※このプレイ日記は2013年5月22日に後援者の高天神さんが製作したものです。
西暦2013年5月某日
岩手県某所 第666特機中隊 屯所
班長、件の資料をお持ちしました。
お、サンキュ、ミリィ。じゃ始めるか。
それにしても、結成早々、アヴァロン軍に抑留された輸送車両群の救出任務。
それを終えて戻ってきてみれば、次は平常時業務の指令ですか。
ああ。「ゲームのレビューを、広報として発信すること」だそうだ。
アヴァロン軍に対抗するための組織が、ゲームのレビュー……
ロングソード連合本部、いえ、ガードリーダー隊長はどういうお考えなのでしょうか?
さあね。難しい事は分からん。
もしかしたらミリィがいたDoLLSの時と同様、真の姿を隠すための施策かもな。
※ 小説版「POWER DoLLS」において、特務部隊「DoLLS」は当初、PR部隊としての扱いを受けていました。
話がそれましたね。今回とり上げるゲームは……
オーバーオールの配管工による、お姫様救出のアクションゲームだ。
その説明はどうかと思いますが……
資料によるとスーパーファミコン(SFC)と同時発売。
いわゆる「ローンチタイトル」との事です。
ちなみにWikipediaによれば「全世界で一番売れたSFCソフト」だそうだ。
班長の初プレイはいつ頃だったのですか?
小学校高学年の頃、友人から借りた……んだと思う。
はっきりと覚えてはいない。
ファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」シリーズのストーリーは
「クッパにさらわれたピーチ姫を、マリオとルイージが助け出す」でした。
本作はどんなストーリーなのでしょうか?
ファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」シリーズと同じで、
さらわれたピーチ姫を助け出すのが目的だ。
まぁ、マリオもうんざりしたのか「またもや」と言っているがな。
後にマリオシリーズの主要キャラクターの仲間入りを果たす
「ヨッシー」が初登場したのも本作でしたね。
大抵のザコ敵は食べる事ができるし、マリオが踏めない敵も踏む事ができる。
城やオバケ屋敷等のステージに連れていけないのが、ちょいと残念だけどな。
ところで、班長が苦労した敵キャラは何ですか?
「ブル」だな。
「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの「ハンマーブロス」ばりにイヤな敵キャラだったよ。
跳ねたり。
突進したり。
当たるとイタイ岩を転がしたり。
あげくは避けられない間隔で弾を投げたり。
おまけに、カタイのなんのって。
踏みつけで3発、ファイアボールなら5発当てないと倒れない。
よくよく調べると、1回踏んだだけで倒れないのはこの敵キャラだけですね。
マントマリオのマントアタックだと1発で倒せるというのが、せめてもの救いだな。
踏みつけだと、弾き飛ばされて穴に落ちたりすることもある。
マントマリオじゃなければ無視していたな。
他に、苦労したステージなどはありますか?
ドーナツ平野のオバケ屋敷に隠しゴールがあるというのは知っているかい?
アイテムがたくさんある「うらみち」ステージへ行ける「あれ」ですか?
隠しゴールに行くためには、マントマリオで飛行中に旋回する必要がある
……のだが、これがどうしてもできなかった。
泣く泣く、ソフトを貸してくれた友人に頼んでそこだけやってもらったよ。
その時、どういう指さばきだったかは覚えていないのですか?
…………忘れたよ。
…………そ、そうですか。じゃあ、総評にしましょうか。
そうしてくれ。
「スーパーマリオブラザーズ」シリーズと比べると、全体として簡単になっています。
ですので、初めてプレイしようという人にもおすすめですね。
同じマリオでも、本作をプレイすると
「ファミコンのゲームにはゲームバランスなど無い」
という言葉を信じたくなるな。
班長。それは、言わない約束です。
ところで、本作のガイドビデオがあった、という事は知っているかい?
これ(http://www.a-suma.com/goods/video/video/smw-gv.htm)の事ですか?
お、よく調べたな。
小学校の頃、通っていた児童館でこのビデオを映していたのをよく見ていたよ。
もしかして今回、レビューの題材に本作を選んだのは……
察しがいいな、ミリィ。
このビデオを、とある所で見つけたものでね。
どうりで。ガードリーダー隊長にお送りしたレビュー対象候補一覧に無い訳です。
で、久しぶりに見た感想はどうでしたか?
台本のせいか、「SmaStation」のナレーターの人が声をあてているせいか、
ところどころ、マリオの世界から現実世界へ引き戻される場所があったよ……
そ、そうですか……
「京都生まれのラテン系」って「マリオは日本の生まれかよ!」とか、
「一日百回、青竹踏み」って「マリオの世界に青竹踏みあんのかよ!」とか、
しょーもないツッコミが思いつく。つくづく、大人になるとはこういうことか、と思ったよ。
小学生のころは、純粋に楽しんで見ていたというのに。
班長。それも、言わない約束です。