※このプレイ日記は2012年12月28日に神奈川県の蒼皇さんが製作したものです。




第596弾





ナポレオン




※当プレイ日記はセロさんより多大な情報提供をうけて完成しました。ここに御礼申し上げます。










 こんにちは。



 おや、ずいぶんと早いねアイチ君。



 あれ?ドラコルルさんは?











 今日は休みだよ。
映画仲間のギラーミンとデマオンと飲みに行くそうだ。



 なんだかすごい組み合わせですね。



 たしかに地球の一つや二つ征服できそうだな。



 そうすると今日は僕たち二人でゲーム紹介ですか?



 それでも良いけど今日は
とても頼りになる援軍がきてくださる。






 こんにちは。



 セロさん!



 おまちしておりました。此度ははるばるようこそ。



 いえ、今回は私の好きな
ナポレオン関係のゲームと聞きましたので。



 ・・・・ええ。まあたしかに。



 (今の間はなんだ?)









 というわけでさっそくゲーム紹介を。



 まってください、その前に一応ナポレオンの紹介をしておいた方がいいと思うんです。



 そうですね。念のために簡単に説明しておきましょう。














 えっと・・。ナポレオンはフランス革命期の混乱を収束させて、後に皇帝になり

ヨーロッパの大部分を勢力下に治めますが、イギリス相手にはネルソン提督率いるイギリス海軍に

『トラファルガーの海戦』に敗れるなど、どうしても勝てずロシア遠征にも失敗し、

最後はイギリスのウェリントン将軍らの連合軍に『ワーテルローの戦い』で敗れてその栄光に幕をとじます。

それでも
世界史上でも屈指の英雄として記憶されている人物です。






 僕の知っているのはこれくらいですけど・・・・これで大丈夫ですか?



 まあ、一般常識ではこれだけ知っていれば十分だろう。



 そうですね。本当は『ブリュメールのクーデター』などの権力闘争や有名な『アウステルリッツ三帝会戦』の

詳細も話したいのですが。あ、あと政治的な功績も・・・



 待ってください。
ストップです、セロさん!(汗

 そこまでいくとこの場が
ゲーム紹介から史学の講義に変わってしまいます。



 そうですか?私は別にそれでもかまいませんが。

蒼皇さんだってそちらの方が本業といいますか、お好きでは?



 それはそうですが(汗



 は、話しを戻しますね!このゲームは
GBAの一番最初のソフトの一つなんですよね。



 (ナイスフォローだ、アイチ!)そうだよ、2001年にゲーム機本体と同時に

発売されたローンチタイトルの一つだ。



 そうすると今から19年前のソフトですか。



 そうです。
当時、私は小学校の低学年でした。このソフトが発売される直前ぐらいから

歴史に興味をもつようになっていたのでこのゲームの発売がとても楽しみでした。



 それじゃあ思いでの詰まったゲームなんですね。



 そうだな、
ある意味ではとても思い出深いゲームといっていいな。



 ?どういう意味ですか?



 ・・・ゲームの紹介をしながらおいおい。











 まずはゲームシステムですね。



 メーカ曰く
リアルタイムウォーゲームだそうだ。



 ゲームの難易度は高そうですね。



 そうでもないな。こういったゲームをプレイする
私が2週間でクリアできたよ。

かなり優しい部類だろう。



 青いのがプレイヤー側の指揮するフランス軍、赤いのが敵軍ですか。



 プレイヤーが直接動かせるのは左端にいるナポレオンだけです。

彼を操作して各部隊に指示をだし、勝利を目指すというものです。



 具体的にはどんな指示がだせるんですか?



 まずナポレオンを味方部隊と重ねることで指示がだせる。指示は「ある地点への移動」や

「敵部隊への攻撃」、「各指揮官との陣形形成」などだ。


 他にも部隊の体力の回復もできるんですね。



 そのかわりナポレオンには戦闘能力がない。極論、体力ゲージのあるマウスポインタだ。



 ところでこの馬に乗っている人物が指揮官ですか?



 そうです。全部で6人。インザーギ、ダヴー、ミュラ、ランヌ、オージュロー、スーシェ。

このうちインザーギ以外は
実在したナポレオン麾下の元帥です。



 本当ですか!?
彼らがゲームに登場するなんてすごいですね。

私の好きな人物ばかりじゃないですか。



 (せっかくゲームの紹介に戻したのに・・・)



 ははは、そうですね。・・ちなみにセロさんは誰が好きですか?











 

 ナポレオンに
『最も麾下で優れた指揮官』と言われたスーシェですね。

前線指揮官、統治官どちらでも優秀。さらには人格者です。

なぜか漫画では牛の頭をかぶっていますが。


 そうですね。堅実に任務をこなしていく出世と名声を手に入れた人物ですね。

さて、これがゲームのスーシェです。










 ・・・・え?



 ・・・。



 ・・・あの、
スーシェは男性のはずでは?



 ゲームでは
なぜか女性でした。当時は知りませんでしたがあとになって驚きましたよ。

牛の頭はかぶりません。



 それはそうでしょう!というかなんですかこれは!?(汗











 くっ、ほかには
オージュローもいいですね、剣術の達人で部下からの信望もあつい。



 それでは、



 (まさかまた改変が)









 これがゲームのオージュローです。



 (よかった、こっちはふつうだ)



 指揮官の中で最も能力が高いです。が、代わりに人気がなく、陣形を組むことができません。

レベルをかなりあげてようやく1体です。



 指揮する部隊がいない、指揮官・・・。











 ダヴーは、
不敗のダヴーは無事ですか!?



 無事ってひどい言いぐさですね。なぜか
ナポレオンの学生時代の教官になっています。



 なぜそのようなことに。



 推測ですが。
若禿だったからじゃないですか?



 ・・・・。



 (なんだかセロさんがかわいそう)



 絶望していますね、でも
私ほどではないと思いますよ。



 そんなに絶望する内容だったんですか。



 ・・・ストーリー紹介です。











 まずOPムービーにて
『歴史の裏で起きた真実の物語』と出てくる。



 こういったゲームではよくある煽り文句ですね。



 問題だったのは当時の私は小学低学年、
純粋潔白な少年だったことだ。



 蒼皇さんが・・・純粋潔白?



 なんですかその笑えない冗談は。



 とにかく!これを前提にして見ていてください。








 

 出だしはとても硬派なものですね。



 当時、ゲームといったら
ポケモンかテトリスしかなかった蒼皇少年にとっては

とても新鮮なものだった。











 勝利後に敗れた貴族が登場する。



 貴族なのに歩兵の格好なんですね。




 きっと
貧乏貴族の子倅かなんかでしょう。









 

 負けたものにありがちな捨て台詞をのこして死にましたね。



 本当に呪いがあるんでしょうか。



 まさか、そんな非科学的な。蒼皇さん。



 このインザーギのセリフ、あとから考えると
とんでもないネタバラシなんです。



 え!?











 で、なんだかんだいってランヌが合流したりします。



 ちょっとまったあぁ!!



 何か?



 なんでフランス人が関西弁しゃべっているんですか!



 そういう仕様です。










 

 なんやかんやでウェリントン登場、さらに
あからさまに怪しいのもご一緒。



 あれ、ウェリントンって最後にナポレオンと戦う・・・。












 さあ、戦いだ!



 歴史が歪んでいく・・・・・。












 圧倒していますね、ナポレオンが。


 そりゃ、まだ第4話の敵だ。攻撃力は高いが砲台の集中砲火でどうにでもなる。


 こういうところはナポレオンらしいというか。











 いまさらだけどこれがユニット一覧です。



 ストーリーが進むほど使用可能なユニットが増えるんですね。



 正直、占領用の歩兵以外は砲台か重砲台を徴兵すればどうにでもなります。



 やっぱり赤いんですね。



 ・・・あの蒼皇さん、
この続き↓はなんですか(汗










 ガーゴイルとゴーレム!?
どこのファンタジーですか!?



 さあ、話しをすすめよう。(棒読み)









 見事、未来の宿敵ウェリントンを撃破したナポレオンたちはタソーと対峙する。

そしてなんと
『あの』ロゼッタストーンを使い神の力を蘇らせようとする。(棒読み)








 ロゼッタストーンにそんな力が。



 ないです。このゲーム、
どこに向かっているんですか。








 

 そして突如ナポレオンたちの前に現れた、
巨大なバケモノ!

はたしてナポレオンたちの運命は!?



 ハハハ・・・
もう笑うしかありませんね(失笑



 しっかりしてください。セロさん!









 

 巨大生物は本拠地にゆっくり進撃するので後背から砲火を集中させれば簡単に倒せます。



 ・・・・・蒼皇さん、このゲームはいったいなんですか?



 ナポレオンの
真実の物語です。



 これが真実なら世界は不思議であふれていますよ。



 
私もそう思います。



 ・・・・。



 しかも、暴走はまだ続きます。このあとナポレオンたちはエジプトでネルソンと対決。

またバケモノを倒し皇帝になり
、ジャンヌ=ダルクやノストラダムス、アレキサンダー大王を倒し、

雲上に浮かぶ島や地獄に進撃し、

最終的に全ての元凶であるマリー・アントワネットを倒し、世界を救います。







 
さて、問題です。これらを全て信じると蒼皇少年の中ではナポレオンは

どのようにイメージされるでしょうか??



 皇帝になって地獄まで行って世界を救った偉人・・・(汗



 神様も真っ青の偉業ですね。



 実際はネルソンあたりからおかしいことに気づきましたが、それでも本当の歴史を知った時は

かなりショックをうけたものです。









 

 たちが悪いのはエンディングが無理やり史実路線に回帰しているので

なおさら
どれが真実かわからなくなりました。



 正統派歴史ゲームだと思って買った人は
本気で怒りますね。



 私の場合、怒るというよりも悲しさで泣きそうになりましたね。


人を疑うことをしりませんでしたから。



 蒼皇さん・・・。


 この時に思いましたね、
人を軽々しく信じるものか、騙されるものか。

逆にこっちが嘘を見抜き、騙し、信じこまさせてやるって。




 
腹黒の誕生ですね。



 (・・・・やっぱり黒い蒼皇さん!)






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 えっと、このゲームでよく流れるBGM。とてもかっこいいですね!



 当時もそう思った。と同時に
どこかで聞いたことがあるような気もした。



 そういえば。










 その違和感の正体は5年後の
ワールドカップ・ドイツ大会で判明した。



 もしかして(汗














 かっこいい?それはそうだ、なにしろフランス国歌『ラ・マルセイエーズ』なんだからな!