※このプレイ日記は2013年7月30日に後援者の高天神さんが製作したものです。
今回はめずらしく前フリが無いですね。
ぅるせい。前フリを仕込むヒマが無かったんだよ!
※ 2013年6月から7月中旬にかけ「プレイ日記 統計情報 Web版」の作成と
その他私事のため、プレイ日記作成から離れておりました
本題ですが今回紹介するのは、
ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)発売のガンシューティングゲーム
「タイムクライシス」です。
元々は1996年にアーケード用として製作されたものだ。
その後、家庭用向けとして1997年にプレイステーション版、
2002年にプレイステーション2版が発売されている。
(アーケード版)
(プレイステーション版)
アーケード稼働から1年で家庭用へ移植って、すごい人気じゃないですか。
どんな所がよかったんでしょうか?
本作が画期的な点は、それまでのガンシューティングには無かった
「隠れる」という要素を取り入れた所にある。
『通常の状態』
アーケード版だとペダルを踏む、家庭用版だとリロードボタンを離すとこの状態になる。
敵を攻撃できるかわり、敵からの攻撃も当たる。
『物陰に隠れている状態』
アーケード版だとペダルを離す、家庭用版だとリロードボタンを押すとこの状態になる。
敵からの攻撃は当たらない。また、同時に弾丸の補充もおこなわれる。
本作が出るまでのゲームは全て「撃たれる前に撃つ」コンセプトで作られていた。
これだと、反射神経に依存する早撃ちになってしまうし、
ゲームバランス上、どうしても敵を逐次出現させるやり方にしないといけなくなる。
確かに、1994年にセガが製作して大ヒットした「バーチャコップ」もそんな感じですね。
あれはあれで好きなんだが……
本作では「隠れる」という要素を取り入れたことで
「大勢の敵を前にして、隠れつつ相手の隙をうかがう」
プレイスタイルをとることが可能になった。
確かにこれなら、リアリティがありますね。
そしてもう一つ、本作の重大な要素として「時間制限」がある。
画面下に表示されているのが残り時間(最大60秒)。
各ステージは幾つかのチェックポイントで構成されており、
各チェックポイントにおいて残り時間内に敵を全滅させないとゲームオーバーになる。
通常の状態はもちろん、物陰に隠れている状態でも残り時間は減っていく。
残り時間は、チェックポイントを通過するごとに補充される。
黄色い服の敵を倒すとボーナスとして、補充される秒数が増える。
物陰に隠れている限り攻撃は当たりませんが、残り時間は減っていくという訳ですか。
そう。
だから、どのタイミングで攻撃に転ずるかという「作戦」と、
攻撃のため銃火の下に身をさらすという「度胸」が必要になる。
ガンシューティングって反射神経が命だと思ってましたけど、結構奥深いですね。
余談だが「タイムクライシス」シリーズの中では、本作が一番難しいと自分は思っている。
ファンの間では「『1』か『3』が一番難しい」と、よく話題になりますが、どうしてでしょう?
「敵が撃ってくる弾の中で、どれが直撃コース(ダメージを受ける)か分からない」のが、
本作が難しい理由だな。
(本作)
敵が撃ってくる弾は、直撃コースの弾も含め全て黄色
(「2」以降)
敵が撃ってくる弾のうち、直撃コースの弾は赤色
(距離にもよるが、とっさに隠れればかわせる)
ちなみに「3」が難しいとされるのは、
この直撃コースの弾が出てくる率が、他の作品に比べて格段に高いのが理由だ。
確かに、ちょっとザコが集まるだけでも、赤色の弾だらけになりますね。
まあ一応、どの作品でも敵の服の色を見れば、直撃コースの弾を撃ってくる割合が分かる。
特に「赤色の服の敵」は、ほぼ初弾から直撃コースの弾を撃ってくるので、発見次第倒さないと危険だ。
あ、プレイステーション版ではアーケード版のステージをプレイする「アーケード」モードに加え、
オリジナルステージをプレイする「スペシャル」モードが追加されています。
巷では「アーケード版に比べて(ハードウェア制約のせいか)グラフィックがショボイ」とよく言われる。
が、この一点だけでも十分「買い」に値する。
「スペシャル」モードは、「アーケード」モードの後日談的シナリオです。
主人公に与えられた指令は
「表向きはリゾートホテルを装った武器密売組織のアジトに潜入し、武器取引を阻止する事」
なのだが……
潜入しようとしたホテルの玄関で、いきなり銃を向けられる主人公
ずいぶんと手荒いお出迎えですね。
というか、カムフラージュとはいえこっちは客だぞ。
ホテルマン全員、教育がなっちゃいねえ!!
ホテルの中でも構わず撃ってくるなんて……善良な一般客だっているでしょうに。
ああ、その心配は必要ない。
はい?
こんなホテルに泊まりたい奴がいないのか、泊まっている奴がチキンなのか知らないが、
撃っちゃいけない一般客は一人も出てこない。
いや、一般客でなくても、なにも知らない善良なホテルマンだって……
(無視して)画面に出てくる奴は、全て殺ってOK!
いや、殺っちまいな!
「殺っちまいな!」といえばこの人
危ない言葉をしれっと言わないでください!
それにしても、冷静に見ると飛び交う銃弾の数が尋常じゃないです。
おまけに……
マシンガンやバズーカや手榴弾を持ちだした時点で、
もうこのホテルは使い物にならないのでは(汗)。
〜筆者あとがき〜
本作は、コントローラでもプレイできます(実際、コントローラを使ったTAS動画があります)。
が、アーケード版と同じ楽しみ方をするなら、銃型コントローラ「ガンコン」を使う方が断然イイです。
※ 開発中の「ガンコン」はこんな感じだったようです
(ナムコ公式ガイドブック掲載)
……と、書いておいて何ですが、残念なことにブラウン管テレビでしか、ガンコンを使ったプレイは出来ません。
(画面の走査線を使って当たり判定をしているから、だそうです)
小官は、このゲームのためだけに、ブラウン管テレビを1台ストック中です。
あと、本作は敵キャラの声や台詞が妙に格好いいです。
ザコだと、↓の01:04辺り
「There! Fire! (あそこだ! 撃て!)」が、妙に気合い入っていて好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=mJgpJ1VWtxk
ボスだと、↓の04:20辺り
「Both you and this stinkin' castle can burn for all I care!(きさまはこの城といっしょにあの世に行きな!)」が格好いいです。
http://www.youtube.com/watch?v=LdhWT311ULQ