第120弾





SaGa2


PartL


















 


 ガードリーダー 「このバケモノがぁ!落ちろ、落ちろーッ!!」



2010年2月、ロングソード連合は秘宝を奪還するためアポロンの中央神殿へ突入。


ガードリーダーは戦略予備兵力の全てを投入して大規模な攻撃を敢行したが・・・


77個の秘宝によって鬼のような強さになったアポロンに連戦連敗。

















ゴジラもキングギドラも裸足で逃げ出す圧倒的な攻撃力を誇るアポロン。


いかにロングソード小隊が勇敢といえど、まともに太刀打ちできる相手ではなかった(汗)


世界はアポロンを支配者に選んだのである。


もはやこれまで。残された道は投降するか死ぬかのどちらかだった・・・。


















同じ相手に二度も降伏はできない。


こうなれば武人としての誇りを守るため拳銃で自決しかないが・・・。


(写真はサバゲー敗戦の責により、鮫島幸雄の家で自決せんとするロングソード連合副官くどりん。2002年8月撮影)










 隊長!ロングソード連合の兵士に降伏の二文字はないぜ!」



 「お前は最高幹部とつお!神奈川から戻ってきたのか!」



 「このソフトだけは絶対にギブアップできないのはわかってるはずだ」



 「し、しかし!デスマシーンどころじゃねえぜ。アポロンの強さは」



 「隊長はいやしのつえに頼りすぎだ。回復は父親に任せて突撃するんだ



 「むうう、アポロン相手に回復重視の防御戦術を捨てるのは賭けだぞ」



 「あんたのハンドルネームは誰から取った?よく思い出してくれ」



















 FFYのガードリーダーだって守っているだけじゃなかったハズだ」



 「・・・そうか。そうだったな」



 「たとえ正義が相手でも闘うのが俺たちだ。アポロンは絶対倒してくれ!



 「さすがはロングソードの最高幹部。おかげで目が覚めたぜ」
























ガードリーダー 「ゼネゲル、数正、京香。みんな立て!あきらめるのはまだ早い!」



作戦は決まった。アポロンの肉を切らせて骨を絶つ。


敵の火力を考えるとかなり危険な強攻策だが、今は考えるより行動するときだ。


SaGa2のエースでありロングソード突撃班長だったとつおの言葉を信じるのみ。






















ガードリーダー 「俺のあとに続け!総員突撃ーッ!!


























リマ 「待て!」



















ML 「止まれっ!」






















ナカユウ 「行け」

























 


ガードリーダー 「フレアの書も全部あげろ!出し惜しみは無しだ、なんとしても目標を潰せ!



アポロンとの6戦目、ガードリーダーはついに持久戦を捨てて一億総特攻を敢行!


「攻撃こそが最大の防御」。これが最高幹部とつおのスタイルだ。


エスパー組はフレアの書を連発し、ガードリーダーは一撃必殺のガラスの剣を投入。





 「やぶれかぶれのバンザイアタックか。かえって手間が省けるというものだ」



 「貴様には中学生の頃から屈辱を受けてきた。だはそれも今日で終わりだ」



 「フッ。10数年の歳月が君を強く育てたようだが、実力は遥かに私が上」



 力の差は俺の命で埋めてやる!いくぞ!アポロン!」



 「命でか。面白い!やってもらおうか、ガードリーダー!」

















 


中央神殿を包むのは破壊と火薬の匂いのみ。両者一進一退の激戦である。


アポロンの攻撃は相変らず強力だが、ロングソード連合も受けに回らず攻撃の手を緩めない。


対アポロン戦では初となる長期戦によりフレアの書やミサイルが切れようとしていたが・・・


ここでガードリーダーは温存していた最後の切り札を投入!




 発射準備完了!ですが弾頭が試作品のための一度しか撃てません!」



 「わかってらい!さっさと離れんとお前も巻き込むぞ!」















 


最後の仕上げはデスマシーンも使用した最終兵器、核爆弾である。


ロングソード連合は技術陣の努力により核兵器の小型化に成功していた。


電気式撃発によって臼砲から発射された核弾頭はアポロンにクリーンヒット!


いくらバケモノでも核の炎に焼かれれば命は無い。


秘宝の力でモンスターと化した強敵アポロンは肉片ひとつ残さず消滅した。














・・・はずだったが・・・
















 「腐ってもミリタリーマニアだな・・・!核爆弾まで使えるとは驚いたぞ」



 げえっ、アポロン!(汗)あの爆発を耐えたのか!?」



 「もう遊びはここまでだ。一気に首を引きちぎってやる!



 「クソ!なんてヤツだ・・・!命を賭しても力の差は埋まらないのか!」



 「愚か者め・・・。その程度で埋まる実力差ではないわ!!


















とどめの一撃になるはずだった核弾頭。もう弾丸の補給はない。


そして頼みのいやしのつえも底を尽きようとしていた。



















「ここまでか」、ガードリーダーが覚悟したそのとき・・・事態は突如急変!





















 な、なんだ!これは! ?私のからだが!何が起こったんだー!」



 ・・・腐ってやがる!秘宝が足りなかったんだ」



 バカな!秘宝は残らず77個集めたはずだ!」




 「アポロン!貴様の秘宝は完璧じゃないのさ。最後の秘宝がここにある!



 「く、くそぉぉ!!謀ったな、ガードリーダー!!


















 


勝負はついた。


しかしアポロンがとった最後の決断は、勝敗を度外視した共倒れ作戦だった。


秘宝の暴走によって崩れ落ちるアポロンは最後の力を振り絞って自爆したのである。


















アポロンの自爆テロは盾になって守ってくれた父親のおかけで辛くも助かった。


しかしその代償も大きく、爆風をモロに浴びた父親は瀕死の状態。


いくら秘宝が手に入ったとはいえ、このままこの勇敢な父を見殺しにするにはあまりに惜しい。



















 


兵隊が常に消耗品。


兵の生きに死にに涙を流すのがナンセンスであることはよく分かっている。


しかし身を挺してロングソード連合に尽くした忠臣を失うわけにはいかない。


ガードリーダーたちは迷った末、78個すべての秘宝を使ってみることにした。



















解放された秘宝が生み出す本当の力。


ガードリーダーは神となるのか、それともアポロンのように崩れ落ちるのか。


答えは誰にも分からない。





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