※このプレイ日記は2012年6月23日にHP後援者の柳さんが製作したものです。
第495弾
ウマドンナ
PartE
こうして始まったトレーニング。
しかし、それは覚悟していた以上に厳しい内容だった。
競馬の世界ではおおまかに、競走馬を3つに分類する。
早デビューの2歳馬。
クラシック(いわゆる三冠レース)本番の3歳馬。
そして4歳以上の古馬、である。
一般的に、競走馬のピークは3歳終わりから4歳時と言われている(勿論、馬の個体差はあり)。
3歳馬である柳は勢いと突撃精神だけで夢路厩舎の先輩古馬に挑んだものの、
結果は惨憺たるもであった。
ぜぇぜぇ・・・はぁはぁ・・・。
それしきでアゴを出してどうするの。
足はあんまり使わない商売なものでして・・・。
何を言っているんだか。
どう、あたしが鍛えた馬と走ってみた感想は?
よ、よくぞここまで仕込んだものでありますな・・・。
まさに絶技。テクニシャンであります。
ただ走ってるだけですけどね。
今、何かおっしゃいましたか?
さ、息が整ったのなら、次の調教に移るわよ。
鞭とローソクの次は何でありますか!?
なによローソクって。
馬相手に三角木馬攻めなど、正気の沙汰ではありませんぞ!?
今日は特別に、好きなのを選ばせてあげる。
で、では・・・泥レスなんていかがでございましょう?
副総裁、選択肢でありますぞ。
チィッ!・・・と、思いきや。
ほほぅ。色々妄想の膨らむラインナップだ。
副総裁、正しくはこちらであります。
ほぅ、意外や様々なサービスが用意されておるではないか。
へぇ。競走馬の調教というのも、色々あるのですね。
本日は調教初日。ここはノーマルコース、夢路殿とご一緒でどうでしょう?
うむ。手取り足取り腰取り、馬乗りになって頂こうぞ♪
んん??
では。
だがここは敢えて、公然たる場で一人遊びというのもやぶさかではないな。
我が新生18インチ砲のお披露目といこうではないかッ!
なんの話をしているんです、貴方達は・・・。
で、では・・・。
しかぁぁし!水着CGをゲットせずのギャルゲー攻略では末代までの恥となろう!
さすが副総裁!いきなりス〇水プレイとは突撃精神が怒膨の極みであります!
決まりだ!泡浴槽目指して突げ〜〜き!!
プールです!プールですぞ!
(こんなトンパチ連中が、あの突貫集団の舵取りをしているわけか・・・隊長が懸念なさるわけだな)
いやっはぁぁ!イベント画像ゲットぉぉ!
ほほ〜い!
ほら、足を止めたら流されるわよ。
う、うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜!?
ま、まるで水洗トイレでありますな・・・。
コラ党員!誰が便所だ!?
見たまえ、副総裁殿が汚物のようだ。
さあラスト1分!最後の力を振り絞りなさい!
この日を皮切りに、連日のハードトレーニングが開始された。
普通の調教をしていては勝つことはおろか並ぶ事も出来ない。
文字通りの特別訓練が開始されたのであった。
まずは必要なのは調教に喰らい着いて来れるだけのパワーとスタミナ!
爆弾背負っていたくらいでいい気にならないで!
ひぃぃ!お、重いぃぃ!
下半身強化には砂浜ダッシュよ!
うりゃりゃ〜!!
突撃精神が本物なら見せてみなさい!
うおぉぉ〜!チェストーーー!って、ぎええええ!!
あ・・・あべしッ。
副総裁の突撃精神、しかと目に焼き付けましたぞ(涙)
本気で有馬記念での勝利を目指すならば、生半可な気持ちで挑んでいては到底成し遂げられない。
それこそ命を削り、ただひたすらに速さと強さを追い求める日々。
やがて、柳は人間であった事を忘れ、早く走るためだけに世代を重ねてきたサラブレッドの本質へと迫っていく。
〜〜そして迎えた、デビュー戦の朝〜〜
『今までは、どうして馬などになったかと怪しんでいたのに、この間ひょいと気が付いてみたら、
己はどうして以前、人間だったのかと考えていた』
・・・なんてな。
おぉ、なんたる崇高なアスリート精神!
って、”山月記”のまんまパクリじゃないですか。
色欲を断たれアルコールも断たれ、毎日毎日走って草ばっか食ってりゃそうもなりますぞ!
デビュー戦当日だというのに、案外余裕じゃない。
銃剣突撃に比すれば、どうという事はありません。
さすが副総裁。緊張で硬くなるなど、無縁でありますな。
うむ。党員一号、男たるもの硬くていいのは18インチ砲だけだぞ。
ホント、そればっかりですね・・・。
出発までまだ時間があるわ。散歩でもしましょう。
では、私達はちょっと席を外しましょうか。
勝てるかどうか、不安?
正直申し上げれば。
そう。
突撃精神育成などと謳ってはいますが、ハナから恐怖や不安など感じなければ、
そういった精神論に頼る必要はありませんからなぁ。
冷静さと積極性。競走馬にはどちらも必要な事よ。
それに、性能差で生まれながらの競走馬と勝負するのは、さすがに分の悪さは否めますまい。
私の分は?
夢路殿の、分?
私の腕の分は考えてくれないの?これでも一応それなりに名は売れてるつもりだけど。
柳の脳裏を過る、トレーニングの日々。
来る日も来る日も、雨の日も風の日も、こちらの災難などどこ吹く風、
酒盛りをする党員他を横目に見ながらひたすら走り続けた日々・・・。
うぇ、吐きそ・・・。
あんたは私の調教に耐え切ってみせたのよ。それも最上級のね。
最上級・・・どおりで精も根も搾り取られたわけでありますなぁ・・・。
もっと自信を持っても良いんじゃないかしら?
ぷりーず赤〇げ薬局!
話を聞きなさい、新入り。
はい?
・・・本気でありますか?
本気よ。だから、デビュー戦でいちいち期待なんてしてる暇は無いの。
だからお願い。これからも私を信じてついて来て。
・・・おや?
貴方は、私達厩舎の未来のエースよ。
こ、これがまさか世に言うツンデレ・・・!?
だから自信を持って、え〜と、その・・・。
???
ゴール板目掛け、先頭でチェストーしてきなさい。
ッ!!
チェストーーーーー!!!
副総裁いかがなさいましたか!?敵襲でありますか!?
おかしいな。攻撃命令は出していない筈だけど・・・。
はっ!?
おっと党員の方、余所見していていいんですか?
ヤナギバクシンオー、これより修羅に入る!
おぉ!他の競走馬など撫で斬りにしてくれましょうぞ!
夢路殿、勝利の暁にはチェス党万歳と三唱願いますぞ!それでは総員出げ〜〜き!
ハッ!修羅の果てまでお供いたしますぞ!
馬運車到着しました。ハッチ開きます。
柳!
ハッ!
あんたは私のしごきに最後まで耐え抜いた。
遠慮なく、ぶちかましてきなさい!
チェストー!!
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しかし、しごきに最後まで耐え抜いた、とは・・・。
うむ、いつ何どき暴発するやら戦々恐々であったぞ。
さぞ、凄絶たる責め苦であった事でしょう・・・うらやましいッ。
むほほ♪夢路殿の激励どおり、盛大にぶちまけてやるわッ!
ぶちかます、ですぞ!副総裁!
いい加減にしないと、天王寺さんあたりからBC兵器のプレゼントが届きますよ。
そういえば蒼皇殿、先程はなにやら不穏な発言をなさっていたような・・・。
失礼、電話が入りました。・・・ええっ、なんですって?
いかがなさいましたか?
金魚の病状が急変したようです。私はこれにて。
おやおや。それは大変。
どうぞお大事に。
ではこれにて。
ふん・・・党員一号。
ハッ。彼のマークですな。
ん?マーク?
あれ、なんのお話で?
その昔テイエムオペラオーという名の、それは偉大な馬がおってなぁ。
はぁ・・・。
夢路殿の責め苦は、さながらエスエムオフェ〇オーであったぞ♪
おぉ、さながらナニガブラリアンでありますな!
こやつ、上手い事を言いよるわ♪
って、なに悠長な事言っておられるんですか(涙)