ファミコンソフト ダウンタウン熱血行進曲

七瀬遙の遥かなる挑戦






PartA









使用キャラがななせ限定という「たったひとりの戦争」が始まった。


第一種目は・・・クロスカントリーである。


長距離マラソンだけに足が絶対的に必要な種目だ。

それプラス、長期戦を生き残るだけの戦闘力、体力も必要という超ハードな競技である。


そう。

ただ走るだけではない。

戦いながら走るというのである。



まさに魁!男塾に出てきそうな競技種目であるw


(さしずめ男塾なら、苦路巣漢斗離威とか書くんだろうか…?)











まったくとりえ無しのななせ。足も当然速くない。

そんなななせをあざ笑うかのごとく、他チームは自慢の快速選手を送り込んできた。

もちづきよしのなど…そのメンツはゲームでも屈指の快速ランナーである。



ガードリーダー 「無茶を平気でやるのが熱血高校のななせよ!」


無理。無茶。無謀。

圧倒的不利な状況の中、ななせひとりの戦いが始まった。














ガードリ−ダー 「お、遅い!ななせ…お前、遅すぎる!!」



走力が「ふつう」って本当かよ!!遅すぎる!!

・・・と、取り乱したくなる程、ななせの足は他者に比べ格段に遅かった。



それもそのはず。

登場する各チームの選手は快速で、対するななせの走力は「ふつう」…。









たしかにななせの足は遅くない。

そう、にしむらくまだまえだが付く鈍足に比べれば、である。

しかしどう考えてもそんな鈍足連中がこの種目に出てくるはずがない。







つまるところ・・・ななせより遅い選手は出てこない・・・。








しかもななせの低速では全力で逃げ去る相手選手を追尾するのは事実上不可能。

超スピードを誇ったMe262でプレイしたプレイ日記第一弾とはエライ違いである(泣)









もはや気分はスパーク・マンドリラー














ななせの記念すべき初陣は…ダントツの最下位。

平均どころか類を見ないダメっぷりで冷峰学園生徒の失笑を買ってしまった。



…そういや、小学校の運動会とか最後にゴールすると会場から拍手が出るよな…。

いまはまさにそんな気分である…。



















第二ラウンド開始


しかし、しかしである。戦いはまだ始まったばかり!しめくくるのはまだ早い!

そう、ななせは終わってない。いや、終わらせない!




幸いほとんど相手選手に接敵できなかったため、ななせの体力はまだ余裕があった。

まともにやっても勝負が見えているならば、ここは策を使うときだ。



どうすればななせでクロスカントリーを制覇できるか?











残された方法はただひとつ。相手を再起不能にすること、のみ。


よしのもちづき、そして多くの快速ランナー…、こいつらを走らせちゃダメだ。

まずは息の根を止めること。

順位を上げるのはそれからでいい。








 

民家の塀に連合チームのはやみを追い込んだななせは鈍器ではやみ撲殺。

まともなリレーをやれば勝ち目がないなら、まともなリレーをしなければいいのだ。




そう、これはあくまで戦い。スポーツではないのだ!













そして武器を手にしたことにより水中では花園チームのさおとめを撃沈。

必死で潜る相手を、これでもかと叩きつけるその有様はまさにUボート狩り











そしてついに一位でゴールインという快挙を達成。

りゅういちこそ倒しそこなったものの、一位を取ればそれは問題にならない。


危険を冒してまで象を倒すことはない。

ようは、象の肉を食えばいいのだw







このゲームにルールはない。

どんな手を使おうが勝てばよいのです。








いよいよ、ななせによるななせのための全種目制覇が実現するときが来た。







・・・と思ったら・・・













次種目、しょうがいべやでまさかの大苦戦!


それもそのはず。

ここではスクロール画面がないため、相手をタコ殴りにするのが非常に困難なのだ。


逃げる相手に武器を投げつけてもななせの武器投げは全く効果なし(泣)

相手を閉じ込めて、「障害部屋」ならぬ「生涯部屋」にする作戦は完全に破綻・・・。










前半リードを守っても、最後の暗闇ゾーンで全員に抜かれる始末












結局、しょうがいべやは二戦とも最下位でゴールインという屈辱的な結果に。

ここまで回転が速いリレーだと正直ななせの力では・・・。










ゲーム序盤にして気分はまさに9回裏






クロスカントリーの勝ち越しでなんとかリードを守っている熱血高校だったが・・・。

後半戦へ向かうにつれ、優勝への道のりはさらに困難を極めていく・・・。









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