ちっ。おさまるどころか・・・ますます強くなってきやがった。



 ほら早く。あなたの番でしょ。














 ん〜・・・・
御徒町。



 御徒町、もう出たわよ。








 


 マジかよ。あ-くそっ、池袋から上野の間あたりの名前が出てこねー。



 もうギブアップ?



 だいたいなんで
山手線ゲームなんか始まってるんだよ(汗)



 あなたが「東京の駅は何個か知ってる」なんて言い出したからでしょ。












 うるせーな。
「ゲームでちょろっとやった程度」って言っただろうが。



 ギブアップ?



 ぬうう。











 あっ!
新橋、新橋!やれやれセーフ。さあ、そっちの番だぜ★



 
巣鴨。



 くっ・・・(汗)



 はあ・・・。一体いつになったらやむのよ。忌々しい雨ね。













 あっ!
目黒!目黒出てないよな目黒!いやー盲点だった。セーフ♪



 
目白。



 (・・・・・まあ、そうくるわな)










 


 しかし、結構時間が経つのに誰も通らないのはどういうわけだ。



 地元の方々は慣れてるってことでしょ。こんなときに慌てて外に出るのは

地元的にはバカだってことよ。



 お前・・・そんなにこの街が嫌いかよ。
新大久保。



 大崎。
あたりまえじゃない、こんな何もないところ。



 そりゃ東京に比べれば物足りないだろうが、ちょっと山に入ったら都会にはいない

野生動物とか沢山いるじゃないか。
高田馬場。



 駒込。
私ね、嫌いなの。動物は。



 むむむ(汗)



 こんな田舎の、
一体どこが楽しいって言うのよ・・・。



 ご、
五反田!



 田端。
・・・・そろそろやみそうね。先に帰るわ。



 ま、待て!まだ勝負はついてな・・・



 
浜松町。日暮里。西日暮里。



 ぐは!ぐは!ぐはッ!



 さよなら。ガードリーダー君。















第700弾





セパレイトブルー


PartD









 

ロングソード連合の一大攻勢作戦、アルミラージ作戦。

攻略目標・氷和子との接点は数多くあるものの、あいからわず「心のガード」は固い。










イチイチGNEXTで例えるのもなんだが、

氷和子の守りの固さはツルさんのグラブロ・ラインに匹敵するほど。(第505弾参照)

このままではあの戦い同様、いたずらに時間と兵力を消耗するのは明白。


「打開策を打ち出さねば」と焦り始めたそんな矢先、一つの転機が訪れる。















 カーッ。また雨かよ。山の気候は変わりやすいとは言うが、ホントよく降るぜ。



 ・・・・。



 ん?
何してんだ氷和子。また山手線ゲームか?ありゃもう勘弁してく・・・















 ない・・・。ない・・・・。



 氷和子?









 


 どこで落としたんだろう。でも途中じゃ見かけなかったし・・・・。

どうしよう・・・・もう一度最初から探したほうがいいのかな・・・。



 おい、氷和子!












 
え!?あ・・・ガードリーダー君。



 どうしたんだ、そんなに慌てて。
一体何を探してるんだよ。













 あ、あなたには・・・・関係ない・・・。ほっといてよ。



 そうはいかん。
俺も探すのを手伝うよ。












 
ほっといてって言ってるでしょ!!



 氷和子。お前、
二つの目四つの目のどっちが多いかわかるか?



 あたしをバカにしてるの?



 一人で探す範囲には限界がある。それぐらいわかってるだろ。



 ・・・・。



 一人で探すより二人で探したほうが効率的。そんなこともわからないのか?



 わ、わかってるわよ!!









 


 なら、
手伝わせろ。



 バ、バカじゃないの?わざわざ手伝うなんて・・・。



 んで、
一体何を失くしたんだよ?













 
・・・・・・携帯。



 え?
携帯電話・・・か?












 

普段の様子から想像できないほど取り乱していた氷和子。

落し物の正体は携帯電話だった。

たしかに他人に拾われては困る大事なもの。だとしても氷和子の混乱ぶりは異常だ。

なんにせよ、氷和子が困っているを見過ごすわけにはいかない。



アルミラージ作戦の大一番、携帯電話捜索戦が始まった。



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