※このプレイ日記は2013年5月13日に北海道のヤークトティーガーさんが製作したものです。















私が軍事系列にはまっていく前に、やりこんでいたゲームジャンルがある。

(今もやりこんでいますが)


それは時として人生の教訓を教え、時に絶望の淵へ叩き込み、

時に半日呆然とさせたこともある。

そのゲームジャンルは・・・














状況ひとつで理不尽ゲーに変わる「ローグライク」だ。
















第711弾





トルネコの大冒険












 ・・・冒頭のナレーションにお前の本気を見た気がする。



 おそらく俺がやりこんだゲームの中でも
指折りのプレイ時間だと思う。



 そんなに?



 実際やりこんでいたのはこれの2つ先の作品のPS2『トルネコの大冒険3』だけどな。

でもこれもやってる。














 ということで今回の紹介作品はSFC『トルネコの大冒険』。

『ローグライク』というジャンルを一気に押し出した名作です。



 ローグライク?



 主人公がアイテムを駆使してダンジョンを攻略するという部分に特化した、

1人用の俯瞰視点2DダンジョンRPG・・・というジャンルのゲームだそうで。



 へー。







〜ゲーム概要〜



 


 基本的には敵を倒して経験値を得て、アイテムを駆使しながら下層へ下層へもぐっていく

というシステムです。



 まあ、いうほど甘くないんだよな。



 甘くないどころか
脅威的な難易度になることもあるからなぁ。









 


 ここからはダンジョン前半に絞って危険モンスターをピックアップ。まずは
スモールグール。

こいつは攻撃を当てると一定確率で分裂します。



 ということは
運が悪いと倒しても倒しても先に進めない、ということか。



 その通り。一撃で倒さないと次々分裂して無限ループになってHP的なジリ貧になります。

経験値稼ぎにもなりますけど
下手すると無限ループ中に死ねます。












 次は
まどうし。2階から登場する上にHPが高く、しかもラリホー(睡眠魔法)を唱えます。



 
寝ているうちに撲殺されるんですね。分かります。



 しかもゲームシステムが更なる悲劇を生みます。







このゲームはターン制システムというものを採用しており、

1行動(動く・攻撃する・アイテムを使う・武器を装備するetc)=1ターンという計算になります。

つまり、
ラリホー(自分寝る)→約3ターン寝続ける→起きる(1ターン消費)→

ラリホー(寝る)→寝続ける→起きる→ラリホー・・・


という感じにまったくこちらが行動できないうちに撲殺される
「眠りハメ」が起きるのです。

鬼畜理不尽仕様。

なお、これは次作以降改善されるようになります(自分の行動直前に状態異常が回復する)。









 対策はあるのか?



 こいつはこちらから攻撃しない限り眠り続けます。なのでレベルが低いうちは

手を出さないのがコツです。












 次はきめんどうし。防御力が高いうえに正面の敵をフロア内の別の部屋に

飛ばすバシルーラを唱えてきます。



 何か不都合か?



 
攻撃→バシルーラ→探す→見つける→攻撃(倒せない)→バシルーラってなったら?



 経験値が稼ぎにくい、ということか。












 こいつが
くさったしたい。盾の修正値を下げてきます。



 修正値ってなんだ?



 例えば、青銅の盾+2とあったら、+2のところが修正値。

もともとの防御力に+2した防御力をこの盾は持っている、ということ。

剣にも同じものがありますよ。



 つまり盾を弱体化させてくるのか。



 そういうこと。対策は攻撃を無効化できる皮の盾かみかがみの盾を装備するか、

メッキの巻物を使って盾にメッキ加工をするか、そもそも盾を装備しないかで防げる。

しかもくさったしたいは盾の修正値を下げる行動か様子を見ることしかできないので、

対策を行えば経験値稼ぎのカモにできます。













 ラストはこの2体。青いのが
わらいぶくろ、紫がベビーサタン。



 嫌な予感がするな。



 嫌な予感はよく当たります。わらいぶくろはゴールドを、ベビーサタンは持っている

道具1つを盗んでワープします。



 面倒だなおい。



 実際倒せれば盗んだゴールドや道具は取り返せますが、プレイヤーから逃げ回る上に

隣接していると時々ワープしてまた逃げるので取り返すのが面倒です。

対策としては、ベビーサタンはまどうしと同じく攻撃するまで動かないので放置。

わらいぶくろは防御力が低いのでレベルあげて物理で殴って一撃で仕留める、

という感じでしょうか。



 ということでいろいろしゃべってきたけど・・・
理不尽ゲーになる最大の理由。



 まだあるのかよ。



 
異常な攻撃命中率の低さ。これに尽きるね。






・大事なところで攻撃が外れて相手の攻撃で死ぬことは普通

・2連続でこちらの攻撃が外れることもよくある。3連続で外れたことすらある

・HPが低いと余計に攻撃が外れやすい。スタッフ側は「そういう意図はない」としているが真相は謎。

・そもそも攻撃が外れると相手から余計にダメージを受けるのでモンスターを倒した後も地獄








 トルネコシリーズでは、シリーズが進むごとに一応改善されつつあります

(それでも外れやすい)が、
後続のシレンシリーズは自重してません。



 どんだけ外れるんだよ。



 乱数とかいうレベルじゃないぜ、あの外れ方。













・・・おそらくトルネコは「商人」であり「戦士」ではないので攻撃がよく外れる、

ということなのでしょうか・・・




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※おことわり※



最後にさんざん言いましたが、私はこのシステムのゲームが大好きです。

理不尽を乗り越えてゴールを目指し、突破した時の達成感はものすごいです。

攻撃の外れ方も含めて「ゲームバランス」ということでしょうかね。



最後に、分かる人にはわかる一言。











我々の業界ではモンスターハウスは(対策があれば)ご褒美です!!