※このプレイ日記は2012年6月22日にスイマーさんが製作したものです。











岡県代表・東筑高校との試合当日。緊急の会議が行われていた。







 とつおさんと隊長は、やっぱり無理なのか。



 まさか、またアヴァロン軍の仕業!?



 隊長と最高幹部は現在、
福岡県で監禁状態のようです。















 外部への通信は一切できないようですが、隊長から
伝書鳩が届きました。



 伝書鳩か。さすが隊長だ。



 どうやら、
福岡県東筑高校が甲子園で優勝するか敗退するまでは解放される

見込みはないようです。


どうやら今回はアヴァロン軍ではなく
福岡県の権力者の仕業みたいです。



 なるほど。北陸華撃団を潰したい富山県の権力者と甲子園優勝を果たさせたい福岡県の権力者

との間で取引があったようだ。互いの利害は一致しているしな。



 隊長と最高幹部は監禁状態ですが厚遇を受けてはいるとのこと。

実質的には軟禁状態ですが脱出は難しいみたいです。

みんなの健闘を祈ると書いてありました。



 とりあえず2人は大丈夫みたいね。問題は試合のほうだけど・・・。

ファーストはともかく
キャッチャーは深刻な問題だわ。


 スイマーさんの球は守りの闘将である隊長だからこそ捕球できた超剛速球。

生身の人間では厳しいですよね。



 軍師会でも誰がキャッチャーをするかで意見がまとまらなかったわ。



 そのキャッチャー、
私にやらせてもらえないでしょうか?



 もしかしてキャッチャー経験があるんですか?



 いや、ありませんぞ。ですが捕れないまでも
身体でボールを止めてみせましょう。



 まあ、柳さんのタフさなら一番妥当かも。



 ただし変化球は取れる自信はありませんので、
直球のみでお願いします。

投球サインもスイマーさんにお任せします。



直球のみか。わかりました。柳さん、
よろしく頼みます!



 決まりね。みんな、正念場よ。頑張りましょう。














第555弾





甲子園V


PartI





第10話:急造バッテリー













甲子園大会4回戦・東筑高校との試合。地方大会から全試合スタメンであった1番とつお、


3番ガードリーダーを欠いたスタメン。さらに『直球』のみで戦うこととなったスイマー。


厳しい戦いが予想される中、場内アナウンスによりスタメンが発表された。











円陣を組むメンバー。1回の表。東筑高校の攻撃。











 セロさんは慣れない守備で悪いがファーストで頼む。フォローは内野の守備陣でする。

3塁線は任せておけ。



 了解です。











 わかりました。1、2塁間の守備はこちらでフォローします。



 外野の守備はセンターの蒼紅さんに任せる。甲子園は地方大会の球場より広い。

奈々氏さんと大和さんと連携して守ってくれ。












 わかりました。油断せずにいきます。



 奈々氏、スタメンだ。しっかりやるのだぞ。



 智代の言うとおり出番が回ってきたな。よ〜し、頑張るぞ。











 


試合開始。スイマーの第一球目。




 
ふぶう!!痛たた・・・。さすがに練習の投球とは違いますね。



 やはり柳さんにはまだ全力投球は無理か・・・。


















 
えひゃい!



 ふう、なんとかツーストライク・・・。













 よし。スローボールで
三球三振だっ。


 3ストライク目を確実に捕れる球にして振り逃げ回避か。今はこれしかないな。













 
もげらっ!!まるでバズーカー砲を受けてるかのような衝撃ですな(汗)



 (こ、このままでは柳さんがもたん・・・)















柳の身を案じたスイマーは、続く三番打者にスローボールを投じるが・・・。



 チィッ!しまったァ!



 
抜かせん!!











名サード・ナカユウのファインプレーにより3アウト。初回を0点で守りきった。


だがその一方で・・・・キャッチャー柳のダメージも深刻なものとなっていた。


















 や、
柳さん・・・!!



 あのチェス党副総裁といってもやはり無茶だったか。交代するしかないな。



 はい。キャッチャー交代・・・

 スイマーさん、どうかお待ちを。
私はまだまだいけますぞ。



 そんなこと言ったって、ボロボロじゃないですか。これ以上は容認できませんよ。




 失礼します、副総裁。
例の物をお持ちしました。



 おお。党員一号。待ちわびたぞっ。



 ・・・・本当によろしいので??



 かまわん。
この1戦には命を懸ける価値がある。仮にここで私が倒れとしても

チェス党は永遠に語り継がれることとなるだろう。













 前のものよりさらに改良をほどこした
『リ・チェストD』・・・いまこそ使う!



 りちぇすとD??
















 
ふおおおおお!スイマーさん、これでもう遠慮はいりませんぞ。



 な、なんてパワーだ(汗)















2回表。チェス党特製の秘薬ドリンクにより即席バッテリーは生まれ変わった。




 柳さん、
3球目は速いのいきます。捕球頼みますよッ!



 捕った!
捕りましたぞ〜!!














 


勢いにのったスイマー、柳のバッテリーは後続もしっかり抑え3アウト。


その後、試合は3回裏に5点。4回裏に
ナカユウのスリーランホームランで3点を追加。


こうして9回表まで無事守りきり、結果は1−9と勝利。












 よし!!
次は準決勝だ!



 ふう、とつおさんと隊長が欠場で最初はどうなるかと思いましたよ。



 うむ。勝ててよかった。


 
ナカユウさんも甲子園でホームラン2本目!さすがです。



 あれ??今日のヒーロー、柳さんは?














 
・・・・。



 あの秘薬ドリンクは一時的に爆発的なパワーを得ることができますが、

そのパワーと引き換えに
命を落としかねないほどの生命力を徐々に失うのです。

副総裁はとっくに限界を超えていました。



 そ、そんな。






甲子園第4戦の勝利。だがその代償はあまりにも大きかった・・・。






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