼキエル司令の旗艦サンタ・クルズ号です。
信号旗を視認しました。読み上げます。
「先の戦いは勇戦なれど、賊軍の反乱に過ぎぬ。降伏せよ、今なら恩赦もあり得る。」
「されど抵抗を続けるなら、賊軍には将来も栄光も生命すらもないであろう。」
賊軍・・・・・・
面舵一杯!!提督、ここは逃げの一手ですよ!
何とかイスパニア艦隊を振り切ったカタリーナは近くのバルセロナ港に逃げ込み、まずは一息ついた。
だが、こことてイスパニアの同盟港。長くとどまっていることはできない。
なるべく早く出港し、他の海域に逃れる必要がある。
包囲網を突破するためには、まず艦隊を身軽にしなければ・・・!
カタリーナは戦利品の船7隻のうち6隻を売り飛ばし、キャラック1隻のみを補給艦として残した。
ついでに、積荷のワインも背に腹は代えられない、とぜんぶ売り払う。
準備はすべて整った。後は運を天に任せて出撃するだけである。
7月25日、カタリーナは4隻の艦隊を率いて、バルセロナ港を打って出た。
目指すは沖合のイスパニア艦隊である。
イスパニア無敵艦隊と再度交戦します。
まだ死ぬわけには行かないわ。ミカエル兄さんとエルナンの仇を討つまでは!
今度の相手はエルナン・ベリオ提督率いるガレオン5隻、キャラック1隻の戦艦隊。
いきなり敵旗艦に斬り込まれ、旗艦エスペランサは数十人の被害をこうむる。
だが、旗艦の乗組員の数に限れば圧倒的に優勢なのはカタリーナのほうである。
すぐさま反撃に転じ、先頭きって突撃したカタリーナは敵提督ベリオと一騎打ちを行うことに成功。
相手の単調な攻撃にも助けられ、何とかこれを制す。
これによりベリオ艦隊はすべて降伏。艦船はすべて戦利品として曳航されることになった。
だが・・・カタリーナ達が敵艦の略奪に目を奪われているスキに・・・
提督、周囲を敵艦隊に囲まれました!!離脱は不可能・・・。
ここが死に場所になるかもしれないわね・・・。サヌード、ごめんなさい。
自分のことにあなたまで巻き込んで。
いいんですよ。私だってあなたの考えに賛同してつき合ったんですから。
では潔く、最期の戦いに臨みましょう。
総員、戦闘体勢に移れ!敵の斬込みに備えよ!!
絶体絶命のカタリーナ。彼女の運命はどうなってしまうのだろうか!?
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