第120弾
SaGa2
PartD
大都会の神・ビーナスが定めた法により引き裂かれたアントニーとオリビア。
ガードリーダーはこの二人を結ばせようと奔走したが力及ばず失敗。
そしてビーナスの命令によってオリビアはユリウスという別の男性と結婚式をあげることに。
ガードリーダー 「ロングソード連合といえども所詮はよそ者か。こんな結果になるとは・・・」
ビーナスの立会いのもと、オリビアとユリウスの結婚式が始まる。
ビーナス 「オリビア、汝はこの男ユリウスを生涯愛する事を誓いますか?」
オリビア 「ビーナス様・・・私・・・」
ビーナス 「オリビア!誓いますね!?」
オリビア 「・・・・・・・・」
ガードリーダー 「チッ、くだらねえ。なにが結婚式だ。こんな茶番見てられん」
ビーナスの言うがままに進むオリビアの結婚式にガードリーダーもウンザリ。
だがそのとき、思いがけない事態が発生!!
アントニー 「オーリービーアー!」
オリビア 「アントニー!」
アントニー 「ビーナス!この秘宝の力でお前を倒してやる!」
なんとアントニーはガードリーダーから秘宝を奪い、ビーナスに突貫。
だが力の差は歴然。ナイフ一本では「新しき神」のビーナスに勝てるはずがなかった。
倒れ込むアントニーにビーナスの手が迫る。
ビーナス 「この私に指一本でも触れることができると思っていたのか、バカめ」
オリビア 「ビーナス様!この人を許してやってください。私はユリウスと結婚します、ですからお許しを!」
ビーナス 「オリビア、貴方は私に指図するつもりですか?この男を助けろと?」
オリビア 「そんな、ビーナス様!ただ私は・・・。お願いです、お許しを・・・」
ビーナス 「だめです!そこをどきなさい!」
オリビア 「嫌です!今はっきりと判わかりました。私はアントニーを愛しています。
もう何も怖くありません!ここを出て壁の外に行きます!」
ビーナス 「そんな事は許しません!」
オリビア 「それではこうします!」
なんとオリビアはアントニーの落としたナイフで自らの額に傷をつけたのである。
オリビア 「さあ、これで私はここにはいられません!壁の外に追放してください!」
ビーナス 「何という事を!美しさを破壊することは私に対する裏切りです!許せません!」
アントニーの勇気、そして街の外へ出る勇気がなかったオリビアが見せた覚悟。
それでもなお「偽りの美しさ」に執着する女王ビーナス。
今回はガードリーダーも沈黙を守るつもりだったが、これ以上傍観することはできない。
数正 「そこまでだ!ビーナスさんよ、やりすぎだぜ!」
ビーナス 「お前達まで私に逆らうのか!」
ガードリーダー 「今のあんたが一番醜いぜ!」
さあ戦いだ!
己の心の醜さに気づかない女王ビーナスにロングソード連合が一斉攻撃を開始。
ビーナスは「電撃ムチ」や「誘惑」を使うだけでなく、物理攻撃を防ぐ「イージスの盾」を持つ強敵。
まさに中盤戦最初の難関と言っていいボスキャラである。
だがオリビアとアントニーに応えるためにもこの勝負、絶対に負けられない。
ガードリーダー、数正、橘京香そしてゼゲネゲルは一斉に手榴弾を投擲!
すでにガードリーダーは「イ−ジスの盾」への対抗策を十二分に研究していた。
結果ガードリーダーが取った作戦が「全員でグレネード攻撃」だったw
ロングソードなどの物理攻撃が効かないならば答えは一つ、爆風で吹っ飛ばすのみである。
美にこだわる女王ビーナスは、炸裂する手榴弾で無残な肉片と化す死に様こそ相応しい。
ガードリーダーら4人はビーナスの電撃ムチに警戒しつつ、次々と手榴弾を投擲。
強力防御を誇る「新しき神」ビーナスも絶え間なく投げ込まれる手榴弾の雨によってあえなく爆死。
神は我々を選んだ。ロングソード連合の圧勝である★
情け容赦の無い爆殺であったが愚かな女王ビーナスにはお似合いの最期だ。
ビーナスから解放されたオリビアとアントニー。二人を縛るものはもうなにもない。
ガ−ドリーダーたち4人はその光景を静かに見届け・・・都市世界をあとにするのだった。
ガードリーダー 「フッ、久しぶりに心が温かくなったわ」
PartEへ
TOPへ戻る