第76弾
ドラゴンクエストV
PartA
「魔法使い二人だけでゲームクリア」を目指すロングソード連合隊長ガードリーダー。
かつてハーゴン討伐で活躍した勇者たいちょも、すでに年老いた魔法使い。
戦友ナカユウ、MLもすでに天に召された(?)今、世界の命運はガードリーダーの双肩にかかっていた。
貧弱な魔法使いだけでバラモス討伐に挑むという暴挙に等しい挑戦にガードリーダーの嫁も、
「いくらなんでもこの縛りプレイは無謀すぎる」と諫言するが・・・
ガードリーダー 「俺をなめるな!無茶を平気でやるのがロングソード連合よ!」
いくら老いたりといえども魔法使いガードリーダーには大地を引き裂く絶大な魔力が宿っている。
最初は苦しいだろうがレベルアップすればきっと道は開けるはずである。
さらに志を同じくするリマを味方に引き入れることに成功しており、戦局はまんざら不利ではなかった。
ザコ敵の攻撃を受ければ即致命傷につながる危険この上ない冒険が続いたが・・・
苦労の末習得した攻撃魔法ギラの登場によってようやく敵とも渡り合えるようになってきた。
ガードリーダー 「打撃による攻撃力は皆無でも、火力で押し切れば十分戦えるぜ」
魔法の連発でMP消費が激しいものの、最初の難関であったアリアハン脱出は見事成功。
魔法の玉をもって封じられた地下通路の先にはあらたなロマリア大陸が広がっていた。
ガードリーダー 「それにしても魔法の玉ってやつはどうみてもただの爆弾だよな(汗)」
ロマリアに着いたガードリーダーとリマはさっそく王に謁見。
そこで盗賊カンダタに奪われた金の冠を奪い返すよう指令を受けるのであった。
ガードリーダー 「やれやれまるで便利屋だな。人間同士のもめごとはよそに依頼して欲しいぜ」
魔王バラモス討伐の任務とは全くかけ離れた盗賊退治にはうんざりだが、ゲーム上やるしかない。
しかしロマリア大陸のモンスターは序盤の敵とはレベルが違い、ガードリーダーも苦戦。
大軍で登場するぐんたいガニや厚い装甲を誇るさまようよろいなど、次から次に強敵が登場。
ガードリーダーの身体に10代の若さがあればトコトン暴れまわるところだが・・・
防御力皆無の老人二人だけで強引な突破を行えば即ゲームオーバーだったw
ちまちまと戦うのは性に合わないが、ここは地道にレベル上げするしか方法がなさそうである。
ガードリーダー 「とにかく現状で出来る限りの装備を整えるしかないな」
未だに装備が「ぬののふく」と「ひのきのぼう」という百姓一揆にも劣る装備を大幅に刷新。
まれに即死効果がある「どくばり」と回避率が飛躍的に上がる「みかわしのふく」で戦闘力UPを狙う。
装備を向上させさらにレベル上げに励むガードリーダーだったが、またも難敵が登場。
2回攻撃という魔法使いにとってはまさに死を呼ぶ鳥、デスフラッターは常に群れで来襲。
ヒャドの呪文を打ちまくる身も心も凍りつく無慈悲な吸血鬼、バンパイアはもはや手が付けられない。
ガードリーダー 「ダメだこりゃ。ロマリア北部(ノアニール周辺)の敵はとても歯が立たたねえ・・・」
こうしてガードリーダーはノアニールなど北部の敵をさけ、カザーブ周辺で地道に経験地稼ぎ。
だがそこでガードリーダーは信じられない光景を目にすることになる。
ガードリーダー 「げえっ!!なんでこんなところにこいつらが!!」
ガードリーダーの前に現れたのはゲーム後半に出現するはずのばくだんいわだった!
悪魔の自爆魔法メガンテを使うとんでもないモンスターと今やりあえば全滅は間違いなし。
ガードリーダーは見栄も外聞も捨ててリマとともになんとか逃げ出したのだが・・・・
なんとカザーブ東の河川沿いには強敵モンスターが続々と発生!
もちろん4人全員いたとしてもレベル10程度のパーティーでやりあって勝てる相手ではない。
ガードリーダー 「な、なんだここは!?なぜこんなバケモノ級のモンスターが序盤出でてくるんだ!?」
次々と出現するバケモノ級のモンスターには撲殺されるガードリーダーだったが・・・・
ガードリーダー 「はっ、そうだ」
ガードリーダー 「はっはっはっは!この手があったぜ!」
知力が低め(とレッテルを貼られている)武官ガードリーダーはここでまたとない名案を思いついた。
それはばくだんいわの急所をどくばりで刺し、大量の経験値を無傷で入手するというものだった。
メガンテの危険性があるといえ、魔法使いの通常攻撃では1ポイントしかダメージを与えられない。
ばくだんいわのHPは記憶では400以上あるはずなのでメガンテより先にどくばりで即死させることは容易だ。
(ばくだんいわはHPが少なくならないとメガンテを唱えることはない)
ガードリーダーの作戦は的中し、ゲーム序盤では考えられない経験値を入手成功!
(ばくだんいわはの経験値は一体あたり660もあるようだw)
しぶというえに経験値の少ないザコモンスターを追いかけるよりも合理的なのは明白。
こうしてガードリーダーはこの作戦で短期レベルアップを敢行するのである。
ガードリーダー 「イヤッホー!!最高だぜ、ばくだんいわ!!」
ばくだんいわのみを狙ったピンポイント作戦によってガードリーダー、リマのレベルは急上昇。
さして苦労することなくベギラマなど新型魔法を次々と習得していったのである。
とはいえ、毎回毎回ばくだんいわに接触できるわけではなく、他のモンスターには抵抗不可能。
しかしみかわしのふくで攻撃をかわせることもあるので、ガードリーダーはあえてこれらの強敵とも交戦した。
負ければ地獄行きだが、倒せば莫大な経験値が約束されている。
いつしかばくだんいわ以外の強豪とも戦えるようになったガードリーダーとリマ。
ゲーム序盤にして両者のレベルはなんと20にまで達していたのであるw
ガードリーダー 「つ・・・つええ・・・!こりゃあ強すぎるぜ!」
ガードリーダー 「このレベルでカンダタに負けるはずがねえ。一気にカタをつけてやるわ!」
思わぬ経験値稼ぎで序盤では考えられない強さを手にした2人の魔法使い。
金の冠を奪い返すべく、ガードリーダーとリマは力盗賊カンダタに挑戦。
自慢の怪力と多数の子分でロマリアを戦慄させるカンダタはゲーム序盤における難関のひとつ。
だがガードリーダーとリマの放った火炎魔法、メラミによってカンダタは1ターンで撃沈!w
あまりのあっけない最後に部下のカンダタ子分もしばし呆然と立ち尽くすばかり。
90近いダメージを与えるメラミは通常この場面では習得するはずのない高等魔法だったのだw
勇者一行といえ、気分はちょっぴり大魔王w
その後も強力魔法を撃ちまくるガードリーダーとリマの進撃は常勝街道まっしぐら。
老兵の2人旅という無謀この上ない冒険は、今まさに転機を迎えていた。
魔王バラモスまでの道のりは・・・決して遠くはない。
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