※今回のプレイ日記は2005年12月に「GAMEの間」で公開された旧ゲームレビューです。





第636弾





トップガン2





 


これまでのファミコンでは考えられないスピード感を生み出すコクピット画面。

ゲームはファミコン中期の作品だがとにかくよくプレイした。

私の場合、兄が小学生の頃このゲームを買ってよくプレイしたが、とにかく難しかったの一言。

一面のボスにたどり着くことなどほとんど皆無。


再びハマリ始めたのは中学2年くらい。

それでも一面をクリアした事はほとんど無いという、まさに悲惨としかいえない有り様だった。

全クリを果たしたとき…私はもう22歳になっていた(涙)












敵の練度は高い。油断するとたちまちミサイルが飛んできて…













ちょどーーーん!!


敵戦闘機も怖いが、地上戦力を決して侮っていけない。

敵は潜水艦、戦車から容赦なくミサイルを撃ち、そのミサイルの命中率は極めて高い。

しかもミサイルはどんなものにせよ当たれば即死・・・本当に恐ろしい。

戦闘機が地上戦力を尻目に悠然と飛行するのはPS「エースコンバット」シリーズが出てからの話。

このゲームは戦闘機が一番弱いゲームなのだ。













「高度が足りないだあ!? あ、あがれーーー!!」


ある意味このゲームでもっとも難しいこと、それが着艦だ。

ストーリーモードおよびVSCPUモードには何回もこの着艦プレイ(?)があってめっちゃくちゃムズイ。

ムズイというより初めてやったときは意味が全然分からず、空母に体当たりして散華しまくりだった。













私の永遠のライバル、デミトリー・ジェットスキー大尉登場!


このゲームの面白いところはなんといってもCPUと一騎打ちモード。

ロシア人と思われる全7名の勇士はいずれも強敵・・・というわけでもない。

開始数秒で秒殺したものがほとんどだった。




その7人の中でもっとも気に入ったのは敵の4人目、ジェットスキー大尉だった。

中学時代に友人・鮫島幸雄と説明書に書いてあったジェットスキーを見て、変な名前に爆笑w

今でも記憶に残っている死闘がある。



時は私がか弱き中学生2年生。

私は鮫島幸雄と一緒にジェットスキーに面会すべくプレイにプレイを重ね、ようやくたどり着いた。









ガードリーダー 「こいつがジェットスキー大尉か!?」





確かにエースの風格があった。他のザコとは違う。

そうシャリア・ブル的に言えば、何か力のようなものを感じた私。



ガードリーダー 「間違いない、奴はエースだ!」



あるはずの無い因縁を感じながら遂に戦闘開始。

そして直後に戦闘終了。わずか2秒でジェットスキーは藻屑と消えた。





ガードリーダー 「他のと一緒じゃん!(汗)」










まあ、あくまでVSCPUモードはオマケみたいなもので本番はやっぱりストーリーモードだ。

ストーリーモードでは敵の戦闘機や戦車、潜水艦などの猛攻を退けボスをやっつけるのが目的だ。

しかし敵のエースパイロットや空母着艦などがボス以上に厄介だったわけだが(汗)











一面のボス、超大型爆撃機ブラックジャックのご登場だ。派手に出迎えてやろうぜ!

と、張り切ってみても、ミサイルはボスバトルではあんまり役に立たないのでメインは機銃掃射となる。

当然頑丈なので長期戦は必至だ。まさに難攻不落!まさに外道!である。










ガードリーダー 「俺はうるさいハエを落としてくる」


2面のボスは何故か戦闘ヘリのハインド。やたらと頑丈で機銃掃射ではなかなか撃墜出来ない。

ヘリで戦闘機に挑むなんて無茶もいいところ。

操縦席にはリ○ッド・スネークでも乗っているんだろうか?










これまた何故かラスボスはスペースシャトル。・・・といっても一応軍用シャトルらしいが。

よわそうな外見とは裏腹に戸愚呂(兄)並みの広範囲攻撃がウリの拡散レーザーが武器だ。

コイツを破壊してようやくゲームクリア、世界は平和になるのである・・・。









世界が平和になっても狼は眠らない。

なんとこのゲームにはまだVSモードという対戦モードがあるのだ!













大空での殺死合


1Pが上、2Pは下の画面に分かれ突如戦闘開始!

「もらったぁっ!」「貴様さえいなければ・・・!」など皆、戦闘機での対戦には力が入りまるものだ。

だんだん慣れてくるとお互いが後ろを取らせまいと旋回しつづけ、無為に長期戦に陥ってしまう。

実際ゲームバランスはいまいちだが、当時は嬉しい機能でよく兄弟や友人と対戦した。












1P 「君のアホづらには心底うんざりさせられる」


2P 「ひっ、火がっー!かあさぁぁーん!!」


今まさに墜落せんとする2Pを尻目に無事着艦した1P。優越感は絶頂を迎える瞬間だ。













勝ったほうのプレイヤーは酸素マスクを外し、ニヤリと笑う。













「ぷはぁ〜」


当時は本当にこの顔が面白くて、これを見たさに兄や友人たちと対戦したようなもの(笑)

空気が希薄な高空で戦う男たちだけに、地上の空気がそんなにおいしいのだろうか?

















ちょっとエイケイっぽい(笑)





ということで、映画も面白いがゲームも面白い。まさにトップガン2はそんなゲームである。





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