※このプレイ日記は奈良県のHP後援者、いっしーさんが製作したものです
第 弾
大航海時代U
PartD
圧倒的な戦力を誇るイスパニア無敵艦隊に対して勇戦、2度も敵艦隊を破ったカタリーナ。
しかし、所詮は多勢に無勢。奮戦むなしく、敵艦隊に周囲を完全に取り囲まれてしまう。
ここを死に場所と決め、最期の戦いに挑むカタリーナ艦隊。
このまま彼女らの冒険は終わってしまうのか。兄と婚約者の仇は討てずに終わるのか。
カタリーナ艦隊は、無数の敵艦隊に向かって突撃を開始した・・・。
◯第5話キャスト
カタリーナ・エランツォ 18歳 イスパニア人
カタリーナ艦隊の提督。通称「赤毛の女海賊」
襲ってきたイスパニア艦隊を2度に渡って破るが、周囲を取り囲まれて絶体絶命の危機に陥る。
フランコ・サヌード 20歳 イスパニア人
カタリーナ艦隊の副官。いちおうカタリーナ艦隊のナンバー2。
土壇場でもカタリーナを見捨てず、彼女に殉じる強い意志を見せる。
能力はともかく、その男気は頼れる副官である。
アンドレア・ギージ 26歳 イスパニア人
イスパニア海軍大尉。かつてセビリアの酒場で絡んできた酔っ払いである。
艦長のひとりとしてカタリーナ討伐作戦に従軍するが、戦場において誰もが驚きの行動をとる。
ジョアン・フェレロ 18歳 ポルトガル人
フェレロ公爵家の跡取り息子。6人の主人公のうちのひとり。
なぜか実家を勘当され、一航海士として海に出たらしい。修羅場の後でカタリーナをナンパしてみたり、
仇のことなど知らないフリをしたり、若いがなかなかの太い神経の持ち主のようだ。
ロベルトゥス・エゼキエル 44歳 イスパニア人
イスパニア海軍司令。カタリーナの元上司。
老け顔の提督2人をはじめとして多大な犠牲を払いながらも、ついにカタリーナたちを追い詰める。
彼の勝利は目前に迫っていた・・・。
1522年7月25日、バルセロナ沖。
敵の重囲に陥ったカタリーナたちは覚悟を決め、死に場所を探して突撃を始めようとしていた。
だが、そのとき戦場に異変が起こった。
提督、敵の艦隊運動が妙です。何か浮き足立っている様な・・・。
敵の戦列から火の手が上がりました!!密集陣形の中で焼き討ちに会った様です。
敵が逃げていく・・・。
ふっ、助かりました。ん、あの漂流物は!?
敵の士官が流木につかまり、漂流しています。
速やかに引き上げよ!
へっ、助かったぜ。
貴官の身柄を捕虜として拘束する。姓名と官職を述べよ!
けっ、海賊が気取るんじゃねえぜ。俺の名はアンドレア・ギージ。
イスパニア海軍大尉だ。
それに、俺はおめえらの生命の恩人なんだぜ!
さっき自分の船を燃やしておめえらを助けたのは俺なんだからな。
見え透いた嘘をつくな!!面識もないお前から助けられる覚えはない。
へっ、もう忘れちまったのかい。もっともあの時ゃあ酒場で酔っ払っていたからなあ。
お前、あの時の酔っ払い・・・。
おまえらを助けた訳を教えてやろうか。
俺はあんたの恋人だったエルナン・オブレゴンと同期だった男さ。
エルナンは貴族のくせにいい奴だった。ジェノバの貧民あがりの俺にも親切にしてくれたよ。
だから、お前たちを助ける気になったのさ。
それにお前たちがやろうとしている事に俺も加えて欲しくってな。
なあ、俺を仲間に入れてくれよ!これでも役に立つ男だぜ、俺はよ。
提督、どうします?
分かったわ。仲間にしてあげる。
ヒューッ、ありがてえや。
でも、勘違いしないでね。あなたを信用したわけじゃない。
あなたが少しは役に立ちそうだからよ。
もし、あなたがわたしたちを裏切ったら、容赦なく殺すわよ。
イスパニア海軍の包囲を突破し、ギージという新たな仲間をも加えたカタリーナ。
意気揚々と再びバルセロナ港に入り、手に入れた敵艦を売りさばきにかかる。
ガレオン1隻とキャラック1隻を残し、残りの艦船をすべて処分。
2度の海戦によって、カタリーナの軍資金は金塊40個を突破し、財政状況は劇的に好転した。
ちなみに、今回仲間入りしたギージさんの能力はこんな感じ。
正直に言って・・・ショボイ。戦闘能力は高いが、航海系の能力が低すぎる。
航海術が44、知識が32とサヌードよりもはるかに低く、船長としては完全に落第。
よくぞ自分から役に立つ男と言えたものだ・・・。
このゲームの6人の主人公にはそれぞれ固有の部下がいるのですが、
カタリーナの部下2人は他のだれよりも使いづらいキャラ達です。
こやつは一応体面を考えて、艦隊の主席航海士にでもしておきます。
この役職は一般の航海士よりも経験値がたくさんもらえるため、
本来はまだレベルが低く成長させたい航海士を任命するのですが・・・やむを得ません。
さて、物語に戻ってバルセロナ港。
カタリーナはサヌードとギージからひとつの噂を聞かされる。
仇と憎悪するフェレロ家の一人息子ジョアン・フェレロが、勘当されて一航海士として海に出ていると言う。
さっそくカタリーナは近隣の港を回ってジョアンの情報を収集することにする。
一騎打ちの際に身につける装備の貧弱さに不安を感じていたため、
ついでに北欧のリューベック港とコペンハーゲン港へもっと強力な剣とよろいを買いに行くことにした。
途中少しずつ得られた情報では、どうやらジョアンはなかなかのワルらしく、
ポルトガルの皇太子の誘拐にも一枚噛んでいるようだ。
そして、待ちに待った瞬間は突然やってきた。
1522年8月11日、
コペンハーゲンに向かう途中に立ち寄った、オランダ首都のアムステルダム港でのことだった。
造船所で人相の悪い男達多数が2人の男を殺そうとしているのを発見。カタリーナは、劣勢の男達を助ける。
どうもありがとう。お蔭で助かったよ。
お礼なんていいわ。ん、あなた達ポルトガル人ね。
僕はジョアン・フェレロ。お礼にリュートを一曲お聞かせしましょうか?
・・・わたしはどうかしていたみたいね。フェレロ家の人間を助けるなんて。
えっ、どうしたんだい!?血相を変えて。
わたしはイスパニア提督ミカエル・エランツォの妹カタリーナ。
兄の仇を討たせてもらうわよ!
待てよ、僕には君と戦う理由がわからない。
剣を抜きなさい。さあ、早く!
提督、待ってください。何か表で物音が・・・。
海賊、カタリーナ!!そこにいることはわかっている。
我々捕縛隊はイスパニア国王カルロス1世の命で貴様を逮捕に来た。
くそっ、仇を目の前にしながら!いいか、フェレロ家の者、
いつかきっとお前を地獄に叩きこんでやる!!
天敵の出現に、カタリーナは涙を飲んで仇との戦いの場から逃げ出す。
憤懣遣る方無い彼女は、「いつか必ずジョアンを泣き者にしてやる」と決意を新たにするのであった。
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