※このプレイ日記は2012年11月23日にＨＰ後援者の柳さんが製作したものです。

第５５８弾





ドラゴンクエスト�V


Ｐａｒｔ�A

　この怪物め！俺様がやっつけてやる！



　なんと横暴な！だが、ここで手を出したら負け。取り返しのつかん事に・・・。










手の代わりに、まさかの火が出ました。














　うげーーー！！



　なんてこった〜い！？






・・・その時、人外の化物と化した柳の心を過ったもの。

それは恐怖でも無く、後悔でも無く、まして悲哀でも無かった。







　お・・・。














　面白過ぎるｗ






あろう事か、それは愉悦であった（汗）















　ごが〜！ゴジラに憧れ幼少期を過ごした自分に、この事態は甘美に危険過ぎるわ！




こうして、悪夢の如き一夜の幕が開いた。














　犬畜生の分際が、我が行く手を阻もうなど小面憎し。




だがその時。

かつて飼っていた仔犬の思い出が柳の良心を蘇らせ・・・。




　・・・・懐かしい。自分はあと少しで取り返しのつかない間違いを。













　って、シーマンくらいしか飼った事無いわ〜〜い！







骨すら残さずバーベキュー完了。

ゴジラというより完全に殺人鬼と化しているが、当人は気にも留めず惨劇の村を行く。

続いて目に留まったのは、神聖なる神の社。











教会である。




　艱難辛苦の行軍を強いられる勇者一行から、やれ寄付だ布施だと

治療代を掠め取る不届きな神の代行者どもよ。清浄なる鉄槌を馳走して進ぜよう。













　むほほ。ここ一番の土壇場では神なんぞ屁の役にも立ちませんなぁ。










　神様に会えたら、よろしくお伝え下され。









　ほほう。心？











　ないよ。










　

　好きなだけ助けを叫びなされ。されど、神にすら届かんようですな。







念仏代わりにベギラゴンでも唱えられたら助かったろうに。

生き延びたければ、聖書で無く銃を手に。

そんな怪物の呟きも、消し炭には届かない。

人々を救済し、光ある方向へと導く筈の聖者達を煉獄の炎で蹂躙し、次に向った先は・・・。










ドラクエお馴染みの施設。宿屋。

聖者ならぬ性者の匂いを嗅ぎ取った柳に、躊躇いなど存在しない。












　毎度こんばんわ。デリバリーチェストーの柳です。










　分かる、分かりますぞ！



　へ？



　デリバリーを頼み、しかし化物が現れたときの怒り！悲しみ！さぞ筆舌にし難かろう！



　お、おぅ。分かってくれたんなら・・・



　で〜す〜がッ！



　ななな！？











　交通費を支払ったからと言って、安易にチェンジなど許せませぬなぁ！



　イヤだ〜〜！チェンジ！ちぇ〜〜〜んじ！










　あきらめ〜い！














　変な客を紹介するなど、同罪であ〜る！








交渉次第ではマススパーがガチスパーになる・・・所詮世の中、金か。

怪物は心で泣きつつ、しかし口をついて出たのは炎であった。（なんのこっちゃ）














そして、怪物は物陰に潜む臆病者の気配を決して見逃しはしなかった。



　太田！貴様、どこへ行っていた！？













　はァ。急に腹痛が・・・。



　腹痛・・・？














　貴様、この場で殺してやる。



　っていうか、僕はオオタなんて名前じゃ・・・。












　はて・・・ホント、今のは誰でありましょうな？？









理性を失った炎は夜の闇を嘗め尽くす。

かがり火にも見えた小さな炎は瞬く間に野火の如く燃え広がり、

遂にその煉獄の舌はか弱き者達へと迫った。




　突撃！隣の寝技スパー！今夜のオカズはなんでしょう？















　むぅ？母子二人暮しとな？



　お願いです。どうか子供の命だけは・・・！



　そうか・・・。












　夫の居ない孤独な夜。ニンジンは食べるためだけにあるのでは無い。



　は？え？



　そっと挿し入れ、身も心も温めるのだな。



　・・・・・・。











　って、そんなニンジンを子供に食わすんじゃな〜い！



　きゃぁぁ！？











　まったく、熱消毒せんと喰えたもんじゃない！・・・って、あら？














　・・・あんららら？






その時、残り火に照らされながら怪物は気付く。

この静けさ、そして凍えるような冷たさが、

高揚の収まった胸の内より去来するものだけで無い事を。

息吹。

それを失った人の住処は、闇の深遠に落ち窪んだかのように寒々しく、

静寂が波を打っていた。









　い・・・。






その時ようやく、怪物は我が身の行いに戦慄する。








　一体誰がこんな惨い事を・・・！？








お前だろっ。














　きえええい！この調子で大魔王も黒焦げにしてくれるわ〜〜！



　なるほど。分かりました・・・。















　はっ！？ここは。
















夢だった。










　ふざけてんのか！？



　ま、まぁまぁ・・・。



　あなたがどういう人なのか、分かったような気がします。



　はぁ。そりゃ結構な事で。











　あなたはエッチですね。



　ななな、なぬ〜！？












　な、なんの根拠があってそのような事を・・・！









　かなりエッチ！？バカな！これはなんという仕打ちだ！？



　違ってますか？



　ありがとうございます♪



　・・・ザラキ。



　んが〜！？すみません、ホントすみません！！



　・・・と、これがあなたの性格です。



　っていうか、冒険出発前に何をしたかったんで？



　さぁ、そろそろ夜が明ける頃。あなたもこの眠りから目醒めるでしょう。









ちなみに。

ドラクエ３では、性格によってステータスの成長率が変わります。

例えば、「タフガイ」なら体力ＵＰ。「ごうけつ」なら力ＵＰ、といったように。

「むっつりスケベ」の性格は、力、体力、賢さに補正がかかる上位ランクの性格だったり。

性格を変えるアイテムもあるので、

一層パーティに愛着をもって冒険を楽しめるのではないでしょうか。












　や〜れやれ。ゴジラのような生き方も、案外肩が凝るのやもしれませんなぁ。



　副総裁・・・。



　その声・・・まさか我が私室に忍び込むとはな！



　党員一号、出頭致しました。



　うむ、その覚悟の程や良し。



　どうぞ、御斬り捨て下さいませ。



　まぁ待て。全てはあの腹黒軍師の計略。貴様とて心の弱さに付け込まれただけであろう。


　・・・。



　皆まで言わすな。チェス党は貴様を必要としておる。



　副総裁！自分めを党崩壊への綻びとなさるおつもりですか！



　なんだと？



　鉄の結束を誇るチェス党に裏切りなど許されません！

何もおっしゃられず、御斬捨て下さい・・・！



　・・・そこまでの覚悟か。












これは・・・破門状！？



　それを持ってどことなり行くが良い。



　副総裁！？
　くどい！同胞でもないような輩を斬ったところで綱紀粛正になどなるか！行けぃ！



　・・・うくっ。











　や〜れやれ。こちらの方が夢であったら、どれだけ良かった事でしょうな。







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オマケ。

村人をこんがり炙らなかった場合・・・。
















　どっせい！？何をさせたいんだこのゲームは！？