「ガードリーダー将軍、失礼致します」
「おう、リジュか。お前もこっちへ来て飲むがいい」
「そんなことより急使が来ております」
「急使?いったいなんじゃい?KKでも攻めてきおったか?」
「いえ、KKにあらず。アヴァロン軍が挙兵したそうです」
「な、なんじゃとぉっ!アヴァロン軍ッッ!??」
「将軍、きゃつらが狙うのは世界征服ですぞ」
「ぬうう…KK、鮫島幸雄以外にも、このワシに逆らう愚か者がおったか…」
セガサターンソフト 「ウイングアームズ 〜華麗なる撃墜王〜」
ときは1945年、第二次世界大戦終結後…
平和へ向けた世の中の動きを嫌うものたちがいた。
彼らは各国から兵器を奪い改造・増産で一国並みの軍事力を得てついに挙兵。
世界征服を狙う彼らは自らを「アヴァロン」と名乗った。
アヴァロン軍のによって連合軍はほぼ全滅。
生き残った空母エンタープライズは生き残った各国のエースパーロットを集め、
アヴァロン軍に単身反撃を開始した。
「よく来てくれた。私が空母エンタープライズ艦長、ゴードンだ」
「このワシを呼びつけたのは用件は?」
「諸君らロングソード連合軍に是非協力してもらいたい」
「ふむう・・・」
「部隊に入れば貴様の恋人を殺した男を捜すチャンスもある」
「・・・別にワシは恋人なぞ殺されてもいないが」
「まあとにかく、アヴァロン軍撃破のために力を貸してくれ!」
「フン、よかろう。これ以上連中に好き勝手されるのは気に入らん」
「では機体はMe262シュヴァルベを使ってくれたまえ」
メッサーシュミットMe262シュヴァルベ
「こ、この機体は…ジェット機ではないか!?」
「うむ。ドイツが開発した世界初の実用型ジェット戦闘機だ」
「世界初…そいつは素晴らしい!」
「詳しいことはここに記載しておこう」
いざ、出陣!
「ガードリーダー将軍、ご武運を…」
「おう、リジュか。お前もこっちへ来て乗るがいい」
「残念ながらMe262は単座であり複座ではございませぬ」
「単座?いったいなんじゃい?」
「単座というのは一人乗り。複座は二人以上が乗れることでございます」
「なるほど、知らなかったわい」
「豆知識として覚えておいてよいと思います」
「豆知識というより無駄知識だがな」
ステージ1 戦闘開始
「聞こえるか、ガードリーダー将軍。艦長のゴードンだ」
「うむ。聞こえている」
「最初の任務はアヴァロン軍の航空戦力の殲滅である」
「なるほど、とりあえず敵機を全部落とせばいいのだな」
しかし30ミリ機関砲の威力はすごいな…
第二次大戦末期、B17爆撃隊を震撼させただけあって攻撃力はすごい。
次々とアヴァロン軍の航空機を撃墜。
こんな航空機がもっと早く量産されていれば…史実でも戦局は変わっていたのかもしれない。
まさにドイツにとって遅すぎた救世主。
このMe262はあのレベンディックに匹敵する英雄なのかもしれない。
…と思ったら…前言撤回。
旋回性能悪すぎです!
旋回する敵機が出てきたとたん、後ろに回りこむのが不可能です。
というかロクに左右に移動も出来ません(汗)
「言い忘れたが、Me262の旋回性能は全機体中最悪だ」
「そ、そういうことは最初に言え!」
「ガードリーダー将軍、後方に敵機ですぞっ!」
「なにっ!?」
後方から襲い掛かるアヴァロン軍戦闘機
「い、いつの間に…うわああ!」
「たった一機で防空できるものか。どてっ腹に風穴をあけてやる」
旋回するも敵機を振り切れない…
「くっそう…!まったく振り切れん!」
「ヘッヘッヘ。おびえてやがるぜ、このパイロットはよ」
右へ、左へ、低空へと逃げるが完全に補足される始末
「もはやこれまでか。この金を国の家族に…」
「あきらめるな、スロットルを全開!敵機を振り切れ!」
Me262シュヴァルベ、エンジン全開!
「うおっ!時速700キロ!なんというパワーだ!」
「これがジェット機の…そうMe262の真の力だ」
圧倒的じゃないか、この速度は(笑)
「こ、こんなバカな・・・なんて速さだ!」
「もらったぞ」
「わわわ・・・た、助けてくれェェ!」
「地獄の業火で焼かれやがれ!」
「ぐわあぁぁっっ!!!!」
ステージ1 完全クリア
「はっはっは!花見をするよりよっぽど楽しかったわい」
「将軍、任務遂行確認しました!」
「アムロの再来だ…もしあいつが操縦しているのなら」
圧倒的軍事力を誇るアヴァロン軍と誇り高きロングソード連合。
ガードリーダーの空の戦いはまだ始まったばかりである。
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