※このプレイ日記は2013年4月30日にHP後援者の秋穂さんから頂いたものです。





第685弾





ときめきメモリアル Girl's Side2













 同じ教室……緊張した新入生達、新しい教科書とノートの匂い……。

また同じ4月が始まるはずだ……。そして……私は気がついた。

そこには決定的にある要素が欠けていることに……。

答えは君だ。そこには君が居ない……。

君の声が聞こえない、君の名を呼んでも、もう私のそばに駆け寄って来る君は、居ない……。

私はもう、君の前で、教師でいることが出来ない。

君のいない生活には、もう戻れそうにない。君を……失いたくないんだ。



 氷室先生・・・。




 (お取込み中悪いが・・・)



 (あなたは、
坂上智代さん。618弾の坂上ともちゃんが、

この教会に派遣されている?えっ、手紙?)



 (そうだ、
ガードリーダーから手紙が届いている。

・・・手紙、渡したからな。じゃぁな。)



 (ああっ、ちょっと、待って・・・。いっちゃった・・・。)




 つまり、私は……。



 「(流石に、LS連合のことはしゃべられないね。)ごめんなさい。

氷室先生・・・。少々、手紙が・・・。













 
これは虹野先輩!!ええっと・・・?今後も私のやらなそうなレビューを・・・。

ガードリーダー隊長様、駄目ですよ。

私には、無理。氷室先生がいるのに・・・って、あれ?)

  氷室先生、待ってください!私の気持ちは・・・ひ・・・。


   
 そうか・・・。君は、こんな私をまだ先生と呼んでくれるのか・・・。



 
(仕様で、覆せない・・・。)




 
※三原色(みはら しき)等の一部のキャラでは、一度告白を断っても、

認めず再考して欲しいとお願いがきます。

しかし・・・氷室先生は、一回きりです。だから、本当に・・・「仕様」で覆せません。

 


 ・・・。わたしは氷室先生のことを心から尊敬しています。・・嗚呼。
















 2006年(平成18年)にPS2で発売された「ときめきメモリアルGirl's Side2」

 秋穂です。

 673弾で、「ときめきメモリアルGirl's Side」

(以下、「GS」と書きます。また、「ときめきメモリアルは「ときメモ」で統一します。)

を紹介させていただきましたが、私の想像以上に知名度が高く、

そして関心を持たれている方が多く、
とっても、驚きました(*^_^*)。

さて、「ガードリーダー隊長様がやりそうのないゲーム」。

そして、おそらく、プレイ日記の読者の方々が期待するのはこれしかないのでは?










【このゲームが作成された時代背景】

 プレイ日記673弾である前作が販売に成功し、コナミは、「ときメモ」の販売路線を再び強化。

開発されたのがこの作品です。

なお、同時に開発されたのが「ときメモ ONLINE」は芳しくなく、「ときメモ4」の販売に大きく響きました。





【ゲーム内容】

 くわしくは、673弾を見てね。前作と同文です。





【見どころ】

(その1)前作より、個性と、人間味が強調されたキャラクター


 

 本作の主人公の佐伯瑛は、ツンデレ・努力型の天才(隠れて勉強)に加えて、

時折みせる男性としての弱さを持っているほか、意外な趣味があります。

GSシリーズには番長戦・世界征服ロボ・親父のような戦闘はありませんが、必殺技は健在。

修学旅行の枕投げイベントで、炸裂します。

佐伯瑛の必殺技は「マクラノギノス」。ウルトラマン等の特撮が好きな方には必見です。


 

 そのほかにも、氷室先生の親族である氷上格君、「ときメモ」の早乙女好雄こと、

真咲元春先輩等、多くでています。



(その2)神曲が続く主題歌

前作は、B’zでしたが、本作は大浦祐一氏と、「スターダスト☆レビュー」を起用。
 
本作も素晴らしい。
 


(その3)もちろん出ますあのOP

 

 出ますか?勿論、出てます!



(その4)前作のキャラが台詞つきで登場、更に、声優も作品を越えて登場

 ときメモシリーズは、平成25年現在で男性版4作、女性版3作がありますが、

直接前作とリンク(ときメモ2のサブストーリーズを除く。)せず、

運動会の記録やクラブ活動に残した業績が残っているくらいでした。

しかしながら、GS2で初めて、前作の登場人物が成長した姿で登場し、

同声優による台詞があるなど明らかに他の作品と違いを見せつけます。

前作で同級生かつ同姓(女性)の友達であった有沢志穂は、

大学2年生として変わらず花屋アンネリーで働いています。

 ときメモシリーズは、初代から数えて20年を経過しており、知名度の高い「ときメモ1」で

登場した彼や彼女らは、今となっては、三十路半ば。

「ときメモ4」で藤崎詩織が登場するのではないかという噂がありましたが、

20年の経過を見せることはプレイヤーのイメージを損なうという意見が開発からでて、

実現しませんでした。「ときメモ5」「GS4」・・・もしくは、リバイバルで期待したいですね。





【作品の仕上がり状況】

 シリーズ物ゆえ、使い回しとされる揶揄されますが、本作は前作の成功をもとに要領を得て

作成されています。

舞台が、閉じられた神秘的な教会から、開放的な海に・・・

内から外の世界へと広がりを見せました。

また、主人公であるプレイヤーは勿論のこと、登場キャラクターが、高校生から大人に。

または、3年間という時を経て、成長していきます。

それぞれのキャラクターが主人公と出会う前までにもっていた大切な価値観や考え方を、

主人公との関わることで少しずつ変化をしていく・・・。

そうして、この変化が、主人公の卒業式が近づいてくるにあたって、大きな変化へとつながっていきます。

子供から少しずつ大人になっていく、自分にとって「大切なもの」とは一体何なのか?

「大切な人との何気ない日常の生活」を続けていくことの「難しさ」。

「時間は止まることはない」という「残酷さ」。


これらの必然に生じるともいうべき葛藤を、色鮮やかに美しく仕上げてあります。


 

 人生、どうにもならないことがあるのは分かっている。

でも、どうしても、俺は、・・・おまえを選びたい。

だから、・・・。






【おすすめキャラクター】

 

若王子貴文先生で、きまりです(笑)。二作続けて、高校教師に惹かれました(*^_^*)。

声優は森川智之。アニメでは、「幽☆遊☆白書」の死々若丸、

「金田一少年の事件簿」の明智健悟、「遊☆戯☆王」の城之内克也、

「キン肉マンU世」のテリー・ザ・キッド、「彩雲国物語」の藍楸瑛の声優ですので、

彼らに口説かれたい人この指とまれです。

若王子先生は、前作の氷室先生とは正反対でのんびりおおらかな性格ですが、

「天才科学者」という噂があり、

デートでは、いつもと違った別人のような所を見せます。

もっとも、基本的な性格は、テレビが家になく外食先の定食屋でもテレビのチャンネル権がない。

猫好きとであるなど人間味のあるところもホッとさせる一面があり、

意外性に惹かれる方は、特におすすめ。

告白時の台詞は、詩人のようであり、それでいて嫌味を感じさせません。

時間と四季の移り変わりを、素晴らしく表現してあり、本当に感動しました(*^_^*)




 女性キャラクターのおすすめは、チョビちゃん。

「チョビ」という愛称は、本名の小野田千代美からきています。

「ちよみ」から転じて「ちよび」→「チョビ」となります。

チョビちゃんは、殺人的な絵画能力は他の追随をゆるしません。

勉強ができても、絵画だけは駄目。そういう愛らしさがあります。そんな「チョビちゃん」ですが、

将来の夢は、女性初の官房長長官になること。考えるスケールの大きさには驚かされました。










(おまけ)シリーズ最凶の恐怖

 ときメモシリーズは、周回プレイが前提にあり、隠しキャラや隠しイベントが目白押しです。

そして、普通のプレイをしていたら絶対にたどり着かないものが数多くあります。

中には、プレイヤーのトラウマとなるようなものがいくつかあります。 

このトラウマ・・・最凶の恐怖がGS2にあります。






「ときメモ1」の紐緒閣下の世界征服ロボ?





「ときメモ2」の寿美幸の告白時の危険?





「ときメモ3」の穂多琉の最期?





「ときメモ4」の大倉都子のスタンド「兎さん」?







GS2には、「年を取らないキャラクター」がいます。

ゴルゴ13といいましょうか。すべてが謎なのです。

本当は年齢が分かっているのだけど「年齢不詳」でごまかしている、

ときメモ1の伊集院家のように背後に得体の知れない私設軍隊がいて、

事実を隠蔽しているなどの理由が考えつくのですが、そうではありません。

「本当に年を取らないのです。」

なぜ、年を取らないのでしょうか?

最期の最期にこのなぞが解き明かされ・・・。

興味がある方は、是非、本作をプレイしその謎を解明してくださいね。










 よろしくて、デイジー?プレイするだけでは駄目なの。最初から私を・・・

私だけを求めなさい。





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