氷和子の携帯、まだ見つかっておらんのか。あれからすでに丸1日・・・。

早いところ発見して欲しいものだ。



 殿下、
ガードリーダー隊長よりお電話が入っております。



 もしもし。私だが?



 JD殿下。ぶしつけながらこの私に
神威玲鳴をお貸し願えませんか?



 玲鳴を?



 はい。玲鳴は妖魔の血を引き、
直感は人間離れしていると聞きます。














 彼女がヘリの上から無くした携帯を感じるというのは可能でしょうか?



 なるほど。面白い、やらせてみよう。
・・・玲鳴!














 了解しました。ただちに出撃。
索敵を開始します。














第700弾





セパレイトブルー


PartF















アルミラージ作戦の天王山というべき携帯電話捜索戦は田舎町の変わりやすい気候と、

広大な捜索範囲に悩まされ遅々として進まず。









 


捜索開始から3日目の朝。JD軍部隊長・神威玲鳴がついに携帯電話を発見。

発見場所は女子トイレ。・・・野郎だらけの長剣連合では見つからないはずだw









 


 あっ。



 よう、氷和子。
お前の携帯見つかったよ。ほれ。



 ん・・・・・・。はぁ、
やっぱり・・・。












携帯を受け取った氷和子は一瞬喜んだように見えたが、すぐに顔は曇った。

そしてその理由はガードリーダーにもわかってしまった。

・・・・3日近くに紛失していたにもかからわず、携帯電話の着信履歴は1件。

その1件はガードリーダーが搜索のためにかけたものだった・・・。











 そのさ、電話は入ってなかったけど・・・無事見つかってよかったじゃないか。



 それ皮肉?嫌味な人。



 そんなつもりじゃねー。ただ見つかってよかったなって言ってるだけだっ。



 何がよかったのよ。バカにするつもりなら話かけないで。



 お前・・・。探すの手伝ったってのにそんな言い方はないだろう!



 た、隊長。落ち着いて(汗)



 手伝った?誰が頼んだのよ。あなたはヒマ潰しで探しただけでしょ。



 ぶった斬るぞ、てめえ。



 斬る?フン。そんな強気な発言、プレイ日記の中でしか言えないくせに。



 このアルミラージ!殺すッ!



 誰か隊長を止めろーーー!(泣)












 

氷和子を気遣い携帯電話を発見したガードリーダーだったがむしろ逆効果。

仲は進展するどころか、氷和子とは会うたびに熾烈な口論を展開する始末。
















 クソッ!頭にくるぜ、あの女。一体自分を何様だと思ってやがるんだ。



 
MP40を手入れしながらそのボヤきは・・・ちょっと笑えないですよ。



 ぼばさんとこの
ハイデくんか。こりゃ失礼した。



 氷和子さんも3日間、東京の友達から電話がなかったから荒れているんでしょう。

氷和子さん本人が一番寂しいはず。
しばらくは寛大なお心で接して下さいませんか?



 俺だってそのつもりだが・・・イチイチきついんだよ。あの女の言い方。



 記念すべき第700弾で鉄の涙の悲劇を繰り返してはなりません。

どうか目先の感情に流されず大局を考慮して攻略をお願いします。



 ・・・了解した。











 

氷和子の心は拾えないまま、主人公の学校はいつの間にか1学期が終了、夏休みに突入。

長期休校。これはすなわち氷和子との断絶を意味していた。

このまま1ヶ月以上も氷和子と離れてはアルミラージ作戦に勝ちはない。












ここで勝負の分かれ目。長剣隊長ガードリーダーは再び氷和子と対話開始。










 氷和子!角田氷和子!



 いちいちフルネームで呼ばないでよ。うざったいわね。で、
なによ?



 え・・・えーっとだな。しばらく顔を合わせないのはまずいから言うんだが・・・











 


 携帯のことで大体見えた気がするんだ。



 なにが。



 お前、
東京の友達と気持ちが離れるのが嫌でこの田舎町に馴染まない

ようにしてたわけだろ。









 


 その考え方な、ちったあ考え直したほうがいいと思うんだ。



 ・・・。



 (・・・無視かよ!)












 

教室から下駄箱までガードリーダーはこんこんと氷和子に語りかけるが完全無視。

氷和子はこちらの言葉に反論するどころか眉一つ動かさない(汗)






 で、そんなくだらないことをまだ私に言いたいわけ?



 ああ。お前自身だいぶ無理してるようだしな。















 もっと気楽に構えていいんじゃないのか?お前がこっちへきて友達を作ったからって

それは別に前の友達を裏切ったとか、そういうことにはならないだろ。












 


 
あなたに何がわかるっていうのよ!!あたしが転校させられた時点で

もうかなりみんなを裏切っちゃってるの!

これ以上どんな小さなことでも
裏切るわけにはいかないの!!



 むむむ(汗)















 なにが「むむむ」よ!あなたなんか行く先々になんとなくいて、そのうちなんとなく

忘れられていくのよ!!










 


 あなたみたいに流されるままそこにいて、誰とでも馴染むがいいと思ってるわけ?

冗談じゃないわ!



 ちょ、ちょっと待て。
なんでここで俺が言われなきゃいけないんだ(汗)













 あなたがこっちにすぐ馴染んだってつまりは、元の場所に別れたくない友達なんて

いなかったからでしょ!枯れた人間関係しか持ってなかったのよね!?

それとも孤独くんだった!?



 るせえ!
孤独くんはお前だろうが!人が心配してやってりゃあ・・・













 
心配して『やってりゃ』!?誰が頼んだの、大きなお世話よ!



 ぐぬぬぬ〜!!


















突如爆発した氷和子の怒りはあまりにも激しいので、セリフは一部省略(汗)

それにしても凄まじい攻撃・・・いや口撃というべきか。

なんだかGNEXTで鹿児島同盟二人から袋叩きにされたときを思い出す(苦笑)
















 あなたなんてどうせ友達はもちろん、
恋愛経験もなきゃ好きな相手に告白して

関係作る根性もないんでしょ!



 そ、そこまで言うか!もし俺がそうじゃなかったらどう責任を・・・・













 そうでないことないわよ!あなた、
女の子と最後までいったことないでしょ!

そんな根性無しが・・・・



 へ?最後まで?













 ・・・・・。



 (氷和子の勢いが止まった。ひょっとして自分で言って恥ずかしかったのか。

OKOK。ではこのチャンス、
利用させてもらうぜ★













 ヘン!じゃあ最後までできない根性なしかどうか、
試してみるか!?













 ・・・・ふん!
できるものならやってみなさいよ!




















ついに取ったぞ、その言質(げんち)・・・ッ!!



















 

こうしてガードリーダーと氷和子は『男と女の休憩所』を見つける旅に出発w











氷和子の迂闊な言葉を逆手にとったカウンター攻撃。あとはベッドインあるのみだw

(氷和子はさすがに野外でのチェストーは嫌らしい)




















んが、肝心の決戦場が見つからない(汗)
















もともとこのゲームの舞台は田舎町。地元の人間ならいざ知らず、

情報を持たないよそ者が決戦場を発見するのは難しい。文字通り至難の業だ。















ガードリーダーは作戦を変更し、氷和子を人気のないところに誘い込もうとするが

MAPのあらゆるところに同級生・知人が配置されており斬り込みは不可能(汗)











田舎町を徘徊すること2時間。気づけば先ほど口論した場所に「I Have Returned」。

ガードリーダーはただただ氷和子の冷笑を買うばかり。













ある後援者さんは『男と女の休憩所』を見つけられず、斬り込みを断念したという。

このままでは我がガードリーダー軍も二の舞。

なんとかこの街の情報がわかればよいのだが・・・・・










 ぬうう。こうなったら学校の保健室で・・・



 そういうとこは嫌だって言ってるでしょ。



 くっ!ここまできて・・・。
一体どうすりゃいんだ(汗)



 お取り込み中失礼します、ガードリーダー隊長。
















 な、なにしにきやがった。この腹黒野郎。



 先日は大変な失礼をしました。
本日はそのお詫びであります。



 詫びだあ?


















 ここから南東に2キロに休憩所を発見。すでにお部屋は押さえております。



 なにッ!!



 これに免じて先日の無作法をお許し下さりますよう、お願い申し上げます。



 蒼皇ッ・・・・!



 ははっ。



 
ナイスだ。



 ありがとうございます。

















情報戦のプロ・蒼皇軍の功によりようやく氷和子との同衾開始。











 

ベッドに行くと氷和子は『初めてじゃ、ないよ。気にならない?』と告白してくる。

もちろん問題ナッシング。

東京ではそれなりに男性経験があったようだが、一般的な女子高生ならば普通だ。

過去にさかのぼってまでの独占欲は長剣連合には無用である。










 

アルミラージ作戦は次回で最終章。

鉄と血の長剣隊長ガードリーダーと、紫色の花・角田氷和子。

二人の物語は静かな終焉を迎える・・・・。




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 うまくいったようだな。



 ご苦労様です。首尾はいかがでした?



 上々さ。

















 
『敵空母に魚雷命中。撃沈確実』ってとこだな。



 それは祝着至極。しかし、
蒼皇司令が隊長に塩を送るとは珍しいですな。



 近頃は前にも増して俺への当たりが厳しい。これぐらいのことはせんとな。











 


 今プレイ日記の表舞台から去るわけにはいかん。俺には
蒼皇軍とアイチくんの

軌跡を残す
という責務があるのだ。



 ご立派です。



 
必要以上の策は弄するに及ばず。隊長を敵に回してもメリットはないからな。
















 ・・・・・・なるほど。後援者からの除名を恐れているのか。

自分の不人気をよ〜くご存知だ。