※この第573弾は北海道のHP後援者ヤークトティーガーさんが作った自作小説をプレイ日記化したものです。




第574弾





バトルフリート


PartA










北海道方面軍司令部。

第一水雷艦隊から送られてきたデータは、司令部を驚愕させる。








 敵はアヴァロンか・・・厄介になったな。艦隊の移動針路は?



 北北東方向へ進攻、どうやら敵を追っているようです。



 そうなると・・・敵は樺太方向へ逃げていることになるな。



 下手をするとロシアの領海へ逃げ込まれ、領海侵犯で今度はロシア軍に追われますよ。






 そこは木村少将もわかっているはず。聞いてくれるとは思えないがロシアにも連絡をしておくか。













確かに今の状況は不安だ。だが指揮官は水雷戦のプロ、木村昌福少将。

だからこそ大規模な機動艦隊ではなく、水雷艦隊を指揮下に入れた。













 相模湾の二の轍は踏めない。今回はなんとしてでも勝利を納めなくては・・・。
















場所は国境を越え、ロシア・樺太沖。












 敵の動きが止まったか・・・



 はい、これ以上動く気はないようです。



 敵に戦う意欲はあるのか?



 それは未だ・・・






と言いかけた時だった。
















 敵艦より砲弾および魚雷発射確認!



 何!?すぐに臨戦態勢に入れ!全艦回避体勢!














アヴァロン軍のほうから先制を仕掛けてきた。

距離は10kmはある。砲弾はほぼ届かないが、下手をすれば魚雷は届いてくる。

なぜなら、今海軍で使っている61センチ無雷跡酸素魚雷は最大40kmの駛走距離を誇る。

敵軍も使ってくる可能性は十分にあり得るのだ。


そこで、














 魚雷を回避しながら敵船団に近づく。5000mを切ったら各自目標に向けて魚雷を打ちこめ。





と作戦を採った。

第1波の魚雷攻撃は回避し、一気に距離を詰める。








 5000mを切れば、ホーミングも使えますね。



 勿論そのつもりでいる。水雷戦も幾分楽になったものだ・・・。







面倒な計算の一部が削除できるだけでも、十分だ。

その後も第2波、第3波の攻撃も見事に回避し、攻撃開始の5000mを切る。

木村少将の水雷屋の血が騒ぐのも、無理はない。












 ・・・私が旗艦である高雄に乗らず、夕張に乗った理由はわかるな?



 高雄より魚雷設備のある夕張に乗って仕留めたい。・・・これではないのでしょうか。



 満点だよ。・・・魚雷角度、方向、距離よし。1・2・3・4番魚雷装填!









無論すべて追尾式無雷跡酸素魚雷だ。

そこに、さらに吉報が入る。






 司令部より連絡!ロシアが領海侵入を許可!アヴァロンを全力で潰せのこと!





 向こうさんが攻撃してきたんだ、何を言われても正当防衛だな。・・・全魚雷発射!

















その瞬間、軽巡洋艦「夕張」からアヴァロン軍に向け、海軍自慢の酸素魚雷が放たれる。

大分速度は速めているので、それほどせずに着弾判定が出るだろう。

他の船も次々と魚雷を放っている様子。夜の戦いに砲撃は不要だろう。


そして、















 ・・・全番魚雷、敵駆逐艦命中!





この瞬間、艦内はわっ、と沸く。木村もこの時が、やりがいを感じるのだ。

さらに報告は続く。






 敵駆逐艦、2隻とも撃沈!魚雷艇も撃沈確実!
















計12本。放たれた魚雷は余さず命中。


元々こういう魚雷攻撃に弱い駆逐艦は、即座に沈む運命をたどった。


そして20分後、魚雷艇2隻も駆逐艦と同じ運命をたどり、アヴァロン軍は全滅。


敵はわずかとはいえ、静かなる攻撃により即座にけりがついた。

















 アヴァロン軍水上部隊は壊滅。ご苦労様でした、木村少将。



 これで相模湾の汚名を返上することができましたな。


 いや、まだです。アヴァロン軍は強大な軍事祖組織。今からが本当の始まりなのです。









TOPへ戻る

































HP管理人のガードリーダーです。

今回は様々な画像をかき集めてヤークトさんの自作戦記をプレイ日記化してみました。

最初はSFC「提督の決断U」の画像改良で仕上げようと思ったのですが、

あえてFCの「バトルフリート」をチョイス。











バトルフリートは私が小学生のとき、ブックオフで攻略本が100円で売られていたのが出会いの始まりです。

「なんかカッコイイ表紙だから本だけでも買ってみよう」という動機でしたが・・・

攻略本を見てソフトの完成度の高さに驚愕。特にドット絵の軍艦たちには非常に心踊らされました☆

ゲーム自体はアクション要素も含まれ意外と難しいですが、今でもお気に入りのFCソフトです。











ちなみにロングソード連合HPが設立した当時、三番目に掲載した雑記がバトルフリートでした。

今読み返すと結構恥ずかしい文章ですw

でもこのゲームの弩級戦艦は対空がマジで鬼で、子供の頃からフライスワッター(ハエタタキ)と呼んでましたw