第626弾
SDガンダムGNEXT
PartA
2012年春。ガードリーダーは北陸の雄・スイマー氏と激戦を展開していた。
これまで鮫島幸雄や鹿児島同盟と戦ってきたガードリーダーにとって、スイマー氏は数段格下の相手。
戦いは一気にケリがつくかと思われた。
だが「榛名の稲妻」の異名をとるスイマー氏は屈しなかった。1ターンの精強MSで反撃開始。
戦争終結を急ぐガードリーダーの総攻撃をドライセン、ケンプファーで見事撃退。
その損害の大きさに、ガードリーダーも一時後退せざるを得なかった。
GNEXTというゲームはどのMSを生産するかで勝敗が決まるといっても過言ではない。
敵を侮ったガードリーダーがあえて弱小MSのバーザムを生産していた傍ら、
スイマー氏は東京で奈々氏さんから直に受けたアドバイスのもと、優秀なMSを大量量産。
ドライセンにケンプファー、そしてジャベリン。
・・・・いかにガードリーダーといえどもバーザムで屈服させることは不可能だった。
気分はニューギニアの死神である(汗)
といえは敵MSの性能と奈々氏さんのアドバイスだけが苦戦の要因ではない。
スイマー氏の飲み込みの速さは異常で、
MSを満載したガードリーダーの輸送艦隊を襲撃するなどベテラン顔負けの采配ぶり。
そして接近戦ではドライセンの性能をフルに活かしたナギナタ斬り込みを敢行。
生還を考慮しない熱狂的犠牲攻撃は凄まじく、ガードリーダーは恐怖すら覚えたという。
開戦から1時間。
ガードリーダーは突撃すればスイマー氏が防ぐ。ゲームはその繰り返し(汗)
ガードリーダーも主力をバウンドドックとゾロアットに切り替えていたが、敵の防衛線は固い。
硬直する戦局を見て、『別に引き分けでもいいですよ♪』とスイマー氏が提案するが・・・
冗談ではない。
ルーキー相手に引き分けなど敗北も同じ。
鹿児島同盟と争ってきた九州最強の称号をこんなところで捨てるわけにはいかない。
ガードリーダー 「・・・・しょうがないッスね。こうなったら最後の手段です」
なりふり構ってはいられない。ガードリーダーは生産ラインをとうとうアビゴルのみに変更。
アビゴルは2ターン製のMSの中でトップクラスの性能を誇り、格闘能力は最高クラス。
「桜島の火山弾」や「福岡のボストロール」、そして鮫島幸雄も愛した名機だが・・・
ガードリーダーが本格的に量産したのは今対戦が初めて。
これまでずっと他のプレーヤーが好むMSは作らない主義に基づき、量産してこなかったが
すべては勝利のため。自己の信念など二の次だ。
スイマー 「うわっ。アビゴルが突っ込んできた!?つ・・・強いッ!」
ガードリーダー 「俺に負けは許されません。アビゴルのアビは阿鼻叫喚感のアビだ!」
宇宙の虎・アビゴルのビームサイスはドライセンのナギナタよりも強力で当たり判定も大きく、
スイマー氏の部隊は各地で壊滅。戦局は一変した。
アビゴルによって戦線が崩れたスイマー軍はケンプファー隊による特攻を敢行し玉砕。
丸裸となった本拠地にはガードリーダー軍の旗印が立った。
苦闘1時間半。戦いはガードリーダーの完全勝利で幕を閉じた。
勝つには勝ったが、実に苦しい戦いだった。
中学生の頃から現在に至るまでずっと『アビゴルで勝って楽しんかねえ』とぼやいてきたが
結局はアビゴルに助けられ恥を晒さずに済んだ(汗)
そしてゴールデンウィークに現れたスイマー氏はとんだ伏兵だった。
もしスイマー氏の友人に練達なGNEXT戦士がいたら恐るべき戦士になっていただろう。
宇宙の他に、予備として地上マップも用意していたガードリーダーだが・・・
あっさり1戦だけでGNEXTバトルの終結を宣言した。
GNEXT終了後は幻のカードゲーム【LSオストヴィント】を対戦。
さらに懐かしの【初代バーコードバトラー】などをプレイしたが、そのレビューはまた後日。
いずれプレイ日記として報告するつもりである♪
最後は二人で近所の居酒屋で焼き鳥を食べて会合は終了。
今回スイマー氏には「実家の親御さんへどうぞ」と上等な花瓶を頂いたのに始まり、
ロングソード連合のマークが刻まれた超絶に素敵なキーホルダーまでもらってしまった。
(キールダーは三種。そのうちひとつはスイマー氏の要望により後日、最高幹部とつお君に届けられた)
スイマーさんへ。
富山と福岡。距離はあまりにも遠く再び会える日が来るのかわかりませんが・・・
ロングソード連合がある限り、我々の戦いは永久に語り継がれることでしょうw
今回は本当にありがとうございました♪