第117弾





信長の野望 嵐世記


PartF



















日本列島の半分を手中におさめ、黒田家家臣ガードリーダーは絶頂を迎えていた★













 


火縄鉄砲隊を増強し、突撃に援護射撃を併用するようになった黒田家は大幅にパワーアップ。


京都および大坂制圧戦では旗揚げ以来の功臣・母里太兵衛を失ったが戦闘は黒田の圧勝で終わった。


かくして太閤秀吉の築いた大坂城は炎上し、豊臣家は滅亡したのである。











すでに天下は黒田家のものになりつつあったが・・・残った戦国大名たちはあくまでも徹底抗戦の構え。


「抵抗しなければ所領は安堵する」というこちらの慈悲深い呼びかけにも全く応じなかった。


サムライは戦うことでしか自分を見出せないということか。
















短気かつ勇猛果敢で知られる戦国大名、福島正則もガードリーダーの降伏勧告を猛烈に拒否。














 


よろしい、ならば戦争だ。


ガードリーダーの号令のもと、軍団の主力武将を投入した福島正則討伐戦が開始された。










 


「賤ヶ岳の七本槍」筆頭だけあって統率95を誇る福島正則はさすがに強敵。


しかし福島家では怖いの所詮この男一人である。こちらの優位は揺らぎはしない。



 こちら天王寺!大野治房殿とともに敵将・福島正則と交戦中です!


 福島正則め、アホみたいに突っ込んできたな。よし、アクトザクは天王寺の援護に行け!


 了解しました。1000人の銃兵をもって福島勢を殲滅いたします。













数で押しつぶすガードリーダーの正攻法によって福島家は支離滅裂、総崩れ状態。


「この勝負もらった!」、ほくそ笑むガードリーダーだったが福島正則も最後の切り札を投入!



その人物とは・・・・・
































ガードリーダー 「ま、まいったぜ!ここで
地獄の番犬の登場かよ(汗)」




















 


ドラクエV攻略戦で功を上げ、ロングソード連合後援者きっての武闘派で知られる地獄の番犬。


能力値はオリジナル武将の中でも特に高く、その戦闘力は福島正則に勝るとも劣らぬほど。


本来は出身地である石川県周辺の在野武将だったが、いつのまにか福島家の大博徒になっていた(汗)












 


精強に練兵された大砲部隊でやたらめったら榴弾を撃ちまくる地獄の番犬隊。


これにはさしもの黒田武士もたまらず、ガードリーダーの嫁とアクトザクの両隊は敗走を開始。



ガードリーダー 「さ、さすがだぜ。機動性の低い重砲隊単独であそこまで戦うとは(汗)」











 


しかしガードリーダーもロングソード連合を10年以上支えてきた名うての用兵家。


兵力が不足と見るやただちに国人衆らに攻撃要請を出し、地獄の番犬に総攻撃を加えたのである。











 


合戦の根本は知略ではなく力であり、数こそ力。


手こずりながらも強敵・地獄の番犬を撃破し、福島家はガードリーダーの手によって壊滅。


思わぬ反撃に肝を冷やしたが、黒田家の武将に戦死者が出なかったのは幸いだった。






さてあとは福島家の後始末である。
















豪傑で知られる敵将・福島正則は捕虜になるや意気消沈。


遠い目でうわごとをブツブツ言っていたので、精神状態に異常ありとし無罪放免とした。


戦う意志が無い者の首をとっても何の利益にならないからだ。





















だが地獄の番犬は違った。


捕虜となってもその眼光は衰えるどころか、ますます敵意をむき出しにし恭順を拒否。


まさに「殺せるものなら殺せ」と言わんばかりの態度だった。





ガードリーダー 「・・・・・・。」



これまで幾度のプレイ日記でくつわを並べ、生死をともにしてきた地獄の番犬。


「これからは同じ黒田家として一緒に戦いたい」というガードリーダーの願いは露と消えた。


縁が深い人物だけに悔やんでも悔やみきれないが、こうなってはやむを得ない。
















 


「打ち首だな」、かつて地獄の番犬と共に戦ったブラックタイガーや天王寺舞ですらそう思った。


この合戦で地獄の番犬が黒田家に与えた被害は大きかった。


自軍に大損害を与えたうえ、捕虜になっても恭順の意を示さない地獄の番犬を助ける術はない。




君主・長政から捕虜の処遇を一任されているガードリーダーは決断する。




ガードリーダー 「我が黒田家に逆らう者は老若男女、旧知の間柄も問わずあるのみ」


























ガードリーダー 「だが・・・・」


























ガードリーダー 「今日はおどれを殺る気分にはなれん。決着はまたこの次つけよう」





























その後、地獄の番犬はガードリーダーと戦い続けたが、三度目の戦いでついに黒田家への加勢を承諾。


しかも戦闘中の寝返りという衝撃的結末だった。





こうしてまた一人有能な仲間を手にした黒田家は天下取りに向け、さらに侵攻速度を上げていくのだった。






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