第704弾
零式艦上戦闘記 弐
HP管理人のガードリーダーです。
本日(2012/6/10)はPSP「零式艦上戦闘記・弐」をプレイ。
敵基地爆撃任務でしたが・・・あえて局地戦闘機、震電で出撃。
震電の装備する30mm機関砲は強力と有名ですが、地上施設銃撃にはほとんど効果を発揮せず。
残念ながら数台のトラックを破壊しただけで敵機のエジキとなりました(泣)
対B29用の切り札である震電を地上攻撃に使うなんて。今回の用兵はヒドイです。
奈々氏、今までどこにいた!お前にも出撃を命令したはずだぞ。
出撃準備が完了したときには敵機がいっぱいで、無念ながら離脱しました。
き、貴様。ぬけぬけとよくもまぁ・・・・
そんなことより、このままではプレイ日記が短すぎるので例のミニアンケを公表しましょう。
ミニアンケ 「震電の魅力」
日本海軍の誇る局地戦闘機・震電の惹かれる部分はどこなのか。
震電好きのHP後援者・奈々氏さん、ならびに軍事好きのセロさん、ナギさんに
回答をお願いしました♪
奈々氏 震電の魅力ですか、もちろん帝国海軍がのぞみをかけて作った陸上機でありますが 高威力がある五式30粍機関砲を4門搭載しさらに750`を誇る高速機(になるはず…) であろう震電は、最初見た時から日本軍好きな自分が愛してやまない存在ですね。 まず、レシプロ機であるところがいいですね。 ジェット機ではなくレシプロ機の限界を求めた形ということころにも魅力を感じます。 正直、ジェット機だとここまで好きになっていなかったと思います。 まぁやはりエンジンの稼働率やら出力などプロペラが後ろにあることで生まれる いろいろな問題そんなものが次々ありますがそれでも、そんな機体が開発されていて もし実戦配備されたらと思うとなんて夢見ちゃいますね。 |
ナギ ・肩書きがカッコイイ 「震電」を語る時(「紫電改」もそうだけど)、“局地戦闘機”と言われます。 “局地”という些か聞きなれない単語がついているだけでなんだか普通の戦闘機とは 違った只ならぬオーラを纏っている気になります。まぁ対爆撃機用迎撃機って意味な だけなんだけど、その辺を突っ込むのは無粋というものです。 ・大戦末期に完成 独特の機体形状や要求性能も相まって、完成したのが終戦間近。実戦投入は一度も 無し、という機体。実際に戦闘に投入されていたとしても、当時の搭乗員の練度や、 整備能力の低下など、どれだけ活躍できていたかは不明だが、「烈風」共々惜しいと 思わざるを得ないです。もはや「震電」が活躍するのは架空戦記小説や太平洋戦争を 舞台としたゲームのみです。 ・独特のシルエット レシプロ機といえば機体の前面にプロペラが付いている、というのが基本であるが、 「震電」に関しては機体後方に設置されている。機体前面はジェット機のように尖った ものとなっており、従来の日本機には存在しない外観である。航空戦艦として改装され た「伊勢」と同様、どこかSFティストの感じる外観には、他に無い魅力を感じます。 余談ですが『スカイクロラ』というゲームなどではこの機体にそっくりな外観の機体 が登場します。当時だけではなく後世のクリエーターの琴線に触れるデザインであった ということでしょうか。 ・微妙なマイナー具合(ファンの人ごめんなさい) 大戦末期の機体と言えばまず挙がるのが「烈風」更に「橘花」「紫電改」「銀河」と いった面々。「震電」が挙がるまで中々強力なライバルが多いのだ。とは言え、まった く名前が挙がらないわけでもない。「烈風」などのように華やかさは無いけど知ってい る人はきちんと網羅する。送りバントをする2番打者のように、地味ながら仕事をして いる、そんな感じのポジションか。ちなみに「提督の決断」シリーズでも登場するが、 局地戦闘機という性質から艦載機に搭載は出来ない。 |
セロ 確か奈々氏さんが愛する機体でしたね。 この機体との出会いは「ワールドアドバンスド大戦略」でしたか。 最初にグラフィックを見た時はどっちが前方がわかりませんでしたよ(笑) まずは全尾翼式(エンテ型)というトリッキーなデザイン。 ここがいいですね。 当時は牽引式による航空機がほとんどだったので、 このような特徴的なデザインで推進式というのはそれだけで目を引かれました。 そして性能。最高速度740kmとも750kmともいわれる異常な程の高速性能。 (資料によってまちまち) さらに30ミリ機関砲という大口径砲を4門搭載という異常な程の強力武装。 もし命中すればB29とてタダではすまないでしょう。 大戦末期に未完成で量産できなかった不遇の名機というイメージがそれらをより一層 魅力的に思わせます。 前述のゲームでは日本軍の切り札として活躍したので尚のこと好きになりましたね。 B29に後ろ上方から襲い掛かる震電のシーンはアニメをオンにしたぐらいです。 こいつが量産されていればと何度も思ったものです。 そして、ここからはやや質問からそれる悲しいお話。 震電万歳のお話だけをするのもミリタリー好きとしてどうかと思うので。 まずは、エンテ型が果たして上手くいったどうか?という可能性です。 日本を上回る航空技術を持つアメリカが試作したXP−55は操縦性や安定性が不十分で 開発中止となっています。 日本とアメリカを比べるのが果たして正しいかは別として、少なくとも同じ形式での失敗 という前例があった点がまず目に付きます。 次にエンジンですが、三菱製の「MK9D改」が、量産してその額面性能を維持できたか という点も考えさせられます。 この辺は烈風でもわれていることですが。 少なくとも中島製の「誉エンジン」は量産に移した時点で額面性能を十分に発揮できなか ったものも多数あったといいますし。 終戦間際の劣悪な環境で維持するのは一苦労でしょう。 さらに終戦時に未だ試作機が全力運転していないという点。 烈風は試作機では630km程度の速度を出していますが、震電が同じように計画値を 発揮できたかは永遠の謎です。 何かの資料で「モノにするにはあと1年ぐらいかかる」と現場関係者が発言していたと ありましたが、 実際に、試作→量産→配備&訓練 のプロセスを経るには昭和21年から22年になると 思われます。 極端な話、現代に零戦が完成しても決して傑作機とはいわれないように、 登場時期を逸すると高い評価は得られないでしょう。 さらにパイロットの質および絶対数の低下、燃料の不足、相次ぐ空襲など不安要素は 目白押し。 何かの本で、完成しなかったゆえに未知の部分があり、それゆえに浪漫を掻き立て られた機体とありましたね。 このあたりのことは隊長もよくご存知かと思います。 釈迦に説法になって申しわけありませんが、 ミリタリー好きとして書かないわけにもいかないので。 ちなみに好きかどうかといわれれば、もちろん大好きですよ。 これほど浪漫あふれる機体は他に見つかりません。 サターンの「ウィングアームズ」、 ドリキャスの「インペリアルの鷹」、 PS2の「零式艦上戦闘記」「零式艦上戦闘記弐」 のいずれの作品でも運動性に難がありやや使い辛いですが、それでも使います。 後半の残酷な文章は、私自身震電が好きで様々な本やネット上での情報を 集めたからです。 好きなものの良い面と悪い面を両方知って、それでも好きでいられれば 本物だと思いますのでこういう文章になってしまいました。 |