※このプレイ日記は2012年9月4日にHP後援者のさんから頂いたものです。
















2012年、盛夏。



















西へと向かう新幹線の中に、私はいた。


















第666弾





テトリスRED













バスや電車移動のお供といえば・・・文庫小説や










週刊誌。








 

そして、

携帯ゲーム機に携帯電話のゲームだろう。










中でも、携帯ゲームの王道と言えば、テトリスである。

クラシカルと言う無かれ。

本来のシンプルなゲーム性を活かしつつ、趣向を凝らしたマイナールールのテトリスが、

世の中にはいくつも存在している。



その中で今回ご紹介するのが、











『STICKY(スティッキー)』という特殊ルールのテトリス。










最大の特徴は、ブッロクが毎回ランダムで、複数の色で構成されている事である。







 

この複数色ブロック(正式名称:マルチミノ)は着地した瞬間、

色違いの部分で分離し落下する特色を持っており、

この特色を利用すればテトリスでありながら連鎖を狙う事も可能(”ぷよぷよ”のようなイメージ)。

困窮極まった局面で発生する偶然の連鎖は、まさに起死回生。

従来のテトリスでは味わえないカタルシスを堪能出来るに違いない。

また、このSTICKYルールには、タイムアタック要素が含まれている。










テトリスといえば、まさに「砕け散るまで戦え」のエンドレス性を持ったゲームだが、

ことSTICKYにおいては一番下のラインを消すとクリア、というシステムを採用。









慣れてくると、1秒単位でタイムを削る、スリリングな勝負を楽しむ事が出来る。

ちなみに私は、レベル15でのタイムアタックを偏愛。

コントロール性を求めるあまり、わざわざ10年前の旧式携帯電話を持ち歩く程である。








最高タイムは53秒。

僭越ながら、そこそこ恥ずかしくないタイムだと自負している。


もっとも、











「チェス党らしく、お前は”ボンブリス”で爆発しておけ」

との批評を受けそうものだが・・・。








この変態に、『棒を突き刺して爆発するようなゲーム』を公共の場でやらすのは、いかがな物だろうw











8月某日。

その日も痛いほどの、肌を刺す陽射しが降り注ぐ一日だった。

携帯でSTICKYを楽しんでいるうちに、私は目的地に辿り着いた。









 

博多駅。目的はただ一つ。

いわずもがな、長剣大帝ガードリーダー隊長との公式会談である。



前日の事。

私はメールにて隊長へ探りを入れていた。










このメールに対する返信はこうだ。









文面に若干の違和感を覚えつつも、私は満足感を得る。




そして当日。

会談を前にし、また一通のメールが飛来する。












柳 「・・・長剣連合、そしてガードリーダー隊長、恐るるに足らずッ!












1

”九州男児”ブランドに警戒感を抱いていたが、よもやデナン・ゲーとはw

こちらは広島仕込みのトンパチ集団チェス党。なんら臆する事は無い。

ビグザムでもサイコガンダムでもいっらっしゃい、である。



私は、意気揚々と待合わせ場所へと到着。










防御陣地を形成し、隊長との初遭遇を待ち受けた。

そして、到着を報せるメールを送信する。









だが、返信の無いまま、5分が経過する。

視界を過る人々の群れ。一向にデナン・ゲーらしき人影は現れない。










余談だが、隊長は私の印象を”ザクレロ”と評していた。

これは当たっているwいや、大して当たっていないが、今尚大層に気に入っているw

柳「ほらほら、ザクレロがお待ちだよ〜♪」

・・・と、余裕をかましたい所だったが内心、心臓は激しく高鳴っていた。

これほどまでに緊張するのはいつ以来だろうか。








しかし、まさか男との出会いでここまで緊張するとはw


その時、手の中で携帯が震えた。

到着遅延の連絡だろうか?それとも、まさか待合わせ場所を間違えてしまったか?







柳 「・・・は?うしろ?」






ただ一文のみのメール。

私の思考は一瞬硬直。そして直後、理解した。













柳 
「後ろだとぉ!?」












まさか背後を取られるとは。

私は己の油断を悔やみつつ、いや待て、何故後ろからやってくるw?

という疑問を挟みつつ急速回頭180度。



柳 「ッッッ!?」







そこに、ガードリーダー隊長はいた。



PartAへ


TOPへ戻る